ハンバーガーショップがメタバースに続々オープン!?

ノンフィクションライターの石戸諭と、女装パフォーマーのブルボンヌを迎えた2月3日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。
「きょうのクリエイティ部」では「メタバースで食べるハンバーガーは美味しいの?」というテーマでお届けした。

メタバースとは、インターネット上にある仮想空間。ユーザーはアバターとなって空間内を自由に移動し、他のユーザーと交流したり、様々なサービスを受けたりすることができる。

そんなメタバース空間内に、大手ハンバーガーショップが出店しているという。
ウェンディーズは去年4月、メタ社の運営するメタバース内に仮想レストラン「ウェンディーバース」をオープン。ゲームや店員として働く体験ができるほか、実際の店舗のようにセットを注文して、席に着いて食事をすることが可能であるという。
さらに、マクドナルドは去年2月、メタバース空間内に実物と仮想の商品を販売する仮想レストランを運営することを目標として商標申請したり、日本ではモスバーガーが期間限定でメタバース上に出店したりするなど、飲食店が仮想空間内に店舗を出す事例が増えてきている。

石戸諭「でも、これって要するに、ゲームの中とかで『食事をします』みたいな、RPGとかでもよくあったやつでしょ?」

ブルボンヌ「ゲームの中で、お友達と同じ島で食事ごっこをして、ボイスチャットをしているみたいなことを、敢えてメタバース上で本当の企業がイメージアップとかアピールぐらいのレベルでやっているって感じ?」

西川あやの「参入してますよ、みたいなね?」

ブルボンヌ「本当に『今日の夜、メタバースのウェンディーズにみんなで集まって、バーガーをバーチャルでかじろうぜ!』みたいな交流が始まっているかっていうと、そこはまだ全然到達できてないよね」

また、マクドナルドが目標としている仮想レストランのように、今後はメタバース内で商品を購入すると、現実の家に宅配で届く可能性があるという。

西川「デリバリーサービスと結びつく可能性があるんですね」

ブルボンヌ「企業としては、たぶんそこからウーバーイーツ的なものに連動させる仕組みを作ることはできるんだけど、VRゴーグルをかけてマップ上を歩いて、バーチャルバーガーショップで注文したら30分後にリアルの玄関のチャイムが鳴るみたいなことって、『スマホでササッとできるウーバーイーツでお願いすることのほうが早くないか?』って、こなれると思っちゃう気がする。最初は『面白い』って思うけど、リアルの注文を敢えてメタバースの世界に行かせることが成立するかっていうと、『なんか面倒だな』って思われそうな気もするんだよね」

石戸「仮想レストランってゲームとかでもそうだけど、そんなにリアリティのないような形だったじゃない?しかも食事のシーンとかって、今までのゲームとかでそんなに重要視されていたとも思えない。でも、企業の名前が入っていたりすると途端にリアリティを感じる。そこで実際に何かを食べるっていうことよりも、交流の時間っていうのが、食事の時間っぽい、より食事っぽい、みたいなのを味わうっていうのが一つの目標なんだろうね」

西川「これらを踏まえて、メタバース上で食べるハンバーガーは美味しいんですかね?」

石戸「人によるだろう(笑)。身も蓋もないことを言うと」

さらに、メタバースとVRの違いや、メタバース上でのコミュニケーションなどについても話した。

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