特典ポイントでの株式投資は理想的!

かつてない低金利時代が続く中、「株式投資を始めてみたい!」と思っている人は多いものの、反面「損するのは怖い!」という人も多いようです。最近は少額でも気軽に投資できるいろいろなシステムのほか、各種ポイントでもスマホで投資ができるなど、これまでの「株式投資」というイメージは変わりつつあります。ラジオNIKKEI『マーケットプレス』でキャスターを務める鎌田伸一記者は、バブル時代から株式相場を取材してきたエキスパート。今回は、株式初心者や、これから株を始めたいと考えている若い皆さんに向けて、基本的な知識や注意点などについてお話をうかがいました。

まず、「株式投資」とはどういうものなのか、初心者にもわかりやすく説明していただけますか?

鎌田:株式投資とは、企業活動から得られる成果を分配してもらうことです。企業はモノを作ったり、売ったりして活動しています。取引先から原材料を購入して、それを製品にして販売します。販売すると売上高が計上され、取引先に購入代金を払い、働いている従業員には給料を払います。売上高から運営のためのコストを差し引くと、利益が残ります。その利益の一部が配当金として支払われます。企業の株主になれば「配当金をもらう権利」を得ることができます。株式投資とは「人々が働いて企業が活動した結果、得られる成果」を分配してもらうことです。

「投資」というと、どうしても「損をするのでは?」という怖さがあるのですが、「メリット」と「リスク」についての考え方について教えてください。

鎌田:メリットとリスクのバランスが投資の判断につながります。どんな投資にもメリットとリスクがあります。株価が上昇したり、配当金が得られるメリットがある一方で、株価が下がるリスクがあります。リスクのない投資は存在しません。株価は常に変動し、株価をめぐる環境も常に変動します。その中で買った方が得だと思う人から買い注文が入り、売った方が得だと思う人からは売り注文が出て、その注文が合致した価格が株価となります。株価や環境は常に変動するので、常にリスクが生じる可能性があります。「損をするのでは?」という怖さを感じるのは当然であり、健全なことだと思います。

これから投資を始めようと考えている方は、まずどういう準備が必要ですか? また、投資資金はいくらくらい必要なのですか?

鎌田:株式に投資するには、証券会社に口座を開く必要があります。個人的には投資資金は20万円ぐらいあった方がいいと思います。株価とは1株単位の価格であり、投資は100株単位で行う銘柄が多いです。仮に1000円の株を100株買うなら10万円、200株買うなら20万円となります。しかし、大切なのは「始める金額」ではなく、「投資資金を除いた生活資金がどのくらい確保できるか」です。生活をする上で「これから1年間は使わない資金」を株式投資に充てるべきです。「生活のために1ヵ月後には現金に戻さなければならない」というお金を株式投資に充てるべきではありません。株式投資は基本的に余剰資金で行いましょう。

最近は、LINEポイントやdポイントなど、いろいろなポイントでも投資ができるようですね。これらを利用するメリットと注意点を教えてください。

鎌田:最近は、各種カードやネットショップなど様々なポイントが貯められるようになりました。これらポイントを使った投資は先ほど申し上げた「株式投資は余剰資金で行う」という考え方とマッチすると思います。買い物のご褒美で付いたポイントで株式投資をするのは理想的だと思います。注意点としては、ポイントはお金と同じ価値があるということです。ポイントで買った株の価値が下がれば、当然、損をしていることになります。

鎌田記者がキャスターを務めている『マーケットプレス』の内容と聴きどころを簡単にご紹介ください。

鎌田:株式市場の状況がリアルタイムでわかる番組です。また、株価の動きを予測するために重要な情報となる経済指標や企業の決算内容なども詳しくお伝えしています。このほか「ご意見伺います」など、リスナーの皆さんが直接参加できるコーナーもあり、幅広い投資家の方に楽しんでいただける内容となっています。

