東京大学大学院総合文化研究科の教授で哲学者の國分巧一朗さんとオードリーの若林正恭さんが「帳のむこう」という本を出版しました。
10月20日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、國分巧一朗さんに若林さんについて話を聞きました。
大竹「オードリーの若林とは、どこで出会ったんですか?」
國分「編集者の方が企画を持ってきてくださって知り合いました。若林さんは大変勉強熱心な方で色んな本を読んでいらっしゃるんですけど、僕の本も読んでいてくれたみたいなんですよ。それをインスタで発見したんですけど、若林さんの『自動車の免許の更新を待っている時にこの本を読んでます』っていう投稿の中に僕の本も入ってたんです。しかも、その本は『中動態の世界』っていう結構難しいタイトルの本でビックリしたんです。そんな若林さんが僕とお話をしたいとおっしゃって下さっているということで、2人で色々疑問をぶつけ合うみたいな内容の本になったんです」
小島慶子「若林さんは素直な疑問がたくさんあるんですよね?」
國分「大事なことですよね。みんな自分で何となくおかしいと思うけど、世間でこう言われているから、こういうふうに理解しなきゃいけないんだよってなっちゃうと思うんですけど、若林さんはそれがないですよね。素直にこれはどうしてなんでしょうってぶつけてくださる」
大竹「その真剣さに涙が出そうになったよ」
小島「例えば、若林さんが『ちなみにバカみたいな質問なんですけど、自己肯定感50が平均だとして、20の人間がいたとしたら、哲学を学んで70くらいにできると思いますか?』って聞くんですよね?」
國分「あれ、僕、なんて答えてました?」
小島「國分さんは『ただ哲学を学ぶだけだと、それはありえないでしょう。自己肯定感を上げるには、自分との対話、自分を知ることが大事だと思います。ただただ哲学を学ぶだけではなく、自分と対話することが大切』と答えています」
小島「学生にも言ってるアドバイスなんですけど、自分との対話だけではなく、とにかく人と話をしろよっていうことをいつも言ってます」