簗和生農水相はなぜ辞任に追い込まれたのか 鈴木哲夫氏が指摘する「流れが変わった瞬間」

10月16日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後3時台「アップデート・コラム」のコーナーでは、「簗和生農林水産大臣の辞任の背景と問題点」というテーマで、ジャーナリスト・鈴木哲夫氏に話を伺った。

鈴木哲夫「まず経緯ですけど、高市総理が結局、辞めさせたわけですよね。あくまで形の上では本人が辞表を出して、高市総理はそれを受けたっていう形にしてるけど、これはもう明らかに高市総理が『もう無理だ、辞めさせるよ』っていうような流れになったと思うんですよね。これはだけど本当はね、要するにこの問題が起きてから、ぐずぐず二週間ぐらいやってるわけですよ。ちょうど今週が一つ山場だった。それは何かというと、予算委員会があるから」

長野智子「そうですね」

鈴木「国会の代表質問っていうのは、議場で紙見て立って、言いっぱなし、答えっぱなしでしょ?予算委員会は1対1でガンガンくるわけですよね。だからやっぱり、これが非常にヤマだったわけ。で、先週、代表質問が終わった。今週、衆議院から予算委員会が火曜日から始まって、この間、連休があったじゃないですか。ここで多分、もう高市さんは辞めさせるだろうっていうような見方が、自民党のベテラン議員とか、ベテラン秘書の人とかから結構出ていたんですよ。それはなぜかっていったら、今回の発言は筋が悪すぎるんですよ」

長野「それは予算カットのほうですね?」

鈴木「そうです、そうです。まだその頃は予算カットだけだったからね?だからこれは辞めさせるしかないと。要するに、国会審議も全部これ止まるぞ、と。参議院で問責決議なんてなったらもう、審議ストップですからね。消費税減税なんかもやれなくなっちゃう。これはもう辞めさせるしかないよね、っていう見方が結構多かった。でも、その連休の間、何にも動きませんでした」

長野「そうですね」

鈴木「それは言い換えれば、やっぱり高市総理は、ある種、様子見といってもいいんだけれども、これで『はいっ!辞めさせる』って、決断にはまだ及んでなかったと見ていいと思うんですね」

長野「あぁ〜」

鈴木「で、流れが変わったのが、連休が明けた13日(火)の衆議院の予算委員会。ここで、まぁ当然、野党から質問があってやってたけれども、その中で、やっぱり大きなポイントになったのが週刊文春が第2弾として出した、例のシャトルバスで…」

長野「支援者を送るっていう利益供与じゃないかと」

鈴木「そうそう。だけど、これも官邸の一部と、簗さんのところでちゃんと言い逃れる理由を考えていたんですよ。それは何かっていうと、支援者の家から、シャトルバスで拾って、会場まで距離があって、普通ならタクシーでいくらとかバス代もかかる。そういうところを送っていたなら違反なんだけど、全体を会場と見立てて」

長野「あっ、なるほど。テーマパークみたいな?」

鈴木「そうそう。その中の移動でバスを使ったんだというね」

長野「なんじゃそれ(笑)」

鈴木「そういう理屈を考えた人がどうもいるらしいんですよ。僕は誰かは突き止めてないけど、その話は流れてきた」

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