財津和夫、試着が面倒で「ボトムスは10年以上買っていない」
TULIP・財津和夫が、時には録音された自分の声の違和感について話すRKBラジオ『財津和夫 虹の向こう側』。7月5日の放送では、「ヤキモチではないけど夫の態度が面倒」、「財津の詞が国語教師になるきっかけ」、「天神での財津の目撃情報」、といったリスナーからの報告を基にした2人の会話をお届けします。
ヤキモチではないけれど
去年11月16日の放送で、「一度でいいから財津と握手してみたい」と言ったら、夫からヤキモチを焼かれた、というお便りを紹介しました。そして、今年5月3日の放送では、コンサートに出かけると自分の夫も友人の旦那様もご機嫌斜め、やはりヤキモチモードになる、という別の方からの情報もお寄せいただきました。
今回は、そのアンサーソングのようなお便りの紹介です。
「財津さんのコンサートに行くと、ご機嫌斜めになる旦那様、たくさんいらっしゃるんですね。うちも不機嫌になりますが、ヤキモチとは違う気がします。昔気質の頑固なお父さんの顔色を伺うような感じで、『コンサートに行かせてください』とお願いしています」といただきました。
財津「あらら、この方は昔気質の感じですね」
下田「『全国コンサート巡りをしたり、ご夫婦で仲良く来られている方を見るたびに、ああ、羨ましいなと思います。ただコンサート当日は、仕事帰りにホールまで必ず迎えに来てくれる』ということなんです」
財津「わあ、それはすごいじゃないですか」
下田「そうですよねえ。でも『(迎えに来てくれるのが)とにかく面倒くさい人です』と…」
財津「ヤキモチとは違う、って言うんだったら、迎えに来てくれることは素直に喜んでもいいんじゃない?」
下田「そうねえ、だけどそのあと自由にはさせまいという束縛?監視?」
財津「うわあ。すごいね」
下田「ご主人に聞きたいわ、どんな気持ちで送り出し、そして迎えに行っているのか。『(お便りの続き)コンサートの告知は嬉しくもあり、憂鬱でもあります。独身の頃のようにただただ嬉しいといいのですが』」
財津「ははあ。でもねえ、歳とってから、こういう『お前しかいないんだよ』みたいな雰囲気出されるのも悪くないんじゃないですか? どうですかねえ。でも毎日そうだと、確かに鬱陶しいかも」
下田「無関心でもちょっと寂しいかな?」
財津「ですよね、女性って必ずそう言うね。どうやってもダメですよね、どっち転んでも『あんたはダメよ、うるさいわね』みたいな。『いちいち言うな』って言われるし、『なんで言わないの?』って言われるし。本当に、1日中コロコロ猫の目見てるような感じで」
下田「そうですよ。だから細心の注意を払って観察して、その時に合った対応をしてくださると嬉しいんですけど。何事も中庸が良いのかもしれません」
「やったね」って感じ
財津の歌詞に心惹かれ、言葉の持つ力やそこに込められた思いなどがきっかけで、中学校の国語の教師になり38年。今年、定年を迎えます、という報告が届きました。
下田「ええ、すごい!」
財津「すごいですね。僕の影響なの?」
下田「そうですよ、財津さんが一人の国語教師を生んだんですよ」
財津「まあ、違うと思うけど」
お便りの結びの部分です。
財津「『今、ちょっと膝の手術をして入院しています。病気をすると、日常の日々の当たり前のありがたさを感じるばかりです。財津さん、これからもお元気で私たちの支えでいてください』、という事なんですけど。いや、嬉しいですね。歌詞に自信なかったんだけど、こんな事言われると、やったね! って感じになります」
下田「そうですねえ」
財津「歌詞ってどう書いていいか、本当にわかんなかったんです。今でもわかんないけど。でも、昔よりは少しは、要領はわかってきたんですけど…」
財津「アーティストって、メロディー派なのか、歌詞派なのかっていうのは大体分かれてますよ。歌詞派の人はギター1本だけでも弾き語りで、『ギャーン』ってボブ・ディランみたいに思いをぶつけてきますし。音(メロディー)派の人は、もう歌詞なんか要らないみたいな感じで、ほとんどインストで。極端な話、演奏だけの人もいます」
下田「うん、うん」
財津「まあ、色々いらっしゃるんですけど、やっぱりヒットさせようとしたら歌詞が必要になってくるんですよ。歌詞ってストレートに聴く人に突き進んでいきますから、わかりやすいんでしょうね。そこで悩みました」
下田「悩んだ?」
