オンデーズのテレビCMで話題の女性「温泉で子供が…」

オンデーズ社員・遠藤有紗さん

♪オン、オン、オンオンオンオンデーズ…。今年の夏、テレビCMで大量にオンエアされ、自然と口ずさんでしまっている人も少なくないだろう。このメガネの全国チェーン「オンデーズ(OWNDAYS)」のCMに登場し軽快なステップを披露しているのは、モデルでも女優でもなく、オンデーズ社員・遠藤有紗さんだ。RKBラジオ『Toi toi toi』で、CM出演の経緯や、その後の反響について、遠藤さん本人に聞いた。

「本来は笑顔の方が美人なんです(笑)」

山口たかし(以下、山口):何といっても今年の夏、一番皆さんの耳に残ったCMはこれだと思います。

山口:最初はあまり気にならなかったんです。「いろんなスタイルに合う眼鏡なんだな」ぐらいに思ってましたけど、だんだん、(CMに出ている)あの子のことが気になってきまして「踊っている美人は一体誰なんだ」って、僕みたいに検索された方も多いと思いますけど、なんとなんとタレントさんではなく、オンデーズの社員さんなんです。きょうはそのご本人、株式会社オンデーズ・ブランディング・PRESS・SNSエディターの遠藤有紗さんにお話を伺います。

 

遠藤有紗さん(以下、遠藤):こんにちは、メガネのオンデーズ・遠藤です。よろしくお願いします。

 

内村麻美(以下、内村):本物だ!

 

山口:笑うんですね(笑)

 

内村:そうですよね、CMでは歯を見せて笑うシーンはなくって。口角が上がっているっていうイメージで。

 

遠藤:そうなんですよ。本来は笑顔の方が美人なんですけどね(笑)

 

山口:知ってるんですねやっぱり、自分のことを。

普段はSNSでオンデーズ情報発信を担当

山口:肩書きは「ブランディング・PRESS・SNSエディター」っていう、カッチョイイ役職なんですが、普段はどういう業務をしているんですか?

 

遠藤:InstagramやLINEの運用、あとは広告配信とか、TikTokやYouTubeには自ら出演したりして、ソーシャルメディアにどっぷり浸かってお仕事している感じです。

 

山口:オンデーズのインスタとか開くと、百田夏菜子ちゃんも出てるんですね。

 

遠藤:そうですね、雑誌とのタイアップで。

 

山口:正直「あれ?きょう遠藤さんじゃないんだ」って思っちゃうもんね(笑)

ダンスバージョン出演は自分から社長に売り込み!

山口:遠藤さんって元々タレント活動されてたんですか?

 

遠藤:いえいえ全然。普通に学生でした。アメリカの短大に通っていて、日本人留学生向けのキャリアイベントで、オンデーズと出会いました。運命的な出会いでした、今考えると。

 

内村:タレント活動をしていなかったっていうことは、今回のCM出演が初めて?

 

遠藤:(オンデーズの)第1弾のCMも私が白ジャケットを着て出ているのがあるんですけれども、そのときは社長から「エンドゥ出て」みたいな感じで依頼があったんですね。今回の第2弾(ダンスバージョン)に関しては、ちょうどタレントさんのキャスティングに迷っていたときに私の方から「エンドゥ2回目もやりたいんだけど」みたいな感じで、社長に持ちかけて出させてもらいました。

 

山口:出たがりなんですね。

 

遠藤:そうなんですよ。目立ちたがり屋なので、チャンスがあれば人の目に映る仕事がしたいんですよ。

遠藤有紗さんの姿にスタジオ興奮気味

子供がまねして踊る姿も送られてくる!

山口:CMの反響はすごかったですか?

遠藤:反響はすごくあってびっくりしています。社用で(個人名の)ツイッターをやっているんですけど、CMが流れ始めてから、フォロワーが2週間くらいで3000人増えました。自分の名前で検索すると、まとめサイトまでできていて「CMの力ってすごいな」って実感しております。

山口:街中で声をかけられるんじゃないですか?

