森永卓郎 ウクライナのために節電を呼びかける

3月7日放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)。大竹紳士交友録のコーナーでは経済アナリストの森永卓郎がロシア、ウクライナ情勢を踏まえ日本が節電をするべき理由を語った。

 

森永はヨーロッパ諸国も日本も未だにロシアからの原油輸入を継続している中、実はその輸入を完全に絶った場合でも1割程度の不足で済むということを説明した。

加えて原油価格の仕組みについて、ニューヨークのマーカンタイル取引所で行われている先物取引の値段によって決まること。投機資金により決められているため、少し供給に不安が出ると暴騰、少し余ると暴落するということを解説した上で、現在問題なく供給されているものの、戦争で供給に不安が出ると予想されているため価格は暴騰していることを伝えた。

 

それらを踏まえて、「我々が高値で原油とか天然ガスを買うということはロシアの戦争を支援してしまうことになる。1割くらい需要を抑えてやれば原油や天然ガスの値段が暴落するんです。暴落するっていうのが、我々の暮らしを楽にするだけではなく、ロシアに対する厳しい制裁になる。」と原油や天然ガスの利用を控えることがロシアへの制裁に繋がることを語った。

東日本大震災時に震災前と比べてエネルギー総供給量が大幅に減ったことや、1970年代のオイルショック時に、東京中のネオンが消えたことなども例に挙げ「都庁をウクライナの国旗色にライトアップするのなら都庁の電気を消せ!」「本気を出せばできるはずなんです」と語気を強めて訴えた。

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弾き語りの祭典「ギタージャンボリー」初日レポート! 布袋寅泰、スガ シカオ、斉藤和義ら出演

ラジオ局J-WAVE(81.3FM)では、日本最大級の弾き語りイベント「J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2022 supported by 奥村組」(以下、ギタージャンボリー)を、2022年3月5日(土)〜6日(日)の2日間にわたり東京・両国国技館で開催。新型コロナウイルス感染症対策を行った上で、有観客にて実施され、同時にオンライン配信も行った。この記事では初日公演の模様をレポートする。

両日のライブ音源をたっぷり楽しめる特別番組「J-WAVE SPECIAL OKUMURAGUMI presents J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2022」は、3月21日(月・祝) 20:00-24:00オンエア。詳細は公式サイトまで。

・公式サイト
https://www.j-wave.co.jp/special/guitarjamboree2022/?jw_ref=gj2022_jnw

竹内アンナ

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イベントのトップバッターを務めたのは竹内アンナ。1曲目「ALRIGHT」の軽快なリズムでオーディエンスを一気にギタージャンボリーの世界観に引き込むと、2曲目「Free! Free! Free!」でリズミカルなカッティング演奏を披露し客席を沸かせた。MCでは同イベントに初出演した喜びを笑顔で明かし、続けては3月2日にリリースされたニューアルバム『TICKETS』収録曲の「手のひら重ねれば」をパフォーマンス、オーディエンスはクラップで参加し、バッチリの合いの手に、竹内は「最高です!」と感謝した。最後は「Love Your Love」を披露し、見事大型イベントのトップバッターの役割を果たした。

【すべてのライブ写真】https://news.j-wave.co.jp/2022/03/post-9260.html

小林私

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続けて登場したのはギタージャンボリー初出演となった小林私。土俵に見立てたステージに登場すると、小林は律儀に靴下を脱ぎ、裸足でライブパフォーマンスを開始した。1曲目「目下Ⅱ」で彼独自の世界観にオーディエンスを誘うと、続けて「HEALTHY」では、赤いライトに照らされながら小林私流のブルースを熱く響かせた。最後に選ばれた楽曲は「花も咲かない束の間に」。ステージは手動で360度回転する仕様だったが、小林はスタッフの手を借りず、自らが回転しながら弾き語りし、観客の笑顔を誘っていた。

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DedachiKenta

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3組目として登場したのはアメリカLA在住のアーティスト・DedachiKenta。オープニングナンバーに選ばれた曲は、コロナ禍で1年間日本で過ごすことになり、そのときにLAを思って書き上げたという「Tattooed Hollywood」だった。2曲目もなかなかコロナが収束しない状況が続くが、“みんなで頑張っていこう”という気持ちが込められた「Stay with me (Eng. Ver.)」が披露された。甘い歌声と優しく奏でるギターストロークの音色が場内をロマンティックなムードに染め上げると、3曲目は未発表楽曲「Green Eyed Monster」がパフォーマンスされた。ラストは「Life Line」を歌唱。その美しい声の響きに、オーディエンスは酔いしれるように聴き入っていた。

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カネコアヤノ

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続けて舞台に登場したカネコアヤノはMCなしで「光の方へ」「週明け」「グレープフルーツ」「わたしたちへ」「栄えた街の」「愛のままを」を立て続けに披露。優しさと激しさが自由自在に交差するような唯一無二の歌声でオーディエンスを魅了すると、最後に「ありがとうございました」と呟き、圧巻のパフォーマンスを締めくくった。

