プレゼンに必要なのは自信!そのために必要なのは?「The News Masters TOKYO」

「J-CASTニュース」提供の書籍紹介サイト・「BOOKウォッチ」編集長の木村寛明さん

文化放送「The News Masters TOKYO」では、陽気なおしゃべりマスター&アメリカ帰りのプロゴルファー&ゴルフ解説者の「タケ小山」さんと、経済・ビジネスなどの「ニュースマスター」たちがトークを行います。

毎週火曜日8:25ごろには「BOOK」。
ビジネスパーソンの方に今是非読んでほしい、いつかきっと役に立つ本を紹介します。

11月27日の回では、1ヶ月の訪問者が1,800万人の総合ニュースサイト「J-CASTニュース」が提供する書籍紹介サイト「BOOKウィッチ」から編集長・木村寛明(きむらひろあき)さんが登場。
おすすめの一冊を紹介していただきました。

BOOKウィッチ編集長のおすすめ『ぼくは恐竜探検家!』

木村寛明(きむらひろあき)編集長がおススメする一冊は『ぼくは恐竜探検家!』(小林快次著/講談社)。

著者は、北海道大学総合博物館准教授の小林快次(こばやしよしつぐ)さん。
小林さんは、恐竜図鑑の監修も行う恐竜専門家です。
『ぼくは恐竜探検家!』は、自身が研究者になったこれまでの道筋がつづられた自伝的作品となっています。

恐竜を通して気づいた大事なこととは?

番組パーソナリティのタケ小山は、「子供の頃はみんな恐竜が大好きだけど、そのまま研究者になってしまった人ってあまりいないのでは?」との疑問を。

小林さんが「恐竜探検家」になった大きな理由の一つは、貴重な化石産地である福井県で育ったこと。
学校の理科クラブに所属し、アンモナイトや三葉虫の化石掘りを体験するなど、自分の周りの環境や地域の恵みをうまく活かし、自分のものにしていったことが大きな動機となったようです。

その後、恐竜研究者になった小林さんは、なんと9種類もの新種恐竜を発見し、畏怖を込めて「ファルコンズ・アイ」(ハヤブサの目)と呼ばれています。

しかし、研究者としては決して順風満帆ではなかったそうです。
研究が行き詰まったり、成果が出なかったりと、スランプの時期があり、研究発表の場で、教授から「時間の無駄だから発表をやめろ」と言われたこともあったそう。

そんな時、友人から言われたのは「君に足りないのは自信だよ」という言葉。
言われた時は、その言葉を受け止めることができなかったそうですが、やがて自信がないと発表に余裕がなくなり確信が少なくなる事に気付きます。

大事なのは、自信を持つために準備をする事。実力をつけていく事。
それに気付き「このままでは伝わるものも伝わらない。」と感じた小林さん。
友人の言葉が重く響きました。

ビジネスパーソンへ本書をおすすめする2つの理由

『ぼくは恐竜探検家!』はビジネスパーソンにおすすめの良書です。
これには2つの大きな理由があります。

1つ目は、「自信を持つことが大事」の前に「自信を持つためにする"努力"が大事」と書かれている点です。
これは、プレゼンテーションの機会が多いビジネスパーソンにも重要な考え方ではないでしょうか?
自信がなければ「伝わるものも伝わらない」。とても考えさせられる内容です。

2つ目は、「未来を見る」のにも重要なことが書かれている点。
恐竜は、多様な適応能力を持ち進化を遂げましたが、6,600年前に絶滅してしまっています。
これを受けとめ「なぜ絶滅したのか?」を突き詰めていくと「人類が絶滅しない為にどうするのか?」につながっていきます。
恐竜研究は「未来の環境を考える」ことにつながっているのです。
MCタケ小山も「そういうことだな……」と、深くうなずいていました。

 

本書『ぼくは恐竜探検家!』は、子どもも楽しめるように漢字にふりがながふってあります。
子どもと一緒に、また、恐竜が好きだったあの頃の気持ちを思い出して、もしくはビジネスパーソンの勉強として、様々な楽しみ方ができる『ぼくは恐竜探検家!』。
ぜひ一読ください。

このオンエアを聴く!

The News Masters TOKYO
放送局:文化放送
放送日時:毎週月曜~金曜 7時00分~8時59分
出演者:タケ小山、西川文野、長麻未
番組ホームページ
公式Twitter

■「マスターズインタビュー」は、文化放送のPodcastでも聴けます!
http://www.joqr.co.jp/nmt_pod/

※マスターズインタビュー
タケ小山がインタビュアーとなり、社長・経営者・リーダー・マネージャー・監督など、いわゆる「リーダー」や「キーマン」を紹介するマスターズインタビュー。

※該当回の聴取期間は終了しました。

日本銀行が踏み切った大規模緩和解除の影響とは『町田徹のふかぼり!』

経済ジャーナリスト・町田徹が毎週注目すべき国内外のニュースを徹底解剖。日本経済が抱える問題の本質、激動の国際情勢の行方について、時に冷徹に、時に熱く、語ります。

Facebook

ページトップへ