八女茶スパークリングにサウナ―注目のサウナで最高のととのい!?

八女茶スパークリング

北部九州・山口災害情報パートナーシップを結ぶコミュニティFM各局とRKBによるコラボ番組『ローカる!』。地域密着のコミュニティFM局のパーソナリティにとっておきの街ネタを紹介してもらう。8月は八女市にあるFM八女の中島直樹さんと「夏を全力投球」というテーマで八女の魅力を再発見していく。14日(日)の放送ではおしゃれスポットへ生まれ変わった八女市健康増進施設のべんがら村を訪れた。(報告・荒木風花ディレクター)

おしゃれ要素が加わった温浴施設・べんがら村

べんがら村

もともとは温泉や直売所として市民の憩いの場になっていたべんがら村。4月のリニューアルで「おしゃれ」要素が加わり、話題となっている。広報の山下由華さんに詳しい話を聞いた。

べんがら村・山下由華さん(中央)

山下さん:玄関から入り、真正面に見えるのは「BENGALA VILLAGE」という看板とインフォメーションがあります。こちらのインフォメーションとカフェ、多目的テラスは今回のリニューアルで新設された場所です。「コモンキッチン」と「八女テラス」は貸しスペースとなっており、料理教室やヨガ教室など、自由に使っていただけます。八女テラスは上に窓があり、光が差し込むので明るくて開放感がある空間です。1時間1500円で貸し出しています。設備も料金の中に含まれており、マイクや長机、バレエ用のレッスンバーなどがあります。

八女テラス

リニューアルして大きく変わったのは「レストラン」。八女で採れた新鮮な食材が味わえる。

山下さん:レストラン「ガーランディッシュ」ではプレートランチをご用意しています。カフェではモーニングメニューや軽食メニューもあるため、食事目的でべんがら村を訪れている人が増えました。食事内容も大幅にリニューアルしました。韓国料理やイタリアンなど、多国籍な料理が楽しめます。お風呂とセットで楽しめるため、この施設の中で完結できるというのがべんがら村のひとつの魅力かなと思っています。

博多和牛ロースステーキランチプレート

今回のリニューアルで新設された「カフェ」では八女茶を使ったスムージーやラテなどが楽しめる。そこで山下さんの一押しは「八女茶スパークリング」。ディレクター、お茶の炭酸を見たのは初めて。山下さん曰く、ハマる美味しさだという。ハワイアンのような「映え」な見た目の八女茶スパークリングをいただいてみた。

八女茶スパークリング

FM八女中島さん:さわやか!!お茶だけど苦くはなく、甘みがあります。

荒木:美味しい!飲み終わった時に八女茶の香りがぶわっとします!

カフェスタッフが改良に改良を重ねてできたという渾身の「八女茶スパークリング」、一度飲む価値アリ!さらにべんがら村ではあるものが醸造されていた。

べんがら村の中にある醸造タンク

山下さん:クラフトビール「八女ブルワリー」の醸造所がレストラン内にあります。レギュラーで4種類、季節限定が1種類の合計5種類のクラフトビールをここで楽しむことができます。もちろんカフェ内で「昼のみ」もできますよ。

FM八女中島さん:クラフトビールが注がれている「グラス」にもこだわりがあるんですよね。

山下さん:例えば「ピルスナー」という商品はのど越しが特徴なんです。そののどごしを味わってほしくてストレートグラスで提供しています。縦長のグラスのため、口に入れた瞬間、「グッ」と最高なのどごしを体感できます。また、夏限定の「八女産レモン」のフルーツビールなどは香りを楽しんでもらうためにアロマグラスを採用しています。ビールそれぞれの特長が一番生きるグラスで提供することを心掛けています。

お風呂あがりの最高の一杯が楽しめそうだ。さらに八女ブルワリーのクラフトビールは数々の賞を受賞しており、こだわりが詰まった一杯をべんがら村で味わうとなると…欠かせないのはお風呂。なんと「サウナ―」が注目するサウナとなっているそうだ。

べんがら村のサウナ

山下さん:サウナは従来の2倍の広さになっており、約25名入ることができます。さらに最高の「ととのい」を体感してもらうべく、水風呂はもちろんのこと、外には外気浴スペースも設けています。サウナ―に注目される理由は話題のサウナが2種類あることです。「イキサウナ」と「ボナサウナ」があり、オートロウリュと呼ばれるサウナの本場フィンランドに伝わる入浴方法も体験できます。サウナストーンに水がかかって水が蒸発することで体感温度を上げて、発汗作用を促進する仕組みになっています。

準サウナ―なディレクター、実は「べんがら村はサウナがすごい!」とサウナ―仲間から事前に教えてもらっていたほど。最高のととのいができそうだ。さらにととのった後には嬉しい場所があった。

山下さん:2階にあるお風呂からあがった後に楽しんでもらいたいのは1階のリラクゼーションスペースです。ここではマンガが読み放題、ハンモックもご準備しています。「タタミテラス」という畳にごろんとできるスペースや照明を落とした女性専用スペースもあり、思う存分ゆったりしてもらいたいです。

