いよいよ今夜コスタリカ戦! 了戒美子 現地カタールより直前レポート

 

 ドイツ戦勝利で日本中が盛り上がってきたFIFAワールドカップカタール大会。日本の第2戦コスタリカ戦は日本時間今夜午後7時から。日本が勝って、スペインドイツ戦の結果次第で決勝トーナメント進出が決まります。

 文化放送では大会期間中、現地カタールで取材するドイツ在住のサッカージャーナリスト了戒美子さんが随時レポート。

 今回は日本に敗戦したドイツ、対戦相手のコスタリカ、そして日本の試合前日記者会見の様子です。

 

 

第2戦コスタリカ戦がまもなくです。初戦でスペインに0-7で敗れているコスタリカですが、W杯北中米カリブ予選を4位ではありますがストレートで勝ち抜け3大会連続でW杯に出場する国ですから決して侮って良い相手ではありません。ただ、1次リーグ最終戦にスペイン戦が控えていることを考えるとやはり勝っておきたいことに間違いはありません。

 

ところで、試合前日というのは「前日記者会見」というものが行われます。各国監督と選手1名以上の登壇がFIFA義務付けられており、30分という枠が設けられています。監督と選手は同時に登壇してもよいし、順番に15分ずつなどでも良いことになっています。初戦で日本に負けたドイツはこの前日会見に選手を登壇させず、フリック監督一人のみで会見を行うといういわば奇行にでました。ドイツの練習場は会見場から100キロほど離れており、選手のコンディションを考えてのことだそう。とはいえ、今大会で試合前日会見をここの会見場で行うということはかなり早い段階から決まっており、どこの国もしっかり義務を果たしていることを考えるとドイツの行動は批判されても仕方ありません。FIFAから何らかの、おそらくは金銭的な、制裁が降ることは間違い無いですがドイツの主要スポーツ雑誌であるキッカー誌(名前はキッカーですがサッカー専門誌ではないのです)では「あまりにも無礼だ」と、対外的な影響の面から批判しています。ドイツ人といえば、生真面目で時間やルールにきちんとした人たちという印象がありますが、こんなこともするのだと現地在住の私ですら思いました。それだけスペイン戦に必死なのでしょうけど、ちょっと行きすぎかなと思います。

 

 

当然ではありますが日本も会見を行いました。初戦前日は森保一監督と吉田麻也主将、この日のコスタリカ戦前日会見は監督と遠藤航選手が登壇しました。会見は良い雰囲気で穏やかそのもの、穏やか過ぎてやや眠気を誘われてしまいました(申し訳ございません)。

 

森保監督は会見で「明日のベスト(メンバーで)と考えている。1試合目の疲労も考えて組みたい」と話しました。言葉だけ見ると少しわかりにくいですが、要するにメンバーの入れ替えを行う可能性が高い、という意味です。サッカーでは通常、勝った試合の後は極力メンバーを変更しないものです。森保監督も昨年の東京五輪を見てもわかる通り信頼している選手はほとんど変更しません。ですが今回は、酒井宏樹選手が「現実的には難しい」と話しており、冨安健洋選手も「出るかもしれないし出ないかもしれない」とすっきりしません。すっきりしない場合は「出ない、出られない」と解釈して構わないでしょう。出られるのであれば「頑張りたい」などと話すものです。

この守備の実力者二人が不在と考えて先発を予想すると、GK権田、DF右から山根視来、板倉滉、吉田、長友佑都、中盤に遠藤、守田英正、鎌田大地、前線に右から伊東純也、上田綺世、久保健英となるのではないでしょうか。システムは4-2-3-1か4-3-3、どちらでも対応できるメンバーです。試合中に展開次第で3バックに変える可能性はありますが、立ち上がりは4バックでしょう。最終ラインでは長友を右SBにまわし、左に伊藤洋輝という考え方もあります。ただ伊藤は所属チームでは3バックの左でプレーしておりサイドバックとしては6月にテストもしましたが、少し難しそう。中盤には攻撃的なロングパスを得意とする柴崎岳も可能性がありますが、守田を試しておきたいでしょう。前線は好調!堂安律選手をという考え方もできますが、途中からでもいけるでしょう。また、前線中央にはドイツ戦の前田大然の出来不出来の問題ではなく、プレスをかけるタイプよりはボールを収めるタイプのほうがよさそうです。コスタリカは、スペイン戦では4-4-2で最終ラインと中盤は守備的に引いてきました。ですが時間とともに攻めざるを得なくなるはずですから、タイミングを見逃さず攻撃しなくてはなりません。守備的な相手を苦手とする日本ですが、どうにかこじ開け、逆にカウンターを警戒して勝ち点3を手に入れたいところです。

