小島慶子「いまこの瞬間も性暴力に苦しんでいる芸能人がいるかもしれない」ジャニーズ性加害問題は氷山の一角と訴え

10月10日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)で、ジャニーズ事務所性加害問題について、元TBSアナウンサーでパートナーの小島慶子が「この瞬間も性暴力に苦しんでいる芸能人がいるかもしれない。そういうことが起こりやすい構造になっている」と、芸能界と放送局の抜本的な変化の必要性を訴えた。

番組では、NHKが20年前当時高校生だった男性がNHK放送局内でジャニー喜多川氏による性被害を受けた疑惑があると伝え、その4時間後ジャニーズ事務所が声明を発表、個別の告発内容にはコメントしない、また被害者でない可能性の高い人物が虚偽の被害を訴えるケースがある、という内容だったというスポーツニッポンの記事を取り上げた。

これを受けて、パーソナリティの大竹まことは、「これを事務所側が言うってことは、どこまで事実認定するのかってことが問題になるよね」とコメント、フリーライターの武田砂鉄氏も「こんな風に虚偽の訴えもあると言われてしまうと、今後声を挙げようしている方を躊躇わせることにつながる。被害に遭った人たちをどう保証していくのかを中心に考えてほしい」とジャニーズ事務所の姿勢を非難。

そこで小島が「これはジャニーズ事務所という異常な事務所だけで起きていることではないと思う。今この瞬間も誰にも言えずに性被害で苦しんでいる芸能人がいるかもしれない。こういうことが起こりやすい構造になっているのが芸能界と放送局の世界だということ。二度と起こらないようにするルール作りを、芸能事務所および放送局が本気になって取り組まなけばいけない」。とし、更に「もう一つ大事なことは、フリーランスで芸能活動をする人が守られる法整備も進めるべき」と付け加えた。

 

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若年性パーキンソン病とは?

10月7日から若年性パーキンソン病と診断された男性を描いた映画「いまダンスをするのは誰だ?」が公開される。10月10日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」は主役を演じ、自身もパーキンソン病のシンガーソングライター、樋口了一さんに若年性パーキンソン病の症状を伺った。

大竹「パーキンソン病って色んな症状があるんですか?」

樋口「はい、千差万別で罹る人によって多岐にわたります。まず体に現れる症状が1つ。それ以外に精神症状でうつ的なものになったり、自律神経を司ってる部分が全部おかしくなってきたりするんで多岐にわたって不具合が出てくる病気ですね」

小島慶子「いただいた映画のチラシにパーキンソン病について順天堂大学医学部脳神経内科の教授、服部信孝さんのコメントが載ってるんですけど『パーキンソン病は進行性の難病ですが、一方で対症療法が可能な疾患です。日本には恐らく20万人以上いると推定されています。治療は数年ごとに改善されていますが、生活の質を考えた場合、まだ十分に満足のいくものとは言い難いのが現状です』」

大竹「樋口さんの実際の症状は?」

樋口「今は薬が効いた状態なんです。パーキンソン病って手の震えから始まるという一般的な知識はあると思うんですけど、僕は震えはなくて体がこわばってしまうのがメインですね。形状記憶合金のように丸まったまま伸びなくなる。それと足も前に動かしづらくなる」

大竹「はい」

樋口「要するに脳の病気なんですよ。ドーパミンという脳内物質には何かを達成した時に『ヤッター』という気持ちにさせたり、体の動きをスムーズにさせるっていう働きがあるんですが、パーキンソン病になるとドーパミンを作らなくなるんですよ。これが不足することで体がギクシャクしたり、スムーズに動かせなくなって色んなことができなくなる。これが進行していく病気なんですね」

大竹「体が動かなくなったりした時はどうするんですか?」

樋口「今のところ普通に戻すには薬しかないんですよ。レボドパっていう薬なんですけど、ドーパミンを飲んじゃうと脳の関所みたいなところで『お前、異物だな!』ってはじかれるんですよ。だからレボドバは体内に変装した状態で入るわけですよ。中に入ったところでドーパミンに変わって作らなくなった分を補充するシステムなんですね」

大竹「凄いな医学は…」

 

この他にも樋口了一さんがパーキンソン病についてわかりやすく教えてくれました。

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