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神戸のあらた

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「ギタージャンボリー」初のオーディション企画「SONAR MUSIC Road to RYOGOKU supported by REALIVE360」のグランプリに輝いた神戸のあらたは、正統派ともいえる甘い歌声の持ち主。強いラジオ愛を歌った「ラジオ」などを披露した。

真心ブラザーズ

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微妙に柄が違うという“お揃い風”のスーツに身を包みステージに登場した真心ブラザーズは名曲「サマーヌード」で爽やかにスタート。続けては川村ゆうこのカバー 曲「風になりたい」を披露すると、「人間はもう終わりだ!」へなだれ込み、それから桜井秀俊作曲の「風を浴びて君想う」を優しく響かせた。YO-KINGの「聴きたいでしょう?」という一言から演奏予定になかった「どか~ん」を演奏すると、最後は「空にまいあがれ」で美しいハーモニーを響かせ、国技館は大きな拍手に包まれた。

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石崎ひゅーい

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ギタージャンボリーに3年ぶり4回目の出演となった石崎ひゅーいは、360度オーディエンスに囲まれた舞台に立つと感極まったのか「たまりませんね、この景色」と笑顔を見せ、「夜間飛行」を熱く弾き語る。菅田将暉に提供した「さよならエレジー」のセルフカバーを披露し、続く3曲目「アヤメ」ではセンチメンタルなサウンドが場内を包み込んだ。ラストは「花瓶の花」で穏やかな空気を作り出し、「素敵な時間をありがとう」とオーディエンスにお礼して、ステージを後にした。

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竹原ピストル

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今回で6度目の出演となった竹原ピストルの1曲目は「おーい!おーい!!」。迫力満点の歌声でオーディエンスの心を一気に鷲掴みにし、2曲目「LIVE IN 和歌山」でもアコースティックギターの音に熱い歌声を乗せた。3曲目「初詣」を歌い上げると、竹原ピストルは「せっかくなので180度ステージを回転させてください」とスタッフにリクエスト。竹原ピストルと対面すると多くの観客がステージに向け手を振る。すると、竹原は「手を振られると照れ臭くなるのでやめてください(笑)」とはにかんだ。敬愛するアーティストの中島みゆき「ファイト!」のカバーを切々と届けると、ラストは「ギラギラなやつをまだ持ってる」で締めくくった。

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斉藤和義

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大きな拍手に包まれながら登場した斉藤和義は、1曲目「Boy」からさっそく会場の一体感を高めた。続く2曲目では「僕の見たビートルズはTVの中」を届け、オーディエンスを熱気に包むと、3曲目には珠玉のバラードナンバー「歌うたいのバラッド」が披露された。豊かなボーカルと巧みなギターテクニックにオーディエンスが酔いしれると、4曲目は「メトロに乗って」がパフォーマンスされた。ラストは「空には星が綺麗」を軽やかに届け、観客は気持ちよさそうに体を揺らした。

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スガ シカオ

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今年の2月でデビュー25周年を迎えたスガシカオは自身のデビューシングル「ヒットチャートをかけぬけろ」からライブをスタートさせた。2曲目「傷口」が終わると、次に披露されたのはSMAPに提供し大ヒットを記録した「夜空ノムコウ」のセルフカバー。楽曲の魅力をストレートに伝えるスガのステージングに、国技館に集まった観客はうっとりと耳を傾けていた。それからNHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」のテーマソングとしても知られている「Progress」が披露されると、最後はファンキーなサウンドの「Party People」で会場を熱気に包んだ。

【すべてのライブ写真】https://news.j-wave.co.jp/2022/03/post-9269.html

布袋寅泰

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2022年「ギタージャンボリー」初日の大トリを飾ったのは布袋寅泰。真紅の鮮やかなスタイリングで登場した布袋は1曲目に「バンビーナ」を披露し、早速オーディエンスを興奮へと誘うと、続けては「BE MY BABY」を弾き語りパフォーマンスして場内を沸かせた。MCでは「人の心に寄り添いたいこんな時だからこそ」と言ってから、今井美樹に提供し大ヒットしたナンバー「PRIDE」をセルフカバー。布袋の奏でる優しいサウンドに、場内は穏やかなムードに包まれた。そして最後に選ばれたナンバーは、20枚目のオリジナルアルバム『Still Dreamin'』に収録された「コキア」だった。

鳴り止まないアンコールの拍手に応えるように再びステージに登場した布袋は「POISON」からライブをスタート。MCでは昨今のウクライナ情勢を受けての赤裸々な思いを明かしつつ、声が出せないオーディエンスの分まで「戦争反対!」と叫び、場内は拍手に包まれた。そしてラストに披露されたのは人間の愚かさを歌いながら、それでも人々の心には光が灯るはずと願ったバラード曲「ヒトコト」。布袋の真骨頂とも言える力強いメッセージが印象的な楽曲が届けられ、感動的なムードのまま初日のステージは幕を下ろした。

【すべてのライブ写真】https://news.j-wave.co.jp/2022/03/post-9270.html

(text by 中山洋平/Photo by 上飯坂一)

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