 

遠藤:そこまではないんですけど、面白いエピソードがありまして。テレビの取材で2週間九州を回っていたときに、熊本の温泉付きホテルに滞在していたときがあって、夜温泉に入っていたんですね。そうしたら、お母さんが髪を洗ってるところにお子さんが駆け寄ってきて「ねぇ、ママ見て。♪オン、オン…」って踊り始めたんですよ。でも私、素っ裸だったので、勝手に恥ずかしくなってたんです。

 

山口:確かに子供たちもやっちゃうよね。

 

遠藤:耳に残るリズムがお子さんたちに結構人気みたいで、各地からお子さんが踊ってる写真とか動画が送られてきたり、「子供がこのCM流れると泣き止みます」という嬉しいお声もいただいたりしております。

CMのダンスを披露してスタジオ大興奮

山口:でも、あのダンスって結構複雑ですよね?これ、どなたかプロが教えてくれたんですか?

 

遠藤:いろんなCMの振り付けやっている、有名な振付師さんについてもらいました。

 

内村:エンドゥさん自身は、ダンス経験はあったんですか。

 

遠藤:幼稚園から小学生の間にモダンバレエをやっていました。バレエって「全てのダンスの基本」みたいに言われていて、バレエを習っていた経験のある人って、踊れちゃうんですよね。

 

山口:いま、軽くダンスを見せていただけますか?

 

遠藤:やりましょう!

内村:それそれ!(最後に)近寄ってくるの!

山口:しかも笑ってるバージョン!これはやばいよ、笑ってないからCMでは。

内村:私の父、絶対「ずるい」って言う。父は(遠藤さんの)大ファンなんですよ。

 

山口:俺…(CMのときの)冷たい表情も好きだからな。でも、今見ました?遠藤有紗さんのファッション。ピンクonピンク。いま本社にいるのよ。会社員よ。

 

内村:でも淡い目のピンクで、パールのネックレスをつけておしゃれにしてね。髪型もふわっと結っている感じで、素敵。

 

山口:そしてオンデーズの眼鏡をかけると、ピシッと決まりますね。

メガネの話題作が続々

山口:福岡でも買えます?オンデーズ。

 

遠藤:福岡県内に18店舗あります。一番新しい店舗だと、ららぽーと福岡、あとは天神ソラリアステージ1階とか。

 

山口:オンデーズさんの今年のヒット商品ってなんですか?

 

遠藤:大手通信機器メーカーさんと共同開発して作った、耳をふさがずに音楽が聴けるオーディオグラスっていうのがすごく話題になりました。

 

山口:要は耳にかけて音が聞こえるってことですね。

 

遠藤:そうです。独自開発のスピーカーで、クリアな音質で聞こえるけど音漏れ防止もできるっていう特殊なガジェットを備えたメガネになっていまして、マイクも搭載されているのでハンズフリーで会話もできてしまう優れものなんです。

 

山口:この秋以降のおすすめはあります?

 

遠藤:まだ詳しくお伝えできないんですけれども、ある大人気キャラクターとのコラボ商品が発売されまして、秋の話題になること間違いなしの自信がありますので。

 

山口:それは楽しみ。

まるでアイドルがするみたいなポーズ

山口:僕、オンデーズのインスタしか知らないんですけど、遠藤さんのいろいろな動画とかを見られるSNSは他にもあるんですか?

 

遠藤:あります。私個人のTwitterを、物凄い頻度で更新するようはしているので、私の顔をいっぱい見たい人はぜひTwitterで見てね♡

 

山口:遠藤さん…タレントになりたい人っすよね?絶対。これを機に。

 

内村:これは社員さんの動きじゃなかった。「Twitterで見てね」っていうときに、あごの下に両手添えて、まるでアイドルがするみたいなポーズでした。いや最高です。より大好きになりました。

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Toi toi toi
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 9時00分~13時00分
出演者:山口たかし、内村麻美
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公式Instagram
公式LINE

※放送情報は変更となる場合があります。

亡き親友との約束胸に「スタジアムを応援フラッグでいっぱいにしたい」

プロ野球をはじめ、先日のメジャーリーグ開幕戦、そしてサッカーのJリーグでもよく目立つのが、巨大なフラッグによる応援です。今回は、このスポーツ応援に欠かせないビッグフラッグを染め上げている男性のお話です。

影山洋さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

日本一小さな市・埼玉県蕨市に、一軒の工房があります。有限会社染太郎、スポーツの試合で現れる大きな旗を作る会社です。トップは、影山洋さん、昭和30年生まれの69歳です。

蕨出身の影山さんは、小さい頃は空き地で友達とサッカーボールを蹴ったり、お小遣いがたまると後楽園球場へ行って、王さん・長嶋さんの野球を見て育ちました。そして、百貨店で催事のお知らせをする巨大な垂れ幕を作る会社に勤めます。

