財津和夫、僕らの世代はロックだったけど今の若者は自分たちの新しい文化・新しい言葉を生み出して欲しい

TULIP・財津和夫が、時には、それぞれの時代と若者の音楽を振り返るRKBラジオ『財津和夫 虹の向こう側』。8月3日の放送では、TULIPの「第2期」や、財津自身の世代とロックについて徒然に思いを語ります。

TULIP、2期・3期はほとんどヒット曲がない

TULIP第2期からのファン、というリスナーのお便りを紹介しました。
財津「こんな方もいらっしゃるんですね、第2期・第3期がお好きっていうのは珍しいですよ」
下田「そうですか」
財津「この前やったTULIPファイナルツアーの時は、おそらく第1期のTULIPを好きな人が多いんじゃないかと思って、第1期の頃の楽曲を多めにしたんです。それが、こんな方もいらっしゃるとは」
下田「そうですね、でも年齢によるものだと思うんです。(お便りの方が)59歳で還暦リーチ、といいますと私もそこに属するんじゃないかと思います。今までTULIPの第1期・2期・3期っていうのが全く頭に無かったんですけど、青春時代の10代の頃聞いた曲といえば『虹とスニーカーの頃』かな。それは何期、2期ぐらい?」
財津「第1期の方が、ヒット曲が多分多いと思います。第2期に差し掛かる頃に、『虹とスニーカーの頃』をやったんです。ですから2期・3期はほとんどヒット曲ない。いや、本当これ卑屈になって言ってる訳じゃなくて客観的にそうなんです。コンサートをずっと続けてたんで、何かヒット曲っていうヒットは出てなくても、ツアーバンドだったんで、(コンサートを)見に来てくれてる人たちは、なんかもう、家族のように一緒に親身になってくれていた。で、ヒットしたって勘違いしたのかも知れない」

僕たちの時代はロックだった

今日の一曲は『私の小さな人生』。リクエストメッセージでは、映画『KYロック』にこの曲が使用されると知って楽しみにしていた、とのことです。
下田「財津さんは映画『KYロック』、ご覧になりましたか」
財津「すいません、見てないです」
俳優・加藤雅也の還暦記念の主演映画で、2024年6月にロケ地・広島で先行上映の後、11月から順次公開されています。(番組内では、下田アナが「2024年1月公開」と紹介していますが、ここで訂正致します。)
下田「KYって…」
財津「普通は『空気読めない』だよね」
下田「そうみたいで、KYブラザーズというバンドを加藤雅也さんが演じる主人公がやっていて、でも頼りにしていたメンバーが突然脱退したりとか、そういうその空気読めない感じ…」
財津「TULIPとチューリップと同じじゃない!」
下田「そうですか(笑)。人生まだまだ終わってないよっていう、大人の青春物語のような、ストーリーだそうです」

財津「僕たちの世代って、ロックっていう言葉が本当に僕たちを長生きさせてくれました。僕たちの世代を代表して言うと、ロックっていう言葉が本当にあって良かったな」
下田「そうですね」
財津「いつの時代も、若者がいますよね。僕たちの時代は、若者はロックだったんだな。今はもうないもんね、ロックって言葉は残ってるけど、でもロック魂は無いって周りの人言ってますよ。僕はロックをよく知らないから魂のことも知らないけど、でも確かに新しい時代になって、やっぱり新しい若者は新しい音楽作ってるんで、若い人たちは自分たちの新しい文化をね、新しい言葉を生み出して欲しいですね」
下田「そしてこの(映画に)『私の小さな人生』が使用されている理由として、前田多美さんという女性の監督(1983年生まれ)は、「70年代の音楽を聞きまくって、歌詞が映画のストーリーとマッチした」と仰っているようです」
財津「アララ、ありがとうございます。最後に『死ぬまで歌を歌っていきたい』(※正しくは、『死んで行くその時まで歌を歌って生きて行きたい』)っていう歌詞があるから、そこに何かキッと引っかかっちゃったのかな。ありがとうございます。最後にそんな歌詞作ってて良かったです」
今日は、アルバム『魔法の黄色い靴』に収録されている方の『私の小さな人生』をおかけします。

幼い孫が無邪気に歌う「チュミ」

「2歳と4歳の孫娘が、保育園のお迎えの車の中で聞いて自然と耳に残ったのか、帰ってから2人でブロック遊びをしている際、耳を澄ませたら、『♪わがままは男のチュミそれを許さないのは女のチュミ』とそのフレーズだけをエンドレスに歌いながら遊んでいました」とのお便りをいただきました。
財津「なんかほのぼの嬉しいな。かわいいですね、孫って目に入れても痛くない、ってよく昔から言いますけど、本当に可愛いんですよね。しかも可愛いのに、その子が『チュミ』なんて言われたら、目の奥まで入れちゃう、本当に」
下田「こんな小さいときにチューリップを聞いて歌って、それを青春時代にもう一度歌ってほしいですね」
財津「そうですね。でも、この何て言うんですか、大人のドロドロとした。この1文をですね、何の意味もわからず歌ってるっていうところが可愛いですよね」
下田「そうですね、本当にね。これからも歌い続けてください」
もう少し大きくなったら、できればチュミの無い他のTULIPの曲が良いかも、です。

次回8月10日の放送は、通常通り18時15分(午後6時15分)からの予定です。
音楽の持つ不思議な力についてお話をします。

財津和夫 虹の向こう側
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週日曜 18時15分~18時30分
出演者:財津和夫、下田文代
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※該当回の聴取期間は終了しました。

【くらぶカルデア FGOラジオステーション】第68回 放送レポート

 

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