森永康平「今回は野党の第1党である中道が、完全に戦略ミスだなと思います。中道は議席惨敗とはいえ、いくつか残っているわけですけど、そこを公明党、立民で分けてみたら、ほぼ公明なわけで……」
大竹まこと「小選挙区で戦った人たちは取り票を見てても、ずっと0が続いてたんだよね。びっくりしたね」
森永「花をつけるのも途中でやめていってましたからね……。でもやっぱり大竹さんも先週おっしゃってましたけども、論点をミスったんだろうなと思うんですよ。経済対策、物価高対策をやってくれっていうのが、国民のアンケートとると常に1位になっていたわけですから、当然そこを訴求していかないと駄目だというのはそうなんですけど、ただ、散々自民党の減税政策とか、物価高対策に対して、財源どうすんだっていうところで潰しにいってたわけじゃいないですか。でも選挙になった瞬間にもう恒久的に減税しますって言ってしまうと『えっ?』っていう話になりますよね。しかも立民と公明が政策が完全にマッチしてるわけでもないのにいきなりくっついたもんだから、どっちの方針でいくのというところも多分驚いてしまっただろうし。自ら全部負ける方向に歩んでいった結果がこれだろうなという印象しかないですね」
大竹「あともう1つ、中道がもうちょっと考えなくちゃいけなかったんじゃないかなって思うのは、いつも同じ顔、安住さんがいて、前田さん、枝野さんがいてという、新陳代謝の無さみたいなものもちょっと影響したんじゃないかな」
森永「それもあるでしょうね。やっぱりこう、昨日の大竹さんのラジオの特番なんかでもそうですけど、自民党の場合は別に高市さん出なくても、うん、例えばコバホークさん(小林鷹之)とか出てきたりとか、小泉進次郎さんでできたりとか。次世代の若いリーダー候補みたいなのがいて、そんなに政治とかに興味ない方でも、名前と顔はなんとなく知ってるっていう状況を作れていると思うんですけど、一方で、中道は特に立民の中でさっき名前が上がったような人たちの次の世代って誰なんだっけと言われた時に、多分、ぱって名前が出ない。そういうところも、層の薄さみたいな形に映ってしまったかもしれないですよね」
大竹「かなりおじいちゃんたちに見られたのかもしれないね」
森永「今回自民党がもう圧勝したわけじゃないですか。仮にね、次選挙やるってなったときにこれ以上の勝利って基本考えづらいと思うんですよ。逆に野党の方たちはここでへこたれたり、有権者は馬鹿だからこうなったんだみたいなこと言うのではなくて、なぜ負けたのかを真摯に受け止めるべきだと思うんですよね」