 

前日記者会見ですが、もちろんコスタリカも行いました。こちらは、ケンケンガクガクと言いますが、記者たちからルイス・フェルナンド・スアレス監督とジョエル・キャンベル選手は袋叩き状態。なぜスペインにあんな負け方をしたのか、次の試合は勝てるのかと。興奮気味のキャンベル選手は「勝てるかどうかは先の話なのでしたくない。ベストを尽くす。日本だってそうだろう」と強い口調で返していました。なかなか激しくて面白い記者会見でした。

 

日本としては、一番良いのはスペイン戦の前に決着をつけることで、その次にドイツがスペインを下したとしても勝ち点6同士で突破争いの第3戦を戦うこと。コスタリカ戦は気の抜けない戦いになりそうです。

 

 

 

Text&Photo

了戒美子 Yoshiko Ryokai

映像制作会社勤務からサッカー取材を開始。五輪は2008年北京五輪、W杯は2010南ア大会から現地で取材。2011年からドイツに拠点を移し、ブンデスリーグ、ヨーロッパで活躍する日本人選手を精力的に取材し、雑誌、新聞、WEB、ラジオなど媒体を問わず活躍中。

タグ

創業60年、約3万kmの下水道調査を実施!「管清工業」の先端技術、作業コミュニケーションが円滑になったツールとは?

TOKYO FMのラジオ番組「THE TRAD」(毎週月曜~木曜15:00~16:50)。月曜・火曜の放送は、稲垣吾郎(店長・パーソナリティ)と、吉田明世(専属店員・アシスタント)が本質的で流行に左右されない上質な音楽と趣味の話題をお届けします。

ニューノーマルに対応する中小企業を応援するコーナー「THEお仕事ラッド」では、レポーター・安藤咲良が東京近郊の中小企業を訪問。新しい働き方など“会社のニューノーマル”に関するエピソードを生中継で紹介します。

11月21日(月)放送のゲストは、下水道の維持や管理をおこなっている「管清工業株式会社」東京本部 執行役員 工事部長の武内靖樹(たけうち・やすき)さんです。同社の業務や開発した調査機器、社内導入したコミュニケーションツールなどについて伺いました。


レポーター・安藤咲良、「管清工業株式会社」武内靖樹さん



ニューノーマルに対応する中小企業を応援するコーナー「THE TRAD」。ナビゲーターをつとめるのは、レポーターの安藤咲良です。現場に強い仕事用のLINEを提供する「LINE WORKS」と番組がタッグを組んで、首都圏の会社やお店で働いているリスナーと中継を結び、ご自身のお店をアピールしてもらいます!

◆下水中の新型コロナウイルス把握にも寄与

安藤:新型コロナウイルスの感染拡大から3年。感染防止策としてさまざまな取り組みがおこなわれていますが、下水道もその役割を担っているのをご存知ですか? 今回は、下水道の維持や管理をおこなっている管清工業株式会社を紹介いたします。

稲垣:武内さん、こんにちは! 新型コロナウイルス感染防止策に下水道が関わっているんですね! 詳しく教えていただけますか?

武内:はい。最初に弊社の紹介をさせていただきます。弊社は今年創業60年で、東京を中心に全国30ヵ所以上の事業所があります。建物などの排水設備や公共下水道施設の点検・調査・清掃・補修など、下水道施設の維持管理メンテナンスをおこなっております。

ここで、私から吾郎店長に1つ質問です。日本国内の下水道の全長はどれぐらいだと思いますか?

稲垣:どれぐらいだろう……どこにいても絶対に流れているからね。1,000kmぐらい?

