財津和夫、光源氏に会ってみたい理由とは

TULIP・財津和夫が、時には自分自身のプライベートを振り返りながら本音を漏らす『グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側』。今回は、長い人生経験を元に、夫婦円満のコツ等について下田アナと二人で語ります。

意地張るのを止めるのはイージーだ

リスナーから、夫婦円満のコツを尋ねるお便りを頂いた。
間髪入れず「無いですよ」と答える財津。このままでは、今日の番組で話す事が無くなってしまいそうだが、下田アナが「無くても円満なのかしら」と突っ込むと、失笑した財津が「違う違う、さすが老練ですね。ツッコミの鋭さにタジタジとなっちゃった」と自白。そして、反語的に切り出す。
「夫婦円満な方っていらっしゃるんですか。(お便りを頂いたリスナーの方がコツとおっしゃっている)『お互い干渉せず』とは消極的に円満なんですよね。初めて出会った頃のように情熱を持って、夫婦円満な家庭なんてないでしょう」
聞かれて困っている下田アナ、「ないかなぁ」と小さく答えると、
「外から見て、なんかうまい具合にいって『あの人たち仲がいいね』という人たちはきっと仮面夫婦ですよ」
と円満な夫婦の否定に熱がこもる財津。昨日、奥さんと喧嘩でもしたのでしょうか?
少しでもコツを聞き出さないと、と下田アナが否定話を遮るように
「で、コツはなんですか」とピシャリ。
「えー、そげんコツいわせるんですか」という財津のあたふたした返しがエリア外でお聴きの方には分かりにくかったかもしれません。「そげんこつ」は「そげな事」、つまり「そんな事(まで)」という意味で、少し無理めの博多弁オヤジギャグでした。では、コツについての財津の発言に戻りましょう。
「えー・・・お互い干渉せず、というのが大切かもしれませんね。どんな仲の良い人間同士でも同じ屋根の下にずっといると箸の持ち方一つでも気になってくるじゃないですか。だって、それまで違う環境で育ってるんですよ。一つ一つ違ったものを見てしまうと『なんだこいつ』みたいな感じにお互いなってしまうんですけど、そういうもんだと思って早く諦める」
「諦めと忍耐」と下田アナが追従すると、「いい意味で諦める」と繰り返す財津。うーん、諦めが最大のコツでしょうか。ここで、下田アナいわく、仏教用語で諦めるとは『あきらかにする、明るくする』という事であり、決して悪い意味じゃないとお勉強タイムに。
続けて、お便りのリスナーがもう一つのコツと言っている、『困った時は助け合う』についても、「ありゃ、こりゃできないですねー」とまたもや自己否定から入る財津。
「僕は助けたいと思っているけど、助けられないことが多い。助けを拒絶されているわけではないけど、助けて欲しいなと思っていても、何で助けてくれないのかなぁ、なんて」
たまには声を出して、SOSを求めてみるっていうのも大事かも、と下田アナが重ねて問うと
「素直になれないのがまた夫婦の関係というものですよ。そうだ、意地張るのを止めたら円満になるかもよ。簡単な事じゃないですか、『イージー』というぐらいだから」
やっと、財津オリジナルの夫婦円満のコツが出てきました。

今日の一曲は、1976年(昭和51年)にシングルリリースされたTULIP「風のメロディー」。姫野と財津のツインボーカルが印象的な、共作曲。題名を聞いてピンと来なくても、メロディを聴くと「あ、これTULIPの曲だったんだ」と改めて思う方も少なくない、隠れたポピュラー作です。

「夢で逢いたい人」とは、自分の理想像かも

リスナーからの、夢の中でどんな人と会いたいか、というお便りに二人が答える。
下田アナは、マリリンモンローに会いたいらしい。理由は、お色気の秘訣を教えて欲しいから。
財津が会いたいのは、源氏物語の主人公、光源氏。理由は、もてる男だから。
どうも、二人とも夢で逢いたいのではなく、自分がなりたい人は誰なのか、という深層心理テストみたい、とお互いが妙にうなずきあう事に。
とどめは、「今週は、光源氏とマリリンモンローでお送りしました」というオチとなりました。
なお、「ラジオをお聞きの皆さん、下田さんも色っぽいんですよ、ほんとに。一度収録するところを見に来て下さい」と財津からの招待メッセージがありましたが、この番組は公開スタジオでは収録していません。いつか公開収録の機会があるまでお待ちいただくか(時期は全く未定)、毎週金曜14時からの生放送『中西一志・下田文代のよなおし堂』をRKBロビーの公開スタジオまでご覧にお越しください。

次回11月19日の放送は、通常通り18時15分(午後6時15分)からの放送です。
スマホのアプリや操作について、お話しします。

グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週日曜 18時15分~18時30分
出演者:財津和夫、下田文代
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※該当回の聴取期間は終了しました。

コメの値上がりと“消えた21万トン“を石戸諭が解説

野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時)2月12日の放送は、ノンフィクションライターの石戸諭氏が出演し、米の値上がりと“消えた21万トン”のニュースについて、自身の意見を述べた。

野村邦丸(パーソナリティ)「米の問題です。政府備蓄米を早期に放出すれば、米の価格も安定するんじゃないかと言われてます。その備蓄米をどれだけ出すのかという話もある。一方、消えた21万トンの話もある。石戸さん、米の流れから教えてください」

石戸諭「農家が作った米をJAなどの集荷業者が集める。そこから卸売にいくという流れなんですけど、去年の8月、9月の店頭から米がなくなった米不足の時に新しい販路ができました。個人や中小の業者が、これまでの集荷業者よりも高く買いますよということで、農家から直接取引をするという流れができたんです。農家からすると、高く買ってもらえるからうれしい。実際のところ、米の適正価格がいくらなのかわからない?というのが僕の考えです。どのくらいの量を作るかは国が主導して決めてきた。マーケットが機能していると、みんなが欲しいと思う需要があり、供給量が安定しているときにだんだんと決まってくるわけです」

邦丸「市場のルールですよね」

石戸「ところが、去年は米が18万トン多く取れている。これ、本来なら価格が下がる動きになりますよね。でも、みんなが欲しいと言って、量もできている時に価格がとんでもなく上がっている。米不足の時、政府は新米が出回ったら価格は安定すると見ていたはずです。ところが実際、何が起きてるのかというと、米は取れているし、米は日本のどこかにあるけど出てこない」

邦丸「消えた21万トンですよね」

石戸「米を買い取った人たちは去年の動きを知っているから8月くらいまで手放さないでおけば、同じような状況が起きるかもしれないという考えが働くわけです。もっと高くなるからその時に売ろうと考えるのが自然です。そうなると、手放さないですよね。つまり、米が投機商品のようになってるということです」

邦丸「では、米が下がりにくい状況をどうしたらいいですか?」

石戸「これまで農水省のやり方がうまくいってなかったところが大きいと思うんです。お米はある所にはあるのに、市場に放出されない。いいタイミングで売りたいから売らない人がいる。この人たちに対してメッセージを発して、働きかけないといけない。“こうなったらお米を放出しますよ、持っていても意味ないですよ”と農水省がメッセージを発信しなければいけなかったけど、タイミングが遅くなっている」

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