簗農水大臣が自分を支持しない自治体の道路予算を大幅にカットすると発言したニュースが連日報道されています。10月6日の「武田砂鉄ラジオマガジン(文化放送)」では、東京科学大学教授の中島岳志さんが何が問題なのか語ってくれました。
中島「簗氏が今年の5月24日、自民党の自分の選挙区の支部で開かれた非公式の懇談会で『那須烏山市と那珂川町の令和8年度の道路予算を大幅にカットします』『自民党に頼ってインフラ予算が必要だというところに多く回すのが当たり前です』
というように国交省に働きかけて、自分を支持していない首長がいるところについては予算をカットしたんだという話を自身の選挙区で支持者を前に話をしました。
この報道が出てきて、第一段階として簗氏は『自分が一議員の時に発言したことだから、農水大臣の辞任という問題にはなりません』と言いました。
しかし、これでは収まりがつかないということで、会見を開いて『自分は国交省にカットしろとは言っていません』と国交省への働きかけを否定しました。ところが、この発言の後、さらに追い込まれて、簗氏は発言を認め、その上で発言について撤回し謝罪。ただし大臣辞任は否定しました。一連の簗氏の発言は何段階にも問題があると思うんですけど、今日の毎日新聞では『自分が圧力をかけてカットした予算は確かにカットされている。
しかし簗氏を支持した那須塩原市の予算は増加している。本当に働きかけはなかったんですか?』と問うています。もし本当に国交省にこういった圧力をかけて自分を支持しないところの予算を減らしたということになれば大問題です。ご自身が『一議員の時にやった問題だから』と言っている以上、一議員としての責任が問われますので、議員辞職をしないといけないという話なんだと思いますね」