財津「ええ、伝わるように書きたいんですけど、どうも私の何て言うんですかね、変人な感じの頭の中が変な歌詞を書くんですよ」
下田「変な歌詞?」
財津「今読んだら、昔いいなと思って書いた歌詞、ちっとも意味わかんない」
下田「(笑)ご自身で?」
財津「はい。意味がわかりませんでしたね。ですから、まあ一皮二皮剥けるまでに、本当に時間かかりました」
財津「でも、今は分かりやすい歌詞しか書けなくなりまして、まあそれもまた魅力がないというところでもありますので」
下田「魅力がないんですか?あるでしょう、そこが魅力でしょ」
財津「難しいんですよ、だから。さっきの話じゃないですけど、やっぱり中庸なとこで行かないとね。剥けすぎてもダメ、ね、剥けなくてもダメなんですよ」
今日の一曲は、TULIP『あのバスを停めて』。
アルバム『日本』に収録されています。いくつかある財津&姫野のダブルボーカル曲の中でもユニゾン(ハモらずに同じ音程)で歌唱されている曲です。
ズボンやパンツではなく「ボトムス」を買わない理由
4月の夕方、天神で財津を見かけた、キラキラオーラですぐにわかりました、という目撃情報をいただきました。
財津「いやいや、キラキラオーラかどうか知りませんけど、買い物はいつもしてますよ。食べ物とか、気分転換にシャツ買ったりとか。ズボンっていうか、パンツって言うんですかね、最近の言葉では」
下田「はい、はい。ボトムス。上着の方はトップスって言います」
財津「わあ、初めて聞いたわ、トップスなんて」
下田「本当ですか?」
財津「ええ。シャツとかズボンとか言っちゃもういけないんだね」
下田「いやいや、いいです。はい、シャツとズボンを購入されて」
財津「しょうがない、昭和ですからね、私。で、ズボンは買わないんですよ。なぜ買わないかっていう話を今からしようと思います」
下田「はい」
財津「あの、試着しなきゃいけないじゃない。特に、冬場にズボンを買いに…またズボンって言っちゃったけど…ボトムスを」
下田「(笑)さっそく取り入れた」
財津「買いに行く時が嫌ですね」
下田「あ、嫌?」
財津「あの、ズボン下とか履いてるじゃん。で、靴下もぶ厚いの履いてるじゃん」
下田「はいはい」
財津「靴下はまあいいんですけど、ズボン下脱いで、それで試着室で小っちゃいの履くと、『あれ、チャック閉まらねえや』みたいな感じで、『すいません、もう一回り大きいのをお願いします』って、また持ってきてもらって、履き替えるのがもうめんどくさい」
下田「あ、そう」
財津「シャツはほら、あシャツじゃなかった、何でしたっけ?」
下田「トップス」
財津「トップスは、今着てるシャツの上から…シャツじゃなかった、トップスの上から着りゃいいじゃん」
下田「シャツ、シャツでいいですよ、シャツはシャツ」
財津「シャツでいいの?」
下田「うん、いいの」
財津「ズボンはもう、履き替えるのが面倒なんで、買いませんね」
下田「買わないの?」
財津「買わない。だからもう10年以上前の、ぼ、ぼ、ボトムスを」
下田「(笑)ズボンでいいわ」
財津「履き続けております」
下田「あ、そうですか。へえー、どうなんだろう?」
財津「ボロッボロですよ。ただね、大体10年で、流行が一周するじゃないですか。だから10年前のものを今履いてちょうど良かったです」
下田「うーん、そうね」
財津「それと、もう一つ良い時代になったなと思うんですけども、個性の時代になったじゃん。だから、どんな形を履いてたとしても、流行遅れだなって思われないし、逆にそれが個性の主張になったり。そう思いながら履いてます」
下田「みんなが流行に合ったものを着てるけど、今(流行が)バラバラですから。もちろん毎日着替える人もいれば、ある程度固定したものを着ている女性も少なくはないと思います」
財津「それは女性が、人からどう見られるかっていうことよりも、自分はこうだよっていうことを主張できるような時代になったということだよね」
下田「そうなったかもしれません」
財津「いい時代ですよ。本当にそういう意味ではね」
次回7月12日の放送は、通常通り18時15分(午後6時15分)からの予定です。
TULIPのライブレコードについて、お話をします。
- 財津和夫 虹の向こう側
- 放送局:RKBラジオ
- 放送日時:毎週日曜 18時15分~18時30分
- 出演者:財津和夫、下田文代
-
番組ホームページ
※放送情報は変更となる場合があります。
