高市総裁の自民党、新執行部が発足。「麻生カラー」前面に!

10月8日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、高市新総裁が誕生した自民党の、新しい執行部の布陣が固まったというニュースについて意見を交わした。

寺島尚正アナ「7日に発足した自民党新執行部は、総裁選で影響力を行使し、高市総裁の誕生を後押しした麻生太郎元総理大臣の意向が強く反映された布陣になったと、読売新聞に出ています。政治資金収支報告書に記載のあった議員の要職の起用も、火種となりそうだと言います。この自民党新執行部の顔ぶれが明らかになってきました。まず総裁は高市早苗さんです。副総裁が麻生太郎さん、幹事長が鈴木俊一さん、総務会長が有村治子さん、政調会長が『コバホーク』こと小林鷹之さん。それから選挙対策委員長が古屋圭司さん、国会対策委員長が梶山弘志さんですね。そして幹事長代行に萩生田光一さんです。さらに組織運動本部長に新藤義孝さん。旧茂木派ですね。広報本部長も旧茂木派の鈴木貴子さんというところ。こういう一報が入ってきているということなんですが」

森永康平「まあ、なのでこの布陣を見れば高市さんご自身に期待するとか、失望したとかは全くなくて、私が思うのは今回の総裁選は高市さん以外の人たち、例えばコバホークさんは『ONE自民』とかって言ってましたよねえ? で、林さんも石破さんの『アレ』を踏襲するとか言ってて。で、小泉さんも『自民党をひとつにもう一回まとめるんだ』みたいな話をしていて、なんか『解党的出直し』とか『自民党は生まれ変わらなきゃいけない』と言ってる割には、高市さん以外のメンバーは結構『元の自民に戻ろう』みたいな(笑)、『矛盾してない?』みたいなことを言ってたわけですよ。高市さんはあんまりそういうことを言ってなかったと。その高市さんが今回総裁に選ばれたので、新しい自民党になるんじゃないか。それはみんな期待するわけなんですけども、ただ一方で党内基盤が弱かったがゆえに、派閥解消みたいなのがあった中で唯一派閥を残してた麻生さんが、結果として高市総裁を誕生させた。その見返りって言ったらあれですけど、こうやって麻生さんご自身も副総裁という要職に就かれ、幹事長に麻生さんの義理の弟の鈴木さん。そう考えると、皮肉にも唯一派閥を残してたところが結果的に主流派みたいなところに入ってきて、『昔ながらの自民党になってるんじゃないの?』っていうところもありますね」

寺島「ええ」

森永「あとやっぱり高市さんが積極財政を掲げてらっしゃいますけども、果たして麻生さんが副総裁で、鈴木さん幹事長で、どこまで行けるのかなっていうところもありますよね。何よりも高市さんご自身がどうっていうよりは、そもそも衆参で今自民が過半数割れしちゃってるんで、そもそも自民党だけの裁量で何かを決められる状況ではないわけですから。そう考えるとまず党内で麻生派のしがらみというかね、そういうものもありつつ財務省との関係もありつつ。一方で野党に対して政策ごとにお伺いを立てなきゃいけないという、自民党の今の現状もありつつの中で、高市さんがどれだけ自分でやりたいことができるのかな? というところを楽しみに見ている自分もいますし、期待するほどのことまではできないのかもなっていう、ちょっと不安視する部分もあるっていう感じですね」

寺島「その麻生さんだって財務省側、鈴木俊一さんも財務省側。小林鷹之さんも違うとは言ってますけれども、もともと財務省というように、財務省出身者で固めてます。だから高市さんが一番トップですから『これやります!』って強く言ってみんなが聞けるのかっていうね。聞かなきゃ本来はいけないわけですけども」

