ひろゆきが教える「楽して生きるための1%の努力」~その1~

ひろゆき(西村博之)さん

「2ちゃんねる」の開設者で実業家のひろゆき(西村博之)さんが2020年に発売した著書「1%の努力」(ダイヤモンド社)は累計40万部を突破するベストセラーになっている。仕事論、人生論として多くの人に参考になっているこの「1%の努力」について、ビジネスパーソンのリスナーも多いRKBラジオ『櫻井浩二インサイト』にフランスの自宅から出演したひろゆきさん本人に詳しく話を聞いた。

ひろゆきさんと櫻井浩二アナウンサー

努力の前に、選択することを考える

ひろゆき:努力をしても仕方がないところで努力をする人が多いと思っています。だったら、努力をする前に「選択すること」をちゃんと考えた方がいいのではないか、というのが「1%の努力」で書いていることです。たとえば、新型コロナをきっかけにハンコレス社会が進んで、ハンコ屋さんは大変じゃないですか。であれば、ハンコ屋さんをこのまま続けるのか、他に転職するのか、どちらがいいかと考えれば、答えはおのずと出てくると思うんです。もちろんハンコ屋さんを何とか続けたいという気持ちはあると思うんですけど、その気持ちと社会の流れというのは一切関係がありません。ハンコ屋さんは一つの例ですが、どの企業で働いている人でも「うちの会社、売上がだんだん減っているよね」って分かっているのであれば、そこで頑張るより、売上が上がっている会社で働く方が楽だよね、って。「1%の努力」は、そんなに難しいことではないと思います。

櫻井浩二アナウンサー(以下、櫻井):ただ、年齢がある程度いくと、新しいことを始めるのは大冒険のように感じてしまいます。

ひろゆき:年々事業が縮小したり、給料も減ったりしても別に構わないというのであれば、それは個人の選択の自由なので、それでいいと思います。新しいことを覚えないで給料がずっと減っていくのと、新しいことを覚えて給料が増えていくのと、どちらを選ぶのかは自分で決めることなので。

「みんなと同じことをしてればいい」という時代は終わった

ひろゆき:日本国内の市場規模は人口が減っているので、どんどん縮小しています。だから、多数派が「これやった方がいいよね」ということをしていると没落してしまうんですよね。「真面目にこれやっとけばいいよね」というものをやると、どんどんみんなと同じ方向に行くだけです。椅子取りゲームの椅子は減っているのだから、いかに椅子取りゲームに参加しないようにするか、というものを身につけた方がいい

ひろゆき:大企業で働かないと本当に暮らせないの?とか、東大に行って医者にならないと本当に幸せにならないの?とか、少し考えれば、別に東大に行かなくても、医者になってなくても、幸せに暮らしている人はいっぱいいるじゃないですか。そちらに目を向ければいいと思うんです。昭和の時代に生まれた人たちって、みんなが「いい」というものを選ぶと失敗はなかったんですよね。大企業はずっと売上が伸びているし、その社員は割と幸せな生活ができたんですけど、平成からちょっと変わってきて、令和になって「大企業ってあんまり給料上がらないよね」というのが明確になっています。昭和の感覚の大人はいまだに「大企業に行った方がいいよね」みたいなことを言いますが、うまくいったという経験を持っている人と「今の時代が違うよね」という区分けを、若い人はしなければいけません。

サボる才能は、長期的に得をする

櫻井:「サボる才能を身につけておいた方がいい」ということを本に書いてますよね?でも、それをできない人が多いと思うんですよ。

ひろゆき:やろうとしていないだけで、サボるなんて誰でもできますよ。サボっちゃいけないと思い込んでいるだけです。たとえば、法律上8時間働いたら会社から帰っていい、ということになっていますよね。でも他のスタッフがまだ残っていると、帰りづらい空気があるじゃないですか。もし仕事がめちゃくちゃ楽しいのであれば会社にいればいい。でも「別にそんなに楽しくないよね」というのであれば、家に帰って転職の準備をしたり副業をしたり、あるいは楽しい趣味に時間を費やした方が、長期的には得すると思うんですよね。

ひろゆき:宅配ピザのアルバイトをしていたとき、配達して余った時間は遊んでいました。もちろんちゃんとピザは納品しているので、職場にマイナスは一切ないんですよ。誰にも迷惑をかけていないし、僕にとっても遊んでるときに時給が発生しているので「みんな幸せ」という話だと思うんですけど。

櫻井:私もそうなんですが、なかなかそうやってサボることができないんですよね。時間きっちり働いたことで、満足しちゃうところもあります。

ひろゆき:「自分が死ぬ」ということが分かってない人が多いんじゃないかな。「80代でいきなり超自由」といっても、もう体が動かない。自分の人生の時間をいかに有意義に使うかというのを考えておいた方がいいと思うんですよね。