リラクゼーションスペース

入浴料金を払うと、このリラクゼーションスペースも利用することができる。さらに平日20時以降の入浴で、大人ひとり700円の入浴料金が400円になるという。パワーアップしたべんがら村では多くの人が集う場所へという願いから、イベントなども企画されている。直近では8月20日(土)15時から21時に「べんがら夜市」が開催される。子供のためのミニ屋台と大人のためのクラフトビアガーデンを楽しめる。

べんがら村公式サイト

家族みんなで夏の思い出を作るもよし、サウナでととのうもよし。夏を全力投球するために一休みするもよし。べんがら村で夏を全力投球できそうだ。次回8月21日もFM八女とのコラボ、星野村で夏の夜空を見上げる。

ローカる!
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週日曜 11時00分~11時15分
出演者:荒木風花、中島直樹
番組ホームページ
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公式Instagram

※放送情報は変更となる場合があります。

ヒアリングが苦手な営業マンに捧ぐ”QCDKTR”『長尾一洋 ラジオde経営塾』8月15日(月)放送

約9,000社の企業に携わってきた経営コンサルティングのエキスパート長尾一洋社長が,今週も悩めるビジネスマンのご相談に回答!
今回は若手営業マンの方から、ヒアリングに苦手意識があるとのお悩みが寄せられた。長尾社長はどう答えたのか…その一部をご紹介する。

 

■『商談時に無言の時間が…』3年目営業マンの切実なお悩み
ご相談者はラジオネーム『P太郎』さん。

3年目の営業マンです。直接の商談でもオンライン商談でも、提案する前段階のヒアリングが苦手だと感じています。
上司が言うには、私はお客様との会話のキャッチボールができていないらしいです。言われてみれば、お客様との商談時に会話が続かず、お互いが無言になってしまう時がよくあります。コンサルタントはヒアリング力だと聞いたこともあります。長尾さんの経験から、何か良い方法やアドバイスをお願いします。

 

■会話の『間』を恐れることはない!

最初に長尾社長がアドバイスしたのは、ご相談者さんが気にしている無言の時間について。

長尾社長:間が空くことはあまり恐れる必要は無いというか、あまり気にしない方がいい気がします。
間があって「ん?」ってなるのは、お客様側も当然同じ。そういう間があったら、お客さんが話し出すのを待つのも悪くはないというのがまず1点ですね。

■商談のストーリーを事前準備しよう

次に話題となったのは、ヒアリングや商談の事前準備の大切さ。歴戦のコンサルタントであり会社経営者でもある長尾社長ならではの視線からのアドバイスがあった。

 

長尾社長:一応コンサルタント的なことを言っておくと…。
事前準備というか、「仮説を立てる」とよく言うんですけども、お客さんが抱えている問題をあらかじめ想定しておく。「このお客さんにはこういうお悩みがあって、それに対してこんな手を打とうとしているけれど、うまく行ってないんじゃないかな?」みたいなのが仮説ですよね。

で、おうかがいして話を聞く時に、その仮説が合っているかどうか検証していくと。確認していくような質問をすることになりますね。

なので、この仮説、商談の事前準備ができて、商談のストーリーができていると、会話に困ることは少なくなるんじゃないかと思います。

ストーリーから外れた時には仮説が外れているので、次にどうするかも想定しておく。

「この話をしたらお客さんはこう答えそうだから、その時はこの資料を出す。気に入らなければ次はあの話をする…」というように、頭の中で事前にシミュレーションする感じですね。そういうことを訓練的にやっていくと、応用力というか、出たとこ勝負じゃなくて話もしやすくなるんだろうと思います。

 

■長尾社長の会社で行われる「ファースト前ミーティング」とは?

上記のような商談を事前にシミュレートする訓練は、実際に長尾社長の会社の営業担当の方々も行っていると言う。

長尾社長:特に初回訪問で経験の少ない若手がお客さんと会う時には、訪問前に上司とか先輩と商談のストーリーを擦り合わせます。「ファースト前ミーティング」って言っているんだけど。やっぱり若手の人は引き出しが少ないので、お客さんが言ったことに反応できないんでね。
あとはコンサルタントなんで、お客さんのビジネスモデルなどをちゃんと把握して行って欲しいんだけど、それをせずいきなり行っちゃうと話がとんちんかんになるので、それを事前にチェックしたりとか、そういうことしていますね。

 

■そもそも「営業に向かない」人はいるのか。

ここで松尾アナから「営業」にまつわる根源的な質問が飛び出した。

松尾アナ:そもそもなんですが、営業って向いている人、向いていない人がいるんじゃないかなと思っていたんですけど、その辺りはいかがですか?

