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ロックやジャズ、現代音楽など幅広い音楽を取り上げている『にちようびのグルーヴ』。9月18