待望の続編!韓国映画『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』まもなく公開!

クリエイティブプロデューサー・三好剛平氏 ©RKBラジオ

明日4/11金より福岡県ではイテッドシネマ福岡ももちやKBCシネマなどで公開となる韓国映画『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』。2016年に記録的大ヒットを叩き出した韓国のメガヒット映画「ベテラン」待望の続編ということで、その魅力をRKBラジオ『田畑竜介GrooooowUp』の木曜日コメンテーター、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんが語った。

「ベテラン」とは?

さぁまずはこの「ベテラン」というシリーズですが、熱血ベテラン刑事を筆頭に、広域捜査隊と呼ばれる5人の仲間たちが繰り広げるクライムアクションムービーです。第1作目である2016年の「ベテラン」は、韓国で観客動員数1341万人を超える大ヒットで歴代5位を記録した大ヒットムービーとなりました。

 

この1作目が公開されていた時期に僕も仕事で韓国へよく足を運んでいたのですが、たしかに劇場はもちろん町中あちこちでこの映画のポスターを見るほどの国民的大ヒットなムードが高まっていました。そして何よりも、実際に映画を見てみるとこれがもう抜群に面白い。正義を賭けて奮闘するドタバタ刑事チームと、観客の誰もが「この憎たらしい男を誰かとっちめてくれ!」と願わずにはいられない悪の財閥御曹司が繰り広げる勧善懲悪ムービーとなっており、僕はお世辞抜きでこの『ベテラン』第1作については、「もしこれから一本だけ映画見るならどの映画見たら良い?」と問われたときに必ず提案の1本に入れていたくらい、誰に見せても恥ずかしくない痛快エンタメの大傑作だと太鼓判を押します。

 

無鉄砲で気性は荒いが、正義への堅い信念は決して揺るがせにしない主人公の熱血ベテラン刑事を名優ファン・ジョンミンが演じ、その他どの韓国映画でも必ず見るような人気&実力派俳優たちが集まったキャスティング。そしてシリーズの監督を務めるのはこのコーナーでもご紹介した海女アクション映画『密輸1970』ほかを手掛ける韓国のヒット請負人、リュ・スンワン監督による見せ場盛りだくさんのアクションとドラマ。現在はamazon Prime Videoで配信中ですので、まずはこの『ベテラン』1作目をご覧になることを問答無用にオススメいたします。

 

そして本日ご紹介するのはその続編となる『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』という新作です。こちらもすでに韓国では昨年公開済みで、またしても観客動員5週連続1位、750万人突破のメガヒットと好成績を残し注目を集めました。今回も主要キャストは前作そのままに、注目の新キャラとして登場するのが、若手屈指の人気俳優のひとりであるチョン・ヘイン。韓国ドラマ大好き勢にはお馴染み、あの「2018年最も話題になった韓国ドラマ」第1位を記録した『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』で“国民的年下彼氏”の異名を得たあのチョン・ヘインです。本作では、正義感あふれる新人刑事役として主人公たち広域捜査隊に加わる重要な役柄で登場します。

わたしたちの「正義」とは?

ということでますますパワーアップしたこの続編はどのような物語になっているのかについてここからもう少し詳しく見ていきます。まずはあらすじから。

 

ベテラン刑事ソ・ドチョル、そしてチームの刑事たちは今日も変わらず凶悪犯罪の現場で身体を張った捜査を続けていた。そんなある日、法律では裁かれなかった犯罪者たちが、かつて被害者に行った手口と同じ殺害方法で次々と殺されていく連続殺人事件が発生する。世論は、司法の不条理が取り逃がした犯罪者たちへの報復として相応しいと連続殺人を加熱気味に後押しするなか、その執行人として注目を集める“ヘチ”と呼ばれる人物が正義のヒーローとしてもてはやされ始める。やがてこのヘチ連続殺人事件の捜査陣に、新人刑事パク・ソヌが加わり、事件は解決に近づくかのように見えたが…という物語です。

 

前作では、金と権力によって悪事をもみ消して回る憎むべき大企業や権力者たちを、わたしたち小市民の正義と勇気とプライドが打ち砕くという、痛快な勧善懲悪を成していた「正義」のあり方も、それから数年を重ねた現在では様相がだいぶ変化しています。

 

凶悪犯罪者には自身の犯した罪と同等の報復が相応しいと加熱していく世論。その機運を自らの動画再生数と収益を目的に、有ること無いこと次々と投下していく動画配信者。そしてその信憑性に欠ける情報がみるみる拡散され、それに従って次々と報復殺人が執行されていく——果たしてこれは「正義」なのか?

 

こうした「熱狂状態の独善的正義」の姿は、私たちが近年さまざまな場面で目撃している「揺らぐ正義」のあり方そのものであり、そのことを思うにつけ、まさしくこの『ベテラン』シリーズとは、いつでも「私たちにとって正義とは何か?」そして「その正義とは果たしてどのように成されるものか?」を問うシリーズであったのだと気付かされます。

 

2025年現在を生きる私たちにとってリアルな、この複雑な「正義」をめぐる問いに本作はどのように応答するのか?ぜひみなさん自身が劇場で見届けて欲しいと思います。いつでも「正義」を成す側は、悪事を成す人間たちよりもはるかに大変で、いわば「正義はツライよ」ではあるわけですが、それを引き受けてなお曲げられない、曲げてはならない信念や精神があること。そして一人ひとりが抱くそうした正義が独善的なものに陥らないための手立てとは?といったことへのヒントもこの映画の中にきっと見つけてもらえるはずです。