武内:答えは「約49万㎞」です。

稲垣:桁が全然違い過ぎました(苦笑)!

武内:49万㎞と聞いてもピンとこないかもしれませんが、地球1周=約4万kmと言われていますので、日本の下水道はなんと地球10周分ぐらいに値します。
 
稲垣:え~っ! それはすごい!

武内:弊社では、創業から60年で延べ約3万kmの下水道調査を実施してきました。そのなかで、下水道コロナウイルス(下水中の新型コロナウイルス)に関しては、下水処理場で下水を採取し、下水中のウイルス濃度を測定してスクリーニング的に上流域の感染状況の把握に寄与しています。

◆下水管内を自走できるシステムを開発!

安藤:下水道の全長は驚きでしたね。そんな下水をつないでいるのが下水道管ですが、大きさはさまざまで、直径15cmのものから2階建ての家がすっぽり入る8m越えのものまであるそうです。管清工業株式会社は、どんな下水管でも点検作業できるようにシステム開発をおこなったそうですね?

武内:下水管内を自走できるテレビカメラシステムなど、下水道に関わる調査機器の開発を多数おこなっています。従来は、調査作業員が下水道の管内に入って調査していたのですが、有毒ガスや危険などが多く潜んでいるので安心・安全かつ精度の高い調査を命題にテレビカメラの調査機器を開発し、カメラをズームして細かく確認して、ひびや割れ目などもレーザーで計測可能になってきています。

安藤:最近は、先端技術を駆使して下水道環境を維持しているんですね。

武内:最近では、テレビカメラシステムの遠隔操作も開発を進めています。現場から遠く離れた事務所でゲームコントローラーを用いて遠隔操作が可能になったので、誰でもオペレーターになることが可能になりました。

◆LINE WORKSの活用で作業・コミュニケーションが円滑に

安藤:作業現場と事務所のオペレーターをつないでいるのは、ビジネス版LINE「LINE WORKS」のビデオ通話ミーティング機能だそうですね?

武内:はい。LINE WORKSを活用して、同時に全員で伝達や確認ができるので、連絡漏れが少なく、話し合いもスムーズになりました。

安藤:さらに、全員同時に周知できるということで、「掲示板」も活用しているそうですね。

武内:以前は、組織に基づくピラミッド型の連絡網で、情報共有に差が出ていましたが、掲示板の活用によって、同時配信のほか、未読者は名前で把握でき、再通知もボタン1つで可能なので、大変助かっています。

安藤:LINE WORKSで特に活用しているのがチャット機能だそうですが、これにより若手社員とのコミュニケーションが活発になったと伺っています。

武内:チャットはメールに比べてカジュアルに話せるので、上司に意見を言いやすいと若手社員に好評のようです。意見交換が活発になったことで、新たな技術開発が実現できていると言えます。

稲垣:コミュニケーションから生まれたシステムだったんですね。

安藤:管清工業株式会社の武内さん、ありがとうございました! 驚きの下水道の長さなど、さまざまなお話を武内さんから伺いましたが、下水道についてもっと知りたい方は、YouTubeのチャンネル「下水道はっけん!」を検索してみてください。下水道の歴史なども学べて、とても面白いですよ。

◆あなたの会社の“ユニークな働き方”を教えてください!
このコーナー「THE お仕事ラッド」では、番組で企業やお店をアピールしたいというリスナーを募集しています。会社の雰囲気や、販売している商品・サービスなど、アピールポイントとともに番組特設サイトからお送りください。ご応募いただいた方のなかから抽選で、レポーターの安藤咲良が会社訪問をいたします!

▶特設サイト:https://www.tfm.co.jp/trad/oshigoto/

----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2022年11月29日(火) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です⇒ 詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:THE TRAD
放送日時:毎週月曜~木曜15:00~16:50(※「THE お仕事ラッド」は毎週月曜16:00時頃、放送予定)
出演者:稲垣吾郎(月曜・火曜パーソナリティ)、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)(水曜・木曜パーソナリティ)、吉田明世(月曜・火曜アシスタント)、中川絵美里(水曜・木曜アシスタント)、安藤咲良(レポーター)
番組サイト:https://www.tfm.co.jp/trad/

Facebook

ページトップへ