 

長尾社長:まあ向き不向きで言えば、当然明るく元気でハキハキしたヤツが好まれるわけですよね(笑)。
だけど”営業の仕事”を考えていくと、ボソボソしゃべって何言ってるかよくわからないけど誠心誠意対応することで誠実さを評価されて成績を上げる…みたいな人もいるものなんで、人それぞれのやり方があっていいんじゃないかなと思いますね。

やっていて楽しくなるのが大事。営業を「お客さんに媚びへつらって売り込む…」みたいに考えちゃうとツラいですよ。だけど自分が良いと思うものをお勧めする、教えてあげると思えば、口コミで友達に「これイイよ~」と言うのと同じことなんでね。それでお客さんに「あんたに言われたの買ってみて良かったよ」って言われりゃ嬉しいものなので。

そういうふうに考えて行けるかどうかが大事なので、扱っている商材やお勤めの会社の価値をどう上げていくかがまず大切な気がしますけどね。

 

■ヒアリングを充実させる「QCDKTR」

とにかくヒアリングに苦手意識があるというご相談者のため、最後に長尾社長が紹介したのが『QCDKTR』。長い呪文のような響きに長尾社長も早口になる「キューシーディーケーティーアール」、その正体とは?

長尾社長:頭に入れておいていただきたいのがQCDKTR。

Q クオリティ

C コスト

D デリバリー(納期など)

K キーマン(意思決定は誰がするか)

T タイミング(時期。いつ買うか、いつ決定するか)

R リレーション(人間関係とか、そのお客さんと他のお客さんとの関係性など)

何かというと、お客さんが商品を買うか買わないかを決定する時の、購買の判断軸みたいなものを確認する。そのための項目が6つあって、これを意識して聞きなさいということです。

まずQ。「品質は高い方がいいに決まってるじゃないか」となるんだけど、品質という面において、どういうところを見て品質が高いと判断するのか。その判断軸は何かを聞く。

C。コストも「安い方がいいに決まってるじゃないか」となるんだけど、さっきのQとの関係で物が良ければ高くてもいいという人もいる。とにかく安くないと嫌という人もいる。定価から値引かないと気に入らないという人もいますね。これも考え方を聞く。

D。デリバリー、納期なんですが、これも短納期をとにかく要求するとか、多少コストがかかっても早く入れてほしいという場合もあるし、多少遅れてもなるべく安く買いたいという人もいますよね。あとは商材によってはデリバリーの体制とか。そこをどう判断するのか聞く。

K。キーマン、意思決定する時の決定権者ですね。社長さんか、◯◯部長さんかもしれないし、場合によっては現場の担当者の判断が非常に有効な場合もありますよね。この商品を買うか買わないかを決める決定権者は誰なのか、または決定機関が役員会なのか月初の会議で決めることなのかなど、そういうことを聞く。

T。タイミング、購入時期の問題。「いつ買おうと思っているか」という話ならわかりやすいんだけど、今のリース契約がいつ切れるかとか、法人だと決算がいつだとか、創立記念日がいつなんだとか。個人だと誕生日や入学や卒業などの節目とか。
そういうタイミングをどうはかるかという情報ですね。商品を買うにあたって、タイミングがどう影響するのかということを聞く。

R。リレーション、人間関係。まずは人間関係を重視する人なのかどうか。何回も顔出していると買ってくれそうな人もいれば、最後は結局モノを見て決めるぜという人もいる。
あとは法人の場合は親会社子会社、資本関係はどうなっているかとか。個人の場合には学閥とか親戚、知り合いとか、そういったことをなるべくヒアリングで聞く。

このQCDKTRによって、お客さんがどういう判断をするのかをヒアリングをして記録に残します。

 

■QCDKTRで脱「御用聞き営業」!

QCDKTRは一気に聞くのではなく、商談のプロセスの中で聞き出し埋めて行くものとのこと。それによってお客さまの判断軸を把握し、商談をリードすることができると長尾社長は言う。

 

長尾社長:全部一気には聞けません。これを立て続けに聞くと「お前、尋問する気かよ」ってなっちゃうから、商談の中で埋めて行くというかね。
逆に言うと、このQCDKTRの判断軸がわかっていないと、そもそも商談をリードすることができないということですね。結局お客さんに「どうします?もうちょっと安くしたら大丈夫ですか?」みたいなことをひたすら聞き続ける御用聞き営業しかできないんです。
だけど商談のプロセスの中でQCDKTRをちゃんと把握して行くと、「◯◯様ですから、きっとこういうご判断をされると思いますけどね」と、こちらがリードしながら商談を進めて行ける。
タイミングもわかっているので「◯月からお始めになられるんでしたら、▲月中にはご決定いただいたらいいですね」とか「お嬢様が3月ご卒業ということなんで、年内にはここまで決めておきたいですね」というようなことをちゃんと把握して、クロージングの時にピシッと迫れることになりますよね。

こういうことを意識すると、ヒアリングが苦手な人もだんだん充実していく。うまく言おうとする必要はないので、確実に聞いていくということです。

 

松尾アナ:これだけ項目があると、無言になっている暇がなくなるくらいですね(笑)

 

長尾社長:そうそう(笑)。

【営業力や経営戦略に悩む方におすすめの1冊!】
『コンタクトレス・アプローチ テレワーク時代の営業の強化書』長尾一洋 著/KADOKAWA

 

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