「やってみたい」を実現できる福岡県太宰府市のコミュニティカフェ

私たち、RKBラジオのキャスタードライバー・スナッピーは、平日午後の生ワイド番組『#さえのわっふる』で「スナッピーのわふリク」という、エリアあちこちにおじゃまして、リクエスト曲を伺うコーナーを中継放送しています。先日は、福岡県太宰府市都府楼南にある、コインランドリーを併設したコミュニティカフェ『HOMEYS(ホーミーズ)』からリポートしました。通常のランドリーカフェとは一線を画す新たなスペースです。(報告・スナッピー小島可奈子)

“子育て中の孤独感”から生まれたカフェ

0歳から80代まで、街のさまざまな人たちが訪れるというHOMEYS。デザイナーでもあるオーナーの知恵さんがこだわり抜いた、イエローを基調としたアメリカのカフェのような空間です。数あるドリンクメニューの中から、知恵さんのおすすめの自家製チャイラテをいただきました。

コインランドリーとコミュニティカフェ。このふたつを組み合わせようというアイデアは、知恵さんが子育て中に感じた孤独感から生まれたそうです。「赤ちゃんを育てていても、社会から孤立することなく、自宅以外で落ち着ける居場所が欲しかった」と話す知恵さん。そんな居場所を、今子育て真っ最中のママたちのために作りたい、と去年12月に開いたのがこのカフェ。コインランドリーを設置したのは「生活に密接したシーンがあった方がいい」と思ったからだそうです。

世界中の人の「やってみたい」をカタチに

知恵さんは「世界中の人のやってみたいをカタチにしたい」と、HOMEYSを“誰もが自由に何かをする場所”にしていて、連日のように店内でイベントを開催しています。これまで開催してきたものは「インスタグラムのリール動画を作るレッスン」「アイシングクッキーづくりのワークショップ」「大人の読書会」「靴磨き」などなどさまざまです。

取材で訪れた日は「女性のための茶話会」が開かれていました。主催していたのは『女性のための専用サロンPolaris』の理学療法士・砂川澪さん(34)。砂川さんは、妊娠中や産後の女性のケアを専門にしているほか、自身の不妊治療の体験談を「誰かの力になれば」と発信しています。

砂川澪さん(右)

「女性のための茶話会」は毎月開かれていて、HOMEYSの料理やドリンクを楽しみながら、子育てのことをざっくばらんに語り合います。参加したママたちは「ここに来て話す時間が息抜きになります。育児を頑張っているのは自分だけじゃないと励みにもなりまました」「夜中の授乳について、ネットに載ってない知識も共有できて嬉しい」と話していました。

「人々を集めて何かやってみたい」と思っても、場所やノウハウがない、と何かと理由をつけてあきらめてしまった経験がある人は少なくないはず。でも「世界中の人のやりたいを形にしたい」知恵さんたちがいるこのカフェなら、自分の中に生まれた小さな「やりたい」が育てられるかもしれません。

ちなみに、私もいつかこのカフェで、金継ぎ教室や鼻笛イベントを開いてみたいと思っています。その際は、皆さんのご参加お待ちしています!


コインランドリーアンドコミュニティカフェ『HOMEYS(ホーミーズ)』
Instagram
https://www.instagram.com/homeys_laundry_cafe/

#さえのわっふる
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 13時00分~17時00分
出演者:武田早絵、光ママ、原ノコシ、安岡信一、田尻敏明
番組ホームページ
公式X
公式Instagram

※放送情報は変更となる場合があります。

なぜ25・30歳? 日本の被選挙権年齢が高い理由

11月7日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後3時台「アップデート・コラム」のコーナーでは、「立候補年齢引き下げ訴訟の判決」というテーマで、フリーランスライターの畠山理仁氏に話を伺った。

選挙権は18歳で得られるのに、立候補できる年齢が25歳や30歳であることは憲法違反だとして、20代の男女6人が国を訴えた訴訟の判決で、東京地裁は24日、国側の主張を全面的に認めて年齢制限は違憲ではないと判断し、原告らの訴えを退けた。

選挙のルールを定める公職選挙法は、立候補できる被選挙権の年齢について、参院選と都道府県知事選は30歳以上、衆院選などその他の選挙は25歳以上となっている 。

長野智子「なんで日本はこんなに(立候補できる)年齢が高くなきゃダメなんですかね?」

畠山理仁「議員とか政治家として活動するにあたって経験が必要である、経験というのは年齢に比例するものである、っていうことなんですけど、『じゃあなんで25歳なんだ?』っていう合理的な説明っていうのはなされていないですよね」

長野「なんか雰囲気っぽいですよね」

畠山「ほんとにいろんなところで若い方、日本では被選挙権年齢に達していない方々に話を聞きますけど、たとえばこの番組に前に出ていた“日本中学生新聞”の川中だいじさんを見ていると、年齢と政治的な経験値・成熟度って、年齢と全然関係ないな、人によるな、ってことをほんとにすごく思うんですよ」

長野「いやぁ、ほんとにそうですよね」

畠山「僕は去年、選挙の現場に行っていろんな方と出会う中で、71歳で初めて選挙に参加したっていう人がいたりしたわけですよね。それはやっぱり年齢関係ないんだと。その人が社会をどう見ているかとか、自分と政治との関わり・接点っていうのがあったのか、なかったのかっていうことに非常に大きく左右されていて。そういう意味で言うと、べつに究極的には18歳いってなくても、その人が政治の現場でいい仕事ができるかどうかっていうことの判断は、有権者が認めてくれなければその場に立てないわけなので、そもそも有権者の判断っていうのも信用していないような制度になっているんじゃないかと思うんですよね。25歳いってなかったら選挙に出る権利すらない、っていうことを決めちゃっているってことは」

長野「そうですよね、そこを見極めるのは有権者の方ですからね」

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