武田砂鉄「一人一人が声を上げるということはすごく大事」袴田事件 特別抗告断念について語る

3月21日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)はパーソナリティの大竹まことに代わりフリーライターの武田砂鉄と、タレントの小島慶子が、「袴田事件」で検察側が特別抗告を断念したニュースを取り上げた。

武田砂鉄 「袴田巌さんのお姉さんの秀子がどういう方だったかというのも(各紙に)書かれているんですけれど、テレビに出ていらっしゃるときに明るく笑顔で前向きに、特別抗告せずに再審開始という判断が出たことを喜ばれてる姿を見たとき、長い歴史があって今の笑顔に辿り着いたんだと思うと、本当に胸に迫り来るものがありますね」

小島慶子 「そうですね。今回弁護士のお二人の会見もそうでしたけれども、非常に皆さんご高齢で。今までのいろいろな時間をかけてきて色々な戦いのこともありますから、非常に胸を打つ会見でしたけれども。今回特別抗告を断念するということになってよかったですけれど、しようとした背景には検察側がね当事者の皆さんがご高齢だから再審まで時間稼ぎすればこのままいけるんじゃないかっていうふうに思っていたのではないかと考えたくなるんですよね。でもやはり沢山の人が今回署名したりとか、お姉さまの訴えに多くの方が声をあげて特別抗告断念というところに持っていけたのかなと思うんですけれども」

武田 「先週末の時点で特別抗告するのでは無いかというニュースが報じられていて、週末の間に署名運動だとかSNSの声であるとか。ものすごい声が上がって、その感じを(検察側が)見ていたというか、観察してたというところもあると思うので、こういうふうに一人一人が声を上げるということはすごく大事なことだと思うんですよね」

小島 「そうですね、ネットにはそういう世の中の声を可視化するというポジティブな面もあるので、袴田さんの今回の件なんかは本当にそうですよね」

 

〈参考記事〉

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