実は読書家?!高田純次氏が薦める松本清張作品

高田純次さんと浦沢直樹さん

11月25日に放送された
高田純次と浦沢直樹の異色タッグラジオ、文化放送「純次と直樹」では
昭和のミステリー大作家、松本清張を特集。
高田が好きだという作品が取り上げられた。

松本清張といえば『点と線』、『砂の器』、『ゼロの焦点』と傑作は数知れず。
大方の作品を読んだという高田だが、お気に入り作品は短編小説『地方紙を買う女』だという。

1957年に発表された『地方紙を買う女』は
地方紙の連載小説を読みたいと東京に住む女性から新聞社に購読申し込みが届く。
しかし、1ヶ月も経たないうちに「小説がつまらなくなった」と連絡が入った。
「これから面白くなるのに…新聞を買う目的は他にあったのでは?」と
小説の作家が女性に不信感を抱く、というストーリー。

ネタバレを挟みながら説明する高田に対し、
浦沢は「『つまらない』って言わなくてもいいのにね。作家は傷つきますよ」と
作家目線で応じていた。

なお、『地方紙を買う女』は『傑作短編集5 張込み』(新潮文庫)に収録されている。
これを機に松本清張に触れてみてはいかだろうか。

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