コロナ禍の今だからこそ見直しを…大学の部活に残る「伝統」に喝!

潟永秀一郎氏

RKBラジオ朝の情報ワイド番組『櫻井浩二インサイト』で、虐待やヤングケアラー、自殺やいじめなど、子供を取り巻くテーマについて、これまで多くの問題提起や解決策を提案しているコメンテーターの潟永秀一郎氏(元サンデー毎日編集長)に、リスナーからこんな相談が寄せられました。

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私の息子は今年、東京の私立大学に入学しました。念願のテニス部に入部したのですが、とんでもないことが起きています。「部室の掃除」と称してイジメが毎日行われています。1年生に部室、シャワー室の掃除をさせ、上級生が点検。ホコリひとつ、髪の毛1本でも落ちていたら掃除のやり直し。毎日、毎日、掃除だけで部活後に3時間以上させられているそうです。ひどいときには午前3時迄掃除をさせられたと子供から聞きました。
うちは母子家庭で、今年から出来た国の奨学金制度で子供の希望を叶えてやることができました。コロナの影響でオンライン授業。楽しみにしていた、大好きなテニスを大学でも頑張りたいと入部したのに(中略)大学とは、こんな程度の低いイジメをしている所なんですか?
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潟永氏は「私も母子家庭で大学まで出してもらった身として、お子さんに「夢を諦めないでほしい」と願うばかりです」と切り出したあと、なぜこのようなことが起きるのかをこう分析しました。


潟永:一つはまず、時代遅れの「伝統」です。ずっと「掃除は1年生」だったとしたら、上級生が今やっていることは惰性、何も考えずに同じことを繰り返しているだけで、その場合やっかいなのは、罪悪感がないことです。「俺もしたんだから、当たり前」という考え方ですね。もう一つの背景は、このコロナ禍です。全国大学・生協連が行ったアンケートで、「部活で困っていることは?」という問いに、実に6割の学生が「部活再開の見通しが立たない」ことや、合宿など「毎年恒例の行事ができないこと」を挙げています。つまり上級生ほど、この状況にストレスを感じているようなんです。だからといって、下級生に理不尽な対応をしていい理由には全くなりません。


一方、先週から話題になっている宝塚音楽学校など、「伝統」が変化している例もあります。


潟永:「伝統」についていえば、おかしいことは修正すべきなんです。いい例があります。2008年に初めてラグビーの関東大学対抗戦で優勝して、2011年から史上初の8連覇を成し遂げた帝京大学ラグビー部です。ここでは、掃除などの雑務は上級生がやっています。理由は「1年生は履修科目が多くて忙しいし、環境変化のストレスもあるから」です。合理的でしょう。すると、この部の上級生はどうなるかというと、「1年生の時に良くしてもらったのが嬉しかったので、『自分がされたことを1年生にもしてあげたい』と思った」とOBが話しています。ドラマ『半沢直樹』風に言うと「施されたら、施し返す、恩返しだ!」です(笑)。

潟永:最近のニュースで言うと、宝塚音楽学校もそうですよね。ここでも、1年生にあたる「予科生」は朝の校内掃除が日課で、場所も決まっていて、前の年にそこを担当した、2年生にあたる「本科生」が一対一で掃除方法から生活態度まで指導していました。ところが、体を壊す予科生が出るなど、指導に行き過ぎた点があったとして、去年の春に一対一の指導からグループ制に変えました。さらに「阪急電車を見たら、先輩が乗っているかもしれないので、必ず一礼する」といった暗黙の決まり「不文律」を廃止しました。副校長は「生徒の自主性を尊重しつつ、時代にあわせて改善を進めている」と話しています。


では、相談を寄せてきたリスナーの息子さんの場合は、具体的にどんな行動を起こすべきなのでしょうか?


潟永:お子さんの部にも、そうすべきだと思っている上級生もいると思います。でも、声の大きい一部が牛耳っていて、誰も止められないとか、部活ではよくあります。だから息子さんも、「この人なら分かってくれるかも」と思う先輩に、一人じゃなく1年生有志として相談されてはどうでしょう。そのうえで、監督や部長も巻き込んで、部の在り方をみんなで話し合う場を作ってもらえないでしょうか。その時大事なのは、1年生対4年生みたいな図式にしないことです。多かれ少なかれ、ほとんどの学生が今の状況にストレスを感じていますから、場が険悪になりかねません。ですから、どういう場にするかは大人、教員であるだろう部長さんに任せたほうがいいかもしれません。

潟永:ついでに言うと、企業も変わっています。分かりやすい例でいうと、電通さんです。少し前まで「鬼十則」という伝統があって、その一つには「取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは」という文言もあるんですが、女性社員の過労自殺事件などを受けて、社員手帖から削除されました。こうした企業の「体育会系文化」は、すべてとは言いませんが、消えつつあります。その意味でも前時代的な、理不尽な上下関係は、大学からも無くすべきなんです。正義は息子さんの側にありますから、決して一人と思わないでください。


親元を離れて一人暮らしをしている学生は、大学の授業もリモート中心でアルバイトもままならず、孤独になっているケースもあります。潟永氏は「私たち大人ができることは、そんな学生たちを温かく見守ってあげること。社会に絶望しないようにみんなで支えてあげること。お子さんと連絡を絶やさず一緒に考えてください」と締めくくりました。

櫻井浩二インサイト
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週月曜~金曜 6時30分~9時00分
出演者:櫻井浩二、田中みずき、潟永秀一郎
番組ホームページ
公式Twitter

※放送情報は変更となる場合があります。

フワちゃんの「つるべはあたしが守る」に、笑福亭鶴瓶 思わずにやり

笑福亭鶴瓶が、人気YouTuberフワちゃんについて語った。

9月20日(日)のニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』に大阪から生出演した鶴瓶は、自身のInstagramアカウントに投稿された“フワちゃんとのツーショット写真”について語った。

 

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フアちゃんと友達になりました。

笑福亭鶴瓶(@shofukuteitsurube)がシェアした投稿 –

“フアちゃんと友達になりました”と書かれていたその投稿。フワちゃんのことをずっと“フアちゃん”だと思っていたという鶴瓶だが、その投稿に対するフワちゃんのコメントは「つるべはあたしが守る」だ。

そのコメントについて「ナめたらアカンで!フワちゃんに守られてる68歳いるか?」とうれしそうに語った鶴瓶。

実際に共演をしてみての印象は、「真面目で良い子」。中国語と英語を話せることにも驚いたという。「芸能界にはあまりいないタイプ」と評したが、周囲に愛されている様子を感じ取ったようだ。

フワちゃんのYouTubeでの活躍を見て、鶴瓶さんは「『何かしよう』という意図の無い人がウケるんじゃ無いですか?」と分析。そして「『これで食べて行こう』という気持ちを、見る人は見抜いているのではないか」とのことだ。

その分析を聞いていた、東京のスタジオのくり万太郎が「でもその気持ちも分かりますよね。お笑いの人たちも数がいる中で目立っていくのは大変でしょう」と問いかけると、鶴瓶さんは「そうな、いやほんと頑張ってるわ。鶴瓶」と、しみじみ返した。

お笑い番組『ザ・ベストワン』(TBSテレビ系)の司会をしていて、「すごい芸人がおる」と思うことも多いとか。

芸歴48年、これからもフワちゃんに守られながら芸能界を突き進んでいく笑福亭鶴瓶だった。

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