財津和夫、「松田聖子が○○ならTULIPはネズミ」と例えたものは
TULIP・財津和夫が、時には人と人の縁に思いを馳せるRKBラジオ『財津和夫 虹の向こう側』。9月8日の放送では、人との出会い・ご縁について考えます。
なお、今回は糸島市で開催のサンセットライブ生中継特番(18時から放送)のため、17時20分(午後5時20分)からの放送となりました。
アドバイザーはつのだ☆ひろ
まず、番組冒頭では「他のアーティストのコンサートに行くことはあるのか」という質問メッセージに答えます。
財津「正直言いまして、同業者のコンサートはあまり行きたくないですね。客席に座っているのに『いま、あのギターどうしたかな』とか、『あ、照明が少し遅れた』とか、そういう事ばっかり気になって。このステージをどのように作り上げていったんだろうと、何か月も前に思いを馳せてしまって、楽しめないんですよ…海外のアーティストが日本に来たときは時々行きますけど、それも最近は楽屋裏が気になって楽しめないんです。寂しい男ですよ」
確かに、同業者ですからね、と下田アナの合いの手。
財津「純粋に楽しみたいですよね。知っている曲を立ち上がって一緒に歌うとか、憧れる~」
では、同業者がTULIPや財津さんのコンサートに来たとしたら。
財津「つのひろ(つのだ☆ひろ)は、ひとこと苦言を呈してくるんですよ。『サポートメンバーの扱いをもうちょっと大事にして紹介して欲しかった』とか。確かに、そういわれると気になるし、その時は次回から丁重にメンバを紹介するようにしました」
仲良しだからこそのアドバイスですね。
TULIPがキューピッド
「コンサート会場で、かけがえのない友人ができた。『財津さんがめぐり会わせて下さったご縁』に感謝している」というリスナーからのお便りを紹介。
財津「よく、『友達とコンサートに行ったら、また友達ができた。おかげさまです、ありがとうございます』という話を聞きます。僕へのお礼のつもりなんでしょうけど、僕のせいではないと思っています。ご自身の素晴らしいご人徳のおかげでしょう、まあそのきっかけになっているんだったら、嬉しいかな」
下田「好きな事が共通するんですから、話の糸口って簡単に見つかりますよね」
財津「隣の席になって、全く知らなかった人と急に友達になるわけだから、ドラマティックですよね。そこで知り合って結婚した人もいるんじゃないかな」
ではTULIPがキューピッドですね、と下田アナ。いや、チケットの(座席順の)運がキューピットだ、と財津。どちらにしても、見えない糸があるんでしょう、という事では二人の意見が一致しました。
下田「全く知らない土地、全然違う生い立ちの人同士が、趣味という共通性で話をして深い繋がりができるって、本当に不思議な感じがします」
財津「観光地に行っても、『あ、あなたハンカチ落としましたよ』みたいな事がないと知り合う機会はないでしょう」
この観光地好きですか、とかはあまり訊かない。ご飯美味しいですね、とかレストランで訊くのも難しい話…
下田「普段は人に話しかける事はしないけど、コンサート会場では気持ちが解放されて、高揚感がある。コンサートが楽しいという気持ちを誰かと分かち、感動を伝え合いたいのかな」
財津「なるほどね。『TULIP好きなんですか』って言葉、簡単に言えますもんね。改めて、コンサートって特別な場所なんだって事に気が付きましたよ」
今日の一曲は、TULIP「人生の始まり」。1977年(昭和52)に発売されたアルバム「WELCOME TO MY HOUSE」の最後に収録されている。財津の自叙伝のような、若い頃の音楽への熱い姿勢が歌詞に込められている。
自分自身の歌声を聞いた感想を問われると、「若い頃の声は、聴くと恥ずかしいんで聴きたくないですね…『ヘッタクソー』と言いたくなる」とボソボソと返事する財津でした。
下田アナは松田聖子ファン
昨年7月15日の、福岡サンパレスでのTULIP50周年記念ライブの翌日16日に、隣の福岡国際センターでの松田聖子のコンサートをハシゴ鑑賞したリスナーのお便りを紹介。
「第2幕でロッカーに変身した聖子ちゃんエレキギターを弾きながらロック調にアレンジしたチェリーブラッサムを歌い、最後は夏の扉を♫フレッシュフレッシュフレッシュとみんなで大合唱。2日連続で財津さんを肌で感じる大満足なコンサートの旅となりました」と頂きました。
財津「確かに、『隣で聖子ちゃんやってるよ』と聞きました。この人やっぱりすごいよね、何でこんなにカリスマ性があるんですか」
下田「なんでしょうね。やっぱり持って生まれたもの? 実は私もこの時のコンサート行ったんです」
財津「盛り上がるんでしょう」
下田「盛り上がりますよ! ♫フレッシュフレッシュフレッシュもこぶし突き上げて歌いますから」
財津「良かった~、僕の作った曲で。本当に嬉しい! 聖子ちゃんももう45周年でしょう。素晴らしい」
下田「財津さんだって50年やってらっしゃるわけですから」
財津「でも、エネルギーが違いますよ。聖子ちゃん、ものすごいエネルギーの塊だなと思う。いろんなことに挑戦しているでしょう。僕らなんかチョコチョコ、コソコソ。むこうが虎なら私たちはネズミ」
松田聖子が寅年生まれという事を知った上での例え話なら、さらに凄いのですが、ホントに覚えていたんでしょうか。(ちなみに、財津は子年。)そうそう、今年2月4日の放送では、『財津は松田聖子に直接会った事がない』という驚きの事実も判明していました。
次回9月15日の放送は、3週ぶりに通常通り18時15分(午後6時15分)からの予定です。
「70代でやりたい事」をお話しします。
- 財津和夫 虹の向こう側
- 放送局:RKBラジオ
- 放送日時:毎週日曜 18時15分~18時30分
- 出演者:財津和夫、下田文代
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番組ホームページ
※該当回の聴取期間は終了しました。