中元日芽香の「な」、海外からのお悩みにも答えます。「海を越えてお力に慣れているなんてやっていてよかったな」


『中元日芽香の「な」』が、7月4日(月)午前7時に更新され、3人のリスナーからのメール相談に中元が親身に答えた。

1人目は、とある大学生からの相談だ。

現在大学3年生で、勉強が難しくなり課題に追われている。勉強の他にもバイトや教習所など、新しく始めたことが多くある。元々不安を感じやすい性格ではあるのですが、最近は切羽詰まっていて何をやるにも不安で好きなことをしている時間も、私はこんなことをしていていいのかなと不安になる。どうすれば、不安を無くせますか?

「聞いていると日々のタスクをこなすのだけでも大変そう。考えてみれば大学もそうだし、バイトもそうだし、だんだん要求されるレベルが上がっていく。だんだん難しいことを要求され続ける中で不安を感じるっていうのは自然な感情。でも、日頃からやるべきことをちゃんとこなしている方だと思うので、そこは大丈夫。好きなことをしている時間は今日1日頑張ったんだから好きなことをする時間をする権利があるんだって堂々と楽しんでいい。今日勉強をして、バイトもやったんだから。好きなことをやるぞ!っていう風に堂々と楽しんで。自分ができていないことに目を向けると不安になると思うけれど、逆に自分ができていることに目を向けてあげると、少し安心できて不安が軽くなるんじゃないかな」

2人目の相談は、とある先生からの相談だ。

現在地元で先生をしているが仕事がとてもきつい。教育でミスがあると子供たちの将来も変えてしまうかもしれないなど、深く考えなくていいことも考えてしまう。さらに残業時間も長く、自分の時間もない。また元々先生は自分のやりたい仕事ではなかったということも、心が重い理由の一つかもしれない。現在やりたかった仕事に向けて転職も考えているが、区切りの3月まではなんとしても頑張っていきたい。なんとか心が軽くなる方法はないですか?

「責任感が強い方。先生も人間だし、今思うと私の学校にもいろんな人がいた。そんな中でも、生徒にとっていい大人でいなきゃっていう先生は生徒思いの素敵な先生。しんどい時とか心が重い時の対処の仕方っていくつかある。仕事以外の趣味に没頭するとかも一つの方法。あとその辛い時に仕事に関して、でもこれ自分がやりたくてやってるからとか、自分が選んだ仕事だから、っていうのも結構踏ん張る大きな力をくれる。だからそのカードが使えない中で、どのようにして日々を乗り越えようっていう方法が見出せないのは確かにつらい。あと体の疲れとか睡眠不足も心の余白?余裕?を奪っていく要素の一つ。やりたかった仕事に向けて転職も考えているということで、ご自身の明るい未来を思い描くことが、エネルギーになってくれたらいいな。あるいは、何もしない時間を作るのも逃避になっていい。スケジュール的に拘束されていたとしても、自分の心の中の自由は守ってあげてほしい」

3人目の相談は、インドネシアから、Spotifyを聴いているというリスナーからの相談だ。

私はいつも自分の人生で起こらなかったことを心配しています。例えばお仕事でミスがあったら先輩を怒らせちゃうかなということです。どうすればいいですか?

「海を越えてお力に慣れているなんてやっていてよかったなって思います。自分の人生で起こらなかったことを心配してしまう、これ共感できるなーっていう方いらっしゃるんじゃないかな。心配性であったり、根拠のない自信を持つのって難しいなーって感じるタイプかな?適度な心配がミスを回避してくれたり、自分を守ってくれることにつながるけど、あまりに心配が大きくなりすぎると漠然と不安になって落ち着けなかったり、なんとなく暗い気持ちになってしまったりっていうことになる。なので、自分のその心配性のおかげで、仕事を丁寧にできているんだっていう自信に変えられたらいい。問題が発生したら、その時対処すればいいかっていうふうに割り切ることも、心を守るためには、必要なことなのかもしれない」

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国際ジャーナリスト・堤未果、パレスチナ情勢は「エネルギー・お金の視点で見ることが大事」

イスラエル軍が侵攻したパレスチナ自治区ガザ地区南部のハンユニス最大のナセル病院で集団墓地が見つかり、310の遺体が回収された。

4月24日放送の「くにまる食堂」(文化放送)は、「国民の違和感は9割正しい」の著者で国際ジャーナリストの堤未果さんがこのニュースを受けて、「エネルギー、お金の視点で見ると違った光景が見えてくる」と話した。

野村邦丸「“国民の違和感は9割正しい”の中の戦争と平和の違和感、お金は嘘をつかないのガザにある宝の山をみんな狙っているという項目で私がへ~と思ったところを紹介します」

“イスラエルのネタニヤフ首相がハマスに宣戦布告した後に、ロンドンの金融アナリストの友人に(堤さんが)電話したところ、アナリストは「TVでは大学教授が宗教戦争の解説をするんだろうな。でも、エネルギーの歴史を見ない限り絶対に理解できない。宗教は民族の対立を乗り越えるのは難しいねで終わりだろ。イギリスもエジプトもアメリカもガザにある宝の山をみんな狙っている。それを、イギリスのガス会社ブリティッシュガスが発見した1999年にすべてが始まったんだ”

邦丸「ガザ沖にとんでもない天然ガスのガス田が見つかったということですが、堤さん詳しく教えていただけますか?」

堤未果「あの辺りはものすごく、天然資源が眠っているんですね。他の戦争の歴史を見ても、後から考えると資源を巡る戦争は多い。資源がたくさん眠っているとなった時に、みんなそれが欲しいわけで、そこから奪い合いが始まる。宗教だったり、人権侵害だったりというのがなぜクローズアップされるのかというと、エネルギー戦争の方に注意が向かないようになってしまうんですね。だから、私たちはそっちの方は気づかない。なぜ戦争が終わらないのか?あの国はなぜあの国に付くのか?を政治、宗教で見ると絶対理解できないんですけど、エネルギーやお金で見ると腑に落ちる。それをベースに見ると違った光景が見えてくる」

邦丸「これ、なかなか報じられないですよね。この本を読んで始めて知った」

「エネルギー、お金の流れを見ることが大事だと思います」

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