自分にとっての”大きな石”は一番最初に入れろ

ひろゆき:昔からある小噺を紹介します。大学の先生が教壇の上に壺を持ってきて、大きめの石を入れて「これで満杯になりましたか?」と聞くと、生徒が「はい」って答える。でも、まだ隙間があって、小石や砂を入れることができる。最後に先生が水を入れて「満杯になりましたか?」と聞いて、これはさすがにもう満杯だと。この小噺から、みなさんはどういう結論を出しますか?「あとで詰め込もうと思ったら、いくらでも詰め込める」という答えを出しがちなんです。でも本当に大事なのは「大きい石は一番最初にしか入らない」ということです。小さい石が入った後に、もう大きい石を入れようとしても駄目なんです。要するに壺というのが自分の人生の時間だとしたら、一番やりたいものをまず最初に入れないと、本当に大事なものが入らないということです。「お金を稼ぐ」とか「飲み会に行く」とか、そういう小さい砂や石はあとからでもいくらでも詰め込めるんですよ。ただ人生は限られた時間しかないので、その中で一番大事なものを先に決めて、さっさと入れるべき、ということを、学校を卒業して社会に出るときに考えなきゃいけないんすよね。

櫻井:そうは言っても、最初に入れるべき大きな石をなかなかみんな見つけられないと思うんですよ。

ひろゆき:見つからなかったら、見つけられるように手ぶらでいる状態を続ければいいんです。会社を定時に出たあと、友達と遊びに行ったりとか、旅行に行ったりとかして、自分が何が好きなのか、何がやりたいのか、というものを探す時間をつくればいいだけだと思います。

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櫻井浩二インサイト
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 6時30分~9時00分
出演者:櫻井浩二、本田奈也花、ひろゆき(西村博之)
番組ホームページ
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公式Instagram

※放送情報は変更となる場合があります。

「招待者が、国家権力との距離感を問われる難しさがある」 安倍元首相「国葬」について辛坊治郎が指摘

キャスターの辛坊治郎が9月27日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。ゲストとして出演した政治ジャーナリストの田﨑史郎氏と、同日に執り行われた安倍晋三元首相の国葬(国葬儀)について対談した。

安倍元首相の国葬で、献花し手を合わせるプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長(中央)と巨人の原辰徳監督(その左)=2022年9月27日午後4時23分、東京都千代田区(代表撮影) ©共同通信社

辛坊)今回の国葬を通じて感じたのは、「なかなか難しいところがあるだろう」ということです。国葬には機械的に招待される人がいますよね。現役の国会議員や国会議員経験者、都道府県知事、経済団体のトップらです。「難しい」と感じたのは、その他の曖昧模糊とした招待者に対してなんです。国葬に参列する、しないというのは、おそらく国家権力との距離感を如実に表すバロメーターにもなるからです。当然ながら、ポジティブに受け止める人もいるだろうし、逆にネガティブに受け止める人もいるはずです。

国家権力との距離というものが1つのバロメーターとして見えてくるとなると、招待者は判断を迫られます。ですから、純粋に故人を悼むという観点からすると、葛藤が生じる人も出てくるわけです。国葬とは、「ずいぶん酷なことをいろいろな人に強いるイベントだな」という気がするんですよ。

田﨑)中には、そう感じる人もいるでしょうね。特に苦しい立場にあったと思われるのは、報道機関ですよ。新聞社、テレビ局の各社には案内状が3枚ずつ届いたといわれています。そこで各社は判断を迫られたわけです。例えば、社長を含め誰が参列するか、しないか。あるいは、参列そのものをどうするか。そういう意味では、辛抱さんがおっしゃったことはメディアに対して当てはまります。岸田政権や安倍元首相との距離感をどう保つかが問われてしまいますからね。

辛坊)そういう意味では、私はちょっと腹に据えかねていることがあるんです。安倍元首相をめぐっては、「桜を見る会」の問題がありました。問題が大騒動になってからは、皆が口をつぐんじゃいましたけれども、大騒ぎしているメディアのトップは毎年、桜を見る会に参加していましたよね。

田﨑)そういうメディアもありましたね。

辛坊)「何なんだ!」というのが正直な思いでしたよ。

田﨑)考えものですね。

辛坊)トップどころか報道局長レベルでも毎年、参加して自慢げに写真を撮っていた人もいますよ。

田﨑)いますね。僕の記憶では、首相官邸記者クラブのキャップ、サブキャップらも行っていました。

辛坊)招待されていたんですよね。

田﨑)ええ。僕は行ったことはないんですけれども、招待されたことはあります。

辛坊)そこです。田﨑さんは、権力との距離の測り方が職業倫理に基づいていて、実にしっかりとしています。すごいです。

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