最適なお金との付き合い方、生き方を15分で学ぶ番組!『マネーのカラクリ』

ラジオNIKKEIは、audiobook.jp(オーディオブック ドットジェーピー)を運営するオトバンクと共同制作で、11月から新番組『マネーのカラクリ』を放送中です。

番組では、投資や移住、副業、リスキリング、起業など、様々な方法で、自分らしく「お金に困らない生き方」を実践している人々にインタビュー。話題のビジネスや働き方を取り上げて、「お金の流れ、仕組み」をわかりやすく解説。より良い仕事、生き方を実践したいビジネスパーソンの新たな「発見」につながる番組です。「最適なお金との付き合い方、生き方」をリスナーのみなさんと一緒に模索していきます。

番組パーソナリティはオトバンク代表の上田渉さん。11月は、公認会計士・税理士・YouTuberとして活躍中、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』のほか、多くの著書を手掛ける山田真哉さんをゲストお迎えして、最適なお金との向き合い方のヒントをお伝えしています。

11月18日は「NISA・iDeCoのカラクリ」、11月25日 は「給与デジタル払い解禁」をテーマにお送りしました。

『マネーのカラクリ』
放送局:ラジオNIKKEI第1
放送日時:2022年11月25日 金曜日 7時30分~7時45分
番組ホームページ

ラジオNIKKEI第1

毎週金曜日 7:30~7:45
毎週水曜日 12:15~12:30(再放送)

投資や移住、副業や起業など様々な方法で、自分らしく「お金に困らない生き方」を実践している人々にインタビュー。話題のビジネスや働き方をテーマに、「お金の流れ、仕組み」をわかりやすく解説します。より充実した仕事をしたい、生き方を実践したいビジネスパーソンの「発見」につながる番組です。

パーソナリティ: 上田 渉(株式会社オトバンク代表取締役会長)
11月ゲスト  : 山田 真哉(公認会計士・税理士・YouTuber 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』著書)
12月ゲスト : 岡嶋 裕史(中央大学国際情報学部教授 『メタバースとは何か』著書)

※該当回の聴取期間は終了しました。

北海道のど真ん中「新得町」 元テレビADが「第二の故郷にしたい」と語る魅力

それぞれの朝はそれぞれの物語を連れてやってきます。

渡辺晴喜さんの仕事風景(©新得町)

3月14日、東京新聞の朝刊にこんな一面広告が出ていました。「新得町を盛り上げるために“あなたの力”をお貸しください」……地域や住民支援のために活動を行う「地域おこし協力隊」の広告です。

地図で新得町を探すと、まさに北海道のど真ん中にあります。5500人ほどの人口に対し、牛の数は約3万6000頭。「そばのまち」でも知られ、9月の新そば祭りには約2万人が押し寄せます。

町の面積の9割が森林であり、森を育む水が豊富です。町内には6つのダムがあって、7つの水力発電所が稼働。新得町から生み出される電力は、何と約19万世帯分。また「スポーツ合宿のまち」でもあり、陸上競技場などのスポーツ施設をはじめ、大自然を生かした乗馬やラフティング、リゾート施設や温泉施設も充実しています。

ラフティング(©新得町)

東京から「とかち帯広空港」まで、飛行機で約1時間半。帯広からJRで約30分。高速道路なら帯広から約1時間。JR新得駅には1日22本、特急が全便停車するほどアクセスがいいので、多くのスキーヤーから新得町の「サホロリゾート」が注目され、特に外国人スキー客が押し寄せるほど人気のリゾート地になっています。

まさに新しく得るものがいっぱいの「新得町」ですが、この町も悩ましい問題を抱えています。それは人口減少や少子高齢化……その打開策として、いま大きなプロジェクトを進める新得町に去年(2023年)8月、「地域おこし協力隊」の若き隊員が赴任しました。

駅前現況(空撮) ©新得町

渡辺晴喜さんは、福島県出身の26歳。子どものころから「サラリーマンになるより起業したい」という夢を持っていました。東京の大学に進んで経営学を学びますが、就職活動に悩み、どうにか入った会社も半年で辞めてしまいました。

その後、YouTubeなどの動画撮影や編集が得意だった渡辺さんは、映像に興味があったのでテレビ制作会社に就職。ADとして人気バラエティ番組の制作に携わります。しかし、テレビADの仕事は想像以上に過酷でした。

「3日も寝ずに仕事したり、1週間ほど家に帰れなかったり、それが当たり前の世界でしたね。いまとなってはいい思い出ですが」と笑います。その番組で「人気の移住地ランキング」を取材したとき、渡辺さんは「地域おこし協力隊」の存在を知りました。

「地方に暮らしている人がイキイキして見えたんです。僕も田舎出身なので、自然に触れ合いながら生活してみたいと思って……」

新得駅前(©新得町)

去年1月に渡辺さんは制作会社を退職し、実家のある福島に戻って「何か始めよう」と考えますが、周囲からいろいろと言われて、何だか居心地がよくない。そんなとき、北海道に移住していた友人から「うちの町で協力隊を募集しているから、新得町へ来なよ」と誘われます。初めて聞く町の名前でしたが、逆に「第二の人生を知らない土地に賭けてみたい」と、地域おこし協力隊に応募。採用が決まって去年8月、車に家財道具を乗せて北海道を目指しました。

地元・福島から新潟へ。新潟からフェリーで小樽に上陸します。千歳から釧路へ続く「道東自動車道」に乗ると、どこまでも永遠と続く一本道が東へ東へと伸びていました。そして北に「大雪山」、南に「日高山脈」の雄大な山並みが見えてきます。峠を越えると、圧巻だったのはドドーンと広がる十勝平野でした。その雄大さに、ハンドルを握りながら渡辺さんは思わず叫んだそうです。

「北海道って広いなー、でっかいなー!」

サホロリゾート(©新得町)

十勝平野の西の玄関口に、新得町はあります。新得町に赴任した渡辺さんは現在「まちづくり事業推進員」として、町の顔とも言える新得駅の「駅前の整備活性化事業」に関わっています。来年(2025年)には「複合商業施設」が、2026年には「宿泊・温浴施設」が開業する予定です。

「大きなプロジェクトなので、住民の意見もよく聞いて、地元からも喜ばれる施設をつくることの難しさを感じますね」

「地域おこし協力隊」の任期は3年ですが、その後の渡辺さんの気持ちは決まっていると言います。

「新得町に来て、ここの人たちの優しさに癒される生活を送っています。いままでの経験を活かし、人が集まり笑顔があふれるような魅力的な町づくりを、これからもしていきたいんです。僕にとって新得町は第二の人生のスタート地点。そして新しい故郷にしていきたいですね」

新得駅前(©新得町)

■新得町ホームページ
https://www.shintoku-town.jp

■新得町「地域おこし協力隊」問い合わせ先
https://www.shintoku-town.jp/miryoku/chiikiokoshi/

■新得町観光協会
https://shintoku-town.net

■総務省「地域おこし協力隊」
https://www.chiikiokoshitai.jp/about/

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