「5歳以上」ファイザー製ワクチン承認 オミクロン株への効果は? ~1月21日「おはよう寺ちゃん」

1月21日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、金曜コメンテーターでエコノミストの会田卓司氏と寺島尚正アナウンサーが意見を交わした。

厚生労働省の専門部会は昨日、5歳から11歳向けのファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを承認することを了承した(その後、厚労省が特例承認)。来週水曜日に開かれる別の専門家会議での審議を経て、公費で行う臨時接種に位置付ける見通しだ。政府は3月にも対象のおよそ715万人への接種を始める方針だが、前倒しも検討している。

5歳から11歳向けのワクチンは投与成分量を12歳以上の1/3に減らして打ち、12歳以上と同様に3週間間隔で2回接種する。ワクチンは2月に輸入が始まる予定で、政府は自治体への供給スケジュールを早められるかどうか調整を進めている。

「日本でもオミクロン株の流行で、ワクチンを打てない年齢の子供たちの感染が増えているわけですが、会田さん、これはどういうふうにご覧になりますか?」(寺島アナ)

「重症化リスクが小さいと言われる子供への接種を勧めるかどうかは意見が分かれますが、高齢者と同居しているなど、接種を希望される方はたくさんいますので、選択肢が増えるのは良いことだと思います」(会田氏)

ファイザーによると、5歳から11歳の子供およそ2000人を対象に海外で行われた臨床試験では、90.7%の発症予防効果が確認されたとのこと。ただし、この試験はデルタ株などが主流だった去年の夏に行われたもので、現在のオミクロン株への有効性を示すデータは十分に得られていない。これについて日本小児科学会は「重症化を防ぐことは期待できる」としている。

「これほどまでに感染者が増えますと、国民がパニックを起こすということが心配になります。ワクチンには一定の効果があるという認識で、不安を緩和できるのも重要ではないかと思います」(会田氏)

欧米などでは去年の11月頃から、5歳から11歳の接種が始まっている。アメリカ、イスラエルは全ての子供、ドイツでは重症化するリスクが高い基礎疾患を持つ子供らに推奨している。

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