最後に、これから投資を始めようと思っている(特に20代、30代の若い世代の)皆さんに、メッセージをお願いいたします。

鎌田:今後も長期間、低金利状態続くと思われますので、確定利付商品への投資では資産の増加は望めません。私が資産を長期的に運用する上で、株式投資が有効な手段だと思う理由は、世界には数多くの課題が存在しているからです。例えば、新型コロナウイルスの感染者増加という世界の課題を解決するため、企業はワクチンや治療薬の開発などの活動をします。あるいは、アルツハイマー型認知症患者の家族が感じる不安を解決するため、企業は活動します。さらには世界の環境問題、貧困問題を解決するため、企業は様々な活動をします。世界の課題が尽きることない状態ならば、それらの課題を解決する成果として、企業は利益を得ます。いくつもの課題を解決しながら、企業の利益は基本的には増加していきます。企業が獲得する利益が増加するならば、その利益の分配を受ける株式投資は、優れた資金運用法になるのではないかと考えています。

鎌田 伸一(かまた しんいち)
ラジオNIKKEI記者。株式専門紙記者を経て2001年、ラジオNIKKEIに入社。独特の語り口とわかりやすい解説で、個人投資家から絶大な支持を得ているほか、証券業界関係者にもファンが多い。著書に「幸福株 株式投資で家庭円満」がある。『マーケットプレス』(ラジオNIKKEI)では、海外マーケットから個別銘柄情報まで、投資に役立つ幅広い情報を発信中。

マーケットプレス
放送局:ラジオNIKKEI第1
放送日時:毎週月曜~金曜 9時00分~15時10分
出演者:鎌田 伸一(ラジオNIKKEI記者)、和島 英樹(経済ジャーナリスト)、岡崎 良介(金融ストラテジスト)、鈴木 一之(証券アナリスト)、福永 博之(テクニカルアナリスト)ほか
番組ホームページ
公式Twitter

※11:35~12:30と、12:53~13:00に別番組を挟みます

※該当回の聴取期間は終了しました。

菅井友香、振付家TAKAHIROと当時の思い出を語る!

サントリー生ビールpresents『菅井友香の#今日も推しとがんばりき』のゲストにダンサー・振付家のTAKAHIROが登場し、菅井と出会った時の印象からグループ最後の楽曲「その日まで」についてまで菅井との思い出を語った。

-TAKAHIRO「菅井さんは不器用なんです」-

菅井とTAKAHIROの出会いは2016年。欅坂46のデビュー曲「サイレントマジョリティー」の振り付けの時だったという。TAKAHIROは当時の菅井について、「菅井さんはいっぱい練習する子でした。いっぱい練習しましたね。『不協和音』の立ち方だけでとか、手の引っ張り方だけで、一時間ぐらいずっとやっていた」と当時のことを振り返った。

また、リスナーからの質問で菅井のグループ時代の最後の楽曲「その日まで」の振り付けにどんな意味を込めたのかについて問われたTAKAHIROは、「あの楽曲は全部が逆再生されるように作ってあったんですが、でも、過去のことだけではなく今の菅井さんが表現できることを大切に、前に進んでいけるように。菅井さんはいっぱい背負ってきましたので。だからそのリュックを一回置いて、ただただ走って風を感じられるように。そういう思いを込めて、振り付けをさせていただきました」と語った。

そんな「その日まで」はミュージックビデオの撮影中に釣りをしている人を待つために一時撮影が中断されることもあったという裏話も語ってくれた。

さらに、リスナーから菅井のパフォーマンスに関する裏話を聞かれたTAKAHIROは、「菅井さんは不器用なんです」と断言。しかし、その不器用さ故の長所があると語った。「不器用だけど、努力するという力を持っていた。感覚でみんながやれるところを努力で全部補おうとする。だから本当にその瞬間を任せたときに、ある程度までは要領のいい人が勝つんだけれども、そこから先の努力でもっと深めることができるから、ステージに立った時に誰よりも輝く瞬間がある」

菅井は、その様にやり遂げられたのはTAKAHIROの存在が大きかったと語り、「少年のような大人でずっと誰より近くにいてくださった」と当時TAKAHIROに感じていたことについて振り返った。

その他、「キミガイナイ」の振り付けについての話やTAKAHIROが櫻坂46の振り付けを考えるうえで一番大切にしていることなど、様々な話が語られた。そちらについては是非タイムフリーで

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