菌と建築の関係性

一見無関係に思える建築とバクテリアは実は深い繋がりがあるという。2月17日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、「菌の器」という本の著者で建築家の板坂諭に菌と建築の関係性を聞いた。

大竹「板坂さんは『菌と器』という本をお書きになりましたが、建築と菌って何か関係があるんでしょうか?」 

板坂「我々建築家は空間の中の快適さを設計します。快適なのは温度だとか湿度だとか照明だとかありますけれど、実はそこにバクテリアの多様性っていうのがあるよっていうことがわかってきました。建築家として快適さを追求するなら微生物のこともやらなきゃなってことで微生物に入り込んでいきました」 

大竹「なんか、まだよくわかりませんが…」 

小島慶子「板坂さんは、この間の大阪・関西万博でアンモナイトの形をしているパソナ館を設計されました。その時も菌に配慮して建てたんですよね?」 

板坂「そうです。バクテリアに関するコンテンツもあったんですが、40メートルあるパビリオンに人間サイズで入っていくと、我々人間が微生物になったかのように建物に入っていけます。そうすると見える世界が変わってきます。僕が本を書いた理由はまさにそれなんですが、人間は今、生物の頂点にいるかのような錯覚をしているんで、環境に対しても横柄な態度をとったりしてると思うんです。けれど、いやいや違うよと。実は微生物が頂点に立っているんだよという考えにもし至ることができれば世界の見え方が違ってくるんじゃないかっていうことをこの本で言いたいんです」

この記事を読む