『マーケット・トレンドPLUS』商品市況はトップアウトしたのか?22年後半~23年の注目ポイント
ラジオNIKKEI第1で毎週火曜日に放送中の『マーケット・トレンドPLUS』は、コモディティや日経平均先物などデリバティブ取引について専門家の眼で詳しく解説する番組です。8/2(火)の放送では、マーケット・リスク・アドバイザリー共同代表の新村直弘氏にお話を伺いました。
米国のインフレ抑制を最優先とする金融引締めに加え、中国のゼロコロナ政策や不動産市場の崩壊などの需要減が世界景気を急速に冷え込ませています。ただし中国は5.5%の成長目標を掲げていることもあり、政府が大規模な経済対策や住宅ローンの支払い遅延の容認などの対策を打ち始めており、ドクターカッパーと呼ばれる銅価格は、年後半に掛けては中国要因で再び上昇余地を探るのでは?と新村氏。しかしそれも短期的なシナリオで来年度予算を前倒し執行していることもあり、23年には中国に「財政の崖」リスク到来の懸念も。23年の景気はよくない、ということに変わりはなさそうです。短期目線では、今週のOPEC総会プラス総会で米バイデン大統領の要請にサウジアラビアが応えるのか否か、また、ロシアがEUへのガス供給を絞っていることで、今後どのようなリスクが待ち受けているかなどなど、新村氏に解説いただいています。
小麦、大豆、コーンなどの農産品はウクライナ問題とラニーニャ現象の影響で高騰していましたが、ロシアがウクライナ産の穀物輸出を再開したことなどをうけ、ロシアのウクライナ侵攻前の価格帯に戻っています。しかし、ラニーニャ現象は冬まで続く見通しであり、今年の北半球の秋の収穫が予想よりも下振れする可能性は否定できず、年末にかけての価格リスクは上向きにある?!
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- マーケット・トレンドPLUS
- 放送局:ラジオNIKKEI第1
- 放送日時:2022年8月2日 火曜日 16時30分~16時45分
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ラジオNIKKEI第1 毎週火曜日 16:30~16:45
マーケット・トレンドがパワーアップ!コモディティ、日経平均先物・・・あなたのポートフォリオにデリバティブ取引をプラスしましょう!毎週火曜日、専門家の眼で相場の動きを詳しく解説。デリバティブ投資のポイントがわかる番組です。
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