仕事に脂がのってきた30代のある日、影山さんは小さい頃のサッカー仲間で、当時の読売クラブに在籍していた奥田卓良選手から、こんな話を聞きました。

「今度、日本でもサッカーのプロリーグが始まるんだ。絶対応援してくれよ!」

「だったら、ヨーロッパみたいに、おっきな応援フラッグを作って、応援するよ!」

影山さんがそう答えて迎えた1993年5月15日のJリーグ開幕の日。国立競技場の熱狂の渦のなかに、奥田さんの姿はありませんでした。奥田さんは不慮の交通事故で、Jリーグを見ることなくこの世を去っていたのです。

『奥田との約束を守るためにも、日本のスタジアムを応援フラッグでいっぱいにしたい!』

そう思った影山さんは、会社勤めを辞め、自ら応援フラッグを作る会社を興します。地元・埼玉の浦和レッズの熱いサポーターたちとつながると、話が盛り上がって、今までにない幅50メートルのビッグフラッグを作るプロジェクトが始まりました。

影山さんが手掛けたビッグフラッグの数々

参考になったのはもちろん、影山さんが長年培ってきたデパートの垂れ幕のノウハウ。パソコンもあまり普及していない時代、設計図を元に1枚1枚刷毛で塗る手作業でした。ただ、ビッグフラッグを作っても、出来栄えを確かめられる広いスペースもなければ、対応してもらえる競技場もありませんでした。

ようやく人前で披露できる環境が整ったのは、2001年のJリーグ・レッズ対マリノス戦。埼玉スタジアム2002のこけら落としの試合でした。影山さんたちがドキドキ見守る中、ピッチに大きく真っ赤なフラッグが広げられると、スタンドからは「オーッ!」と地鳴りのような歓声が沸き上がりました。

翌日から、影山さんの会社の電話は、様々なチームからの問い合わせで鳴りやまなくなりました。

「私たちもレッズみたいな、熱い応援をしたいんです!」

数ある問い合わせの中に、情熱のこもったメッセージを届けてくれた人がいました。それは、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの応援団の方々でした。影山さんは、競技の違いを乗り越えて、新しい応援スタイルが広まっていくことに、喜びを感じながら、さらに大きい幅75メートルものビッグフラッグを作り上げました。

このフラッグが、千葉・幕張のスタジアムの応援席に広げられると、今度はプロ野球チームの関係者からの問い合わせが相次ぎました。こうしてサッカーではレッズ、野球はマリーンズから始まったビッグフラッグによる応援は、今や多くのスポーツに広まって、当たり前の存在になりました。

蕨市の盛り上げにも活躍する影山洋さん

そしてこの春、影山さんは、東京ドームで行われたメジャーリーグのカブス対ドジャースの開幕戦でも、大役を任されることになりました。それは、初めての国旗。試合開始前のセレモニーで使われる、幅30メートルの日の丸と星条旗の製作でした。

国のシンボル・国旗に汚れを付けたり、穴を開けたりすることは決して許されません。3月10日に納品した後も、影山さんは毎日毎日東京ドームに通って、抜かりのないように、細心の準備をしました。そして、メジャーリーグ機構の厳しいチェックもクリアして、開幕当日を迎えます。

ベーブ・ルースから大谷翔平まで、日米の野球・90年の歴史の映像が流れて、無事に大きな日の丸と星条旗が現れると、影山さんも胸が熱くなりました。

『あの王さん・長嶋さんが躍動した後楽園球場を継いだ東京ドームで行われる、かつてない野球の試合で、自分の本業で関わることが出来ているんだ!』

そして、このメジャーリーグ開幕戦の興奮も冷めやらぬなか、今度はサッカーの日本代表が、8大会連続のFIFAワールドカップ出場を決めました。実は影山さんには、まだまだ大きな夢があります。

「いつか、サッカー日本代表がワールドカップの決勝戦を迎えた日の朝、富士山の近くで、おっきな富士山をバックにおっきな日の丸を掲げて、選手にエールを送りたいんです!」

亡き親友への思いを胸に生まれた、日本におけるビッグフラッグによるスポーツ応援。その応援文化のパイオニア・影山さんの夢は、きっと叶う日が来ると信じて、さらに大きく膨らみ続けます。

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