 

ここまで聞いてご興味を持たれた方は、ぜひシリーズ2作目だからと尻込みせずに、すぐにも劇場へ足を運んで楽しんでもらいたい一作ですが、改めて昨晩1作目の「ベテラン」から今回の2作目まで一気見してこそ極上だった自分としては、1作目を予習して劇場へ行けば楽しみも倍増しますとお伝えさせてください。何度も言いますがまずは第1作目の『ベテラン』は誰が見ても絶対「面白かった!」と言ってもらえる三好も太鼓判の大大痛快アクション映画なので、ぜひこの機会に2本まとめてお楽しみください。

 

『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』は明日4/11金より、福岡ではユナイテッドシネマ福岡ももちやKBCシネマほかにて各劇場にて公開となります。ぜひ。

月に一回の特別企画「リスナー名作劇場」のテーマを発表!

月に1回、テーマに沿ってリスナーさんから作品を募集した中から、1作品を三好さんが語る「リスナー名作劇場」。4月は24日(木)放送回で実施する。今月のテーマはゴールデンウイーク直前ということで、『いつか訪れたい!ロケ地に魅了された映画は?』。20日(日)までにエピソードを添えて番組メールgu@rkbr.jpまで!

映画「ベテラン 凶悪犯罪捜査班」公式サイト

田畑竜介 Grooooow Up
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 6時30分~9時00分
出演者:田畑竜介、田中みずき、三好剛平
番組ホームページ
公式X

出演番組をラジコで聴く

※放送情報は変更となる場合があります。

【西武】西口文也監督インタビュー 投手陣に求める理想像とは?

5月9日放送のライオンズナイターでは、埼玉県営大宮公園野球場の西武―ロッテ5回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの西口文也監督にインタビューした模様を放送した。與座海人投手への今シーズンの印象、モンテル選手への想いについて訊いた。

――今日の先発は與座海人投手です。前回の今シーズン初登板だった楽天戦(5月1日、4回戦)は、6回、被安打1、3奪三振、無失点の投球内容でしたが評価はいかがでしょうか?
西口「投球内容もよく、投球リズムを変えたりするなかでしっかり抑えて試合を作ってくれたので、非常によかったと思います」

――2軍で投げていて、1軍でなかなか投げられていなかった昨シーズンも含めて、與座投手のマウンド上での姿をご覧になっていかがだったでしょうか?
西口「今年は投球テンポを変えたり色々やってくれていて、本来なら開幕ローテーションに入るところで体調不良があって登板する時期が遅くなってしまいましたが、今年は期待に答えてくれていると思います」

――牧野翔矢捕手のリードはどのように評価されていますか?
西口「ファームでもよく(與座投手と)組んでいますし、(與座投手のことを)分かっていると思うので、そういう意味を込めつつ牧野にも出番がないというところで組ましてみたら、本当にいいリードで引っ張ってくれたなというのはあります」

――與座投手の1番いい球は何だと思いますか?
西口「真っ直ぐ高めでしっかりファウルや空振りを取れたり、ポップフライを打たせたりといったところだと思います。そこの制球力がしっかりしていれば、安心して見ていられると思います」

――源田壮亮選手が今日から1軍に昇格しました。イースタン・リーグで3試合に出場し、毎試合1本ずつヒットを放ち、二塁打、三塁打のベースランニングもスムーズでした。一昨日はショートで9イニングプレーをしています。つまり状態は万全ということでしょうか?
西口「そうですね。万全な状態じゃないと1軍に上げても使いづらいというところもあるので、状態面はもう大丈夫ということで」

――今日は雨が降るなかでの試合になるかもしれません。どういった試合運びを心掛けますか?
西口「相手よりも1点でも多く取ったまま試合を運んでいければと思います」

――火曜日のソフトバンク戦(5月6日、8回戦)で、先発の上田大河投手に対してアドバイスを身振り手振りで行っていました。「投手にはこう振る舞ってほしい」という理想のイメージを教えてください。
西口「初回に4失点をして、ベンチに戻ってくる姿がうつむいて落ち込んでいるような表情だったので、『そういう表情をせずに堂々と帰ってこい』と。あとはマウンド上での立ち振る舞いのことを上田に伝えました」

――西口監督ほどの投手でも、現役時代に序盤で降板したことはあったかと思いますが、淡々とした表情をしていましたね。
西口「打たれたら自分が悪いですし、後ろで守ってくれている野手がいるので、マウンド上で落ち込む姿を見せてはいけない。マウント上では『自分がエースだ』という気持ちで立ってほしい想いもあります」

――育成枠3年目のモンテルが一昨日に支配下契約を勝ち取りました。このタイミングで外野手をひとり増やした理由を教えていただけますか?
西口「期待を込めてというのもありますし、代走も踏まえてですね」

――モンテル選手をスタメンで起用してみていかがだったでしょうか?
西口「少しボール球に手を出してしまうことが多く結果は出ませんでしたが、ベンチでもしっかり声を出して明るくやっていたのでよかったと思います」

――昨年の監督就任会見でお話を伺った時に、育成枠から支配下に登録される1番手としてモンテル選手を挙げていましたが、まさに実現なされましたね。
西口「挙げていましたか? 忘れていました(笑)」

――「ボール球さえ振らなければ」とも仰っていました。
西口「しっかりボール球を振っていましたね(笑)」

※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー

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