性犯罪の加害者になる人の特徴は?

6月6日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、性犯罪の加害者が二度と同じ過ちを犯さないよう治療を続けている精神保健福祉士で社会福祉士の斉藤章佳さんに性犯罪の加害者になる人の特徴を伺った。

大竹「たくさんの性加害者と接してきた斉藤さんが見出した性加害者になる人の特徴は?」

斉藤「しっかりとデータを取った犯罪累計でいくと、やはり痴漢と盗撮が日本は非常に多い」

大竹「それは海外と比べてですか?」

斉藤「多いと思います。特に痴漢に関しては満員電車があるのが日本の特異なところですので…」

大竹「満員電車ね」

斉藤「その中でデータを取っていくと、大多数を占めてるのが四大卒で家族がいるサラリーマンという人物像が浮かび上がってくる。そう考えると私も同じ属性なんですよね。そうすると私と彼ら、いったい何が違うんだろうかと考えました」

小島慶子「自分と痴漢になった人との間にどんな違いがあったんだろうっていうふうに身近に考えやすかったんだってわけですね」

斉藤「答えとしては『特に違いはない』という答えに辿り着きました」

小島「何か異常なモンスターのような性欲の塊のような人がやるのではなく、本当にどこにでもいそうな会社員の人がふとしたきっかけで止められなくなるということがわかってるそうです」

斉藤「もうちょっと具体的な人物像を言うと家庭では家事の分担をしっかりやる。育児に積極的に関わる。かつ職場では、長時間労働も厭わない。そういうイメージの人が非常に多かったなと思います」

小島「一般的にはマジメとか、いい人とか言われるタイプですね」

斉藤「逆に非常に責任感が強くて、他者に配慮ができて、そういうタイプの人が電車の中だけは自分の加害性とか優越感を感じるようにストレスを発散してるような、こんな景色が浮かび上がってきたなと思います」

大竹「う~ん、難しい」

 

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