森永「あともうひとつは今連立を組んでいる公明党との関係を考えた時に、やはりこの萩生田さんを幹事長代行に据えるっていうところがいわゆる公明党がずっと指摘している『政治と金の問題をどうすんだ!』みたいな話の中で、やはり一つ問題になっていると。なのでまだ全然わかんないですけども、例えば『自民党の連立から外れる』みたいな話になった時に『じゃあ国民民主と組みます』って仮になったとしても足りないし、『維新と』ってなったとしても足りないし。『じゃあ維新国民一緒にやりましょう』ってなるかっていってもならないでしょう。そうなるとかなり混迷を深めるというか、そんな展開になりつつあるなという風に思いますよね」

寺島「昨日その会談が公明党と自民党で行われたと言いますけれども、政治と金の問題、靖国神社参拝を始めとする歴史問題。あと過度な外国人排斥の問題。この3点を公明党が懸念していると。2つはなんとか折り合いつくけれども、1点課題がまだ残っているという風に言われています。そのあたりをどうクリアするのか」

森永「そうですね、だからここでもう一回解散選挙に出たとして、また解散になったから前回、保守派の支持が国民民主だったり参政党だったり日本保守に流れたのが一部戻ってきて、もう一回選挙をしたら自民が今度は半分議席を取れるんだっていう公算があれば解散するって話になるのかもしれないですけど、そこらへんの見極めを今後どうしていくのかなっていうのがポイントかと思います」

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【西武】滝澤夏央選手インタビュー 試合に出続けることでの気持ちを切り替える難しさを語る

11月7日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの滝澤夏央選手にインタビューした模様を放送した。試合に出続けることでの気持ちを切り替える難しさ、バッティングで手応えを感じた部分について訊いた。

――昨シーズン、1軍での出場が68試合でしたが、今シーズンは125試合とほぼ倍になりました。これだけ多くの試合に出ると、見えてくる景色、身体への負担は全然違いましたか?
滝澤「全然違います。いいことも悪いことも、次の日にはまた試合があるので、切り替えの難しさも感じましたし、悪かったからといって引きずっていたら、次の日も結果が出ないというのも分かりました。どうやって気持ちを切り替えていくかというのは課題かなと思っています」

――今シーズンはどうやって気持ちを切り替えてきたのでしょうか?
滝澤「正直うまく切り替えられたというのはあまりなくて、次の日は絶対にやり返そうという気持ちでやっていたので、切り替えるためにこうしたというのはあまりないですね」

――試合後に室内でバッティング練習をおこなっていたかと思いますが、試合後に復習や確認をする作業はかなり取り組んでいたのでしょうか?
滝澤「確認という気持ちでやっていたのではなく、これから野球やる上で日々の積み重ねが大事だと思っているので、少しでもレベルアップできるようにと思ってやっていました。確認動作というよりは、レベルアップのために振り込んでいた感じです」

――今年は特にバッティングがよくなったかと思いますが、バッティングフォームなどを変えたのでしょうか?
滝澤「バッティングフォームはあまり変えていないです。考えかたですかね。今までやってきたことがだんだんとできるようになってきて、それが自信になり「この球はこうできたから、じゃあ考えかたを変えてとか、この球は狙っていなくてもファウルにできた」という感じで、少しずつ打席も多く立たせてもらったので、自信になった部分を活かせたかなと思います」

――昨シーズンの打率は.186でしたが、今シーズンは.234でした。ご自身のなかで1番バッティングの手応えを感じた部分はどの辺りでしょうか?
滝澤「僕はバントです。ここぞという時にバントを決めれば、次の打席に心の余裕だったり、気持ちが乗ってきて楽になります。状況に応じて、アウトやヒットは関係なく満足できる打席が増えたというのが、一打席凡退してからの負の連鎖はあまりなかったのかなと思います」

――昨シーズンの犠打数は10で、今シーズンの犠打数は23でした。犠打数も倍になりましたね。
滝澤「送りバントでヒットになったのも多かったですし、自分のイメージした通りのバントが増えたかなと思います。そのなかでミスはありましたけど、自分みたいな打者は100%バントを決めないといけないと思っているので、継続できるようにやっていきたいと思います」

※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー

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