本だけじゃない!図書館のイマ!

ノンフィクションライターの石戸諭と、女装パフォーマーのブルボンヌを迎えた10月7日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。
本日は「図書館のイマ」について取り上げた。

「きょうのクリエイティ部」では、「図書館のイマ」について取り上げた。

「読書の秋」がやってきたが、近年、活字離れやコロナ禍の影響で図書館の利用者は減少傾向にあるそう。
文部科学省が発表した調査によると、平成13年と比べ、令和2年での「図書館の利用者数」が1施設あたり1万人ほど減少したという。

利用者が減少する一方で、図書館自体の数は増加傾向にあり、その要因としてコロナ禍で電子図書館サービスの普及が大幅に増加したことから電子図書館が普及したことが挙げられる。

ブルボンヌ「PCとかタブレットとかで公共の図書館がデータをレンタルしてくれるんだ…?」

今までは貸し出しのために図書館を訪れる必要があったが、パソコンやスマートフォンを使ってインターネットにアクセスすることでデータとして書籍や音源などの貸し出しが可能になり、閲覧することができる。

西川「電子図書館以外にも、図書館をもっと身近なものにしてもらい、利用者を増やそうと取り組んでいる所もあるそうで…」

例えば、「サピエ図書館」は視覚障がい者の読書を支えるためのオンライン図書館で、書物の点字、音声などをWEB上に公開し、視覚が不自由な方でも読書が楽しめるサービスを行っている。

ブルボンヌ「視覚障がいの方って元々点字もレンタルで郵送してもらうことが多かったみたいだし、朗読図書っていう音声の図書に関してはデータですぐに来て読めるわけだからとても便利だよね。」

石戸「最近だと“オーディオブック”とかも結構出てきていて、あれも視覚障がい者の方から評判が良くて、“耳で聞けるサービス”っていいみたいですよね。」

続いては、葛飾区にある、絵本や図鑑、漫画、写真集など、絵と言葉にこだわり、およそ3000冊の本を楽しむことのできる子どものための図書館「ミッカ」。
入館料は小学生以下が無料で、中学生や大人は200円かかるという。
小さな図書館なので貸し出しは行っていないものの、絵と言葉にこだわった書籍が並ぶ本棚や出し物を行う真っ赤なシアタールーム、様々な素材からなるアトリエなど、子どもが楽しみながら学べるサービスが詰まっている。

ブルボンヌ「“電子もいいな!”って思ったけど、現場で楽しめるものって良いよね!記憶の定着率が全然違うらしくて、電子上でペラペラするより紙の位置とか質感とかもセットで記憶に定着するから、子どものうちは特に紙をめくるって大事らしいよね。」

石戸「だから“教科書電子化しないと!”みたいな話も出ているけど、子どものうちは特に記憶の定着率が違うから、“そこは慎重にいきましょう!”みたいな話になっているんですよ。」

ブルボンヌ「最近、図書館が増えているのは各自治体が“ランドマーク的に素敵な図書館を!“みたいな流れもあるみたいで、全国のオシャレな図書館を探して行ってみても面白いかもね。」

西川「新しい趣味を探している人とか、落ちついて仕事や勉強をしたい人、“本を読む”以外の楽しみもあるということで、図書館を利用してみるのはどうでしょうか?」

このコーナーでは、利用者数全国1位の「岡山県立図書館」や移転で新しくなった「三田図書館」など、図書館についてさらに深掘りをして紹介しています。気になる方はradikoのタイムフリー機能でぜひお聴きください。

 

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