若者も外国人観光客も盆栽に夢中!?福岡市の専門店をスナッピーが取材

世界中でブームを巻き起こしている盆栽。その専門店が福岡市中心部の繁華街に今年5月にオープンするという。3月13日のRKBラジオ『Toi toi toi』で、キャスタードライバー・スナッピーが、一足早く作業場を訪れ、その魅力に迫った。(報告・スナッピー前田愛美)

世界が熱狂!盆栽専門店の魅力

福岡市中央区今泉にオープンする「盆栽界隈」。作業場に足を踏み入れると、黒松、五葉松、皐月、真柏、檜、ツツジなど、風格ある盆栽が出迎えてくれました。

堂々とした姿、ゴツゴツとした幹。自然の雄大さが凝縮されています。幹の一部が白くなっているのは「舎利(しゃり)」と呼ばれる部分。皮を削り、あえて中を見せることで、盆栽の魅力を引き立てています。盆栽は「自然の風景をいかに再現するかが重要」とされています。

プロが教える!盆栽の生命力

「こんなに削って大丈夫? 腐らないの?」という疑問に、「植物だから大丈夫」と答えてくれたのは、盆栽界隈のオーナー・大西あつおさん。木は氷河期を乗り越え、酸素のない時代に陸上で酸素を作り出し、雷で真っ二つになっても生き続けるほどの生命力を持っているそうです。プロの庭師から直接教わることで、盆栽の奥深さを知ることができます。

高さ20cmほどの小さな盆栽。これで樹齢25年です。本来なら幹はもっと太く、高さも2~3メートルになるはずの木を、鉢の大きさを調整することで成長をコントロールしているのです。

初心者も安心!盆栽ワークショップ体験

盆栽界隈では、ワークショップも開催しています。今回は、私(スナッピー前田)が体験しました。

3種類の盆栽の中から1つを選ぶところから、ワークショップは始まります。選ぶポイントは、目の高さに木を持ち、360度回転させて見ること。そして、直感で気に入ったものを選ぶことです。

私が選んだのは、右方向に流れるような、まさに「盆栽」らしい木。庭師の鶴久和也さんに教わりながら、剪定に挑戦します。「好きなように、好きなだけ切ってください」という鶴久さんの言葉に戸惑いますが、これは鶴久さんの戦略。最初から指示するのではなく、まずは自由に切らせることで、木に触れてもらうことが大切だと考えているのです。切りすぎても大丈夫。プロがちゃんと直してくれます。「好きなように切っていい」と言われても、なかなか切れない人が多いそうで、「切りすぎる方が大したもの」とのこと。

仕上げの美しさ:手入れで変わる表情

剪定のポイントは、葉ではなく枝の部分を切ること。葉を切ると金属アレルギーを起こして赤くなってしまうそうです。人間と似ていますね。

私はつい、一度切り始めると止まらなくなってしまいました。それは私だけではないそうで、30分の予定が2時間になる人もいるほど。それくらい、剪定は夢中になれる作業なんです。

剪定が終わったら、ブラシで幹をきれいにし、ピンセットで薄皮を剥いでいきます。この薄皮剥きも、無心になれる作業です。

すべて終わったら、ビニールポットから鉢に入れ替え、赤玉土とボラ土を入れます。

水やりが鍵!盆栽を育てるコツ

しかし、これで完成ではありません。大切なのは「水やり」です。この日は3リットル以上の水をやりました。ポイントは、水が鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えること。滞留する量が限られるため、それなりの水量が必要です。水やりで失敗する人が多いそうです。

盆栽を育てるポイントは、「水やり」と「日当たり」。たっぷりと水を与え、外で日に当ててから室内に飾りましょう。

完成!世界に一つだけの盆栽

完成した盆栽を見た鶴久さんは「180点」、大西さんも「夢中になっているその姿勢を評価したい」と満足げでいた。

盆栽界隈:共に楽しむ場所

5月に福岡市中央区今泉にオープンする「盆栽界隈」では、ワークショップを受けた後も、盆栽に関する相談や手入れの仕方、健康診断など、様々なサポートを受けることができます。大西さんと鶴久さんの「売りっぱなしではなく、一緒に盆栽を愛でていきたい」という思いが伝わってきます。

5月にオープンするお店は、昔のバイクショップやレコード店のように、誰もが気軽に立ち寄って相談できる場所を目指しているそうです。

盆栽は難しいイメージがあるかもしれませんが、実際に触れてみると、見て、触って分かることばかりで、気軽に始められるものだと感じました。最近では、17歳の高校生がアルバイト代で盆栽を買いに来たり、30代の若い世代も多く訪れたりしているそうです。

新たな発見!盆栽の多様な楽しみ方

盆栽の作り方だけでなく、楽しみ方も教えてもらいました。盆栽は正面から見ることが多いですが、下から見るとまた違った表情を見せてくれます。正面から見ると小さかった盆栽が、下から見ると大きな木の下にいるような感覚になり、自分が小さくなったように感じられます。

大西さんは、パーティーの時にテーブルに飾ったり、普段は玄関に置いたりしていますが、お酒を飲むときは、猫を撫でるように、盆栽を撫でて楽しんでいるそうです。盆栽はどこへでも移動できるのも魅力の一つです。

盆栽のワークショップは5,500円から。海外からの観光客向けに、条件付きで海外に持ち帰れるようにするサービスも提供しています。また、盆栽のレンタルも行っています。

盆栽について相談したい方は、ぜひ一度、足を運んでみてください。

盆栽界隈
住所:〒810-0021 福岡市中央区今泉1丁目18−20 クレスト今泉

Toi toi toi
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 9時00分~13時00分
出演者:山口たかし、内村麻美
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※放送情報は変更となる場合があります。

ラブレターズのアルバイト事情。マシンガンズ「KOC決勝進出してから言うなんて遅い」

お笑いコンビ・マシンガンズがパーソナリティを務める『マシンガンズの働きタイミー』(文化放送・火曜21時30分~22時)。4月22日の放送には、マシンガンズと親交のあるお笑いコンビ・ラブレターズが登場した。

今回の放送では、ゲスト・ラブレターズの2人が、自身のバイト遍歴を語るシーンがあった。

ラブレターズ・塚本「僕はADとかやってました。元々放送作家志望で、作家塾に行ってたりもしてた関係で、テレビ局にも興味があって。初めて(キングオブコントの)決勝に行った2011年は、まだADやってたんです」

芸人であることも明かしておらず、あくまで一アルバイトとして働いていた塚本。
しかし決勝に進出したため、当時ADをしていた『オードリーのNFL倶楽部』で、MCのオードリー・春日に話しかけたという。

塚本「まずADから声をかけることがないから、春日さんが身構えて。『実は僕、芸人やってまして、今度キングオブコントに出るんです』って報告したら、『そうか……お前何者だ!?』って(笑)」
西堀「決勝決まってから言うなんて、デリカシーないんじゃないか?(笑)」

一方、溜口は神宮球場で7年間ボールボーイをしていた。
このエピソードは、お笑い好きの間では比較的有名なエピソードではあるが――

ラブレターズ・溜口「ボールボーイって時給制なんですよ。神宮球場に行って、夕方に(雨天で)試合中止ってこともある。そうすると3時間分だけ時給が出るんです」
滝沢「早めに行って待機してるの?」
溜口「待機してます。(試合前の)練習で片付けとかもするので。でも試合が毎日あるわけじゃないので、それ以外の日は大学野球のグラウンド整備とかしてました」

大学時代にヤクルトスワローズに夢中になり、少しでも関われるアルバイトを探した溜口。
ビールの売り子やチケットのもぎりなども検討したが、「しっかり試合が見られて、近くで応援できる仕事」として狙いを定めたのがボールボーイだった。

溜口「募集要項とかなかったんですけど、衝動で神宮球場のお問い合わせ窓口に電話して『ボールボーイやりたいんですけど募集してませんか?』って聞いたんですよ。そうしたら『ちょうど昨日一人辞めちゃったから、明日面接に来て』って言われて」
滝沢「どこかでバイト募集は出てるの?」
溜口「あれは関係者同士で繋いでるんですよ。信用問題なんで」

溜口もまた、キングオブコントの決勝に進出した2011年までは、ボールボーイのアルバイトを続けていた。
当時はアルバイト中、スタンドから「キングオブコントおめでとう!」と声をかけられることもあったという。

滝沢「ふたりともさ……(周囲に芸人をやっていることを)言うの、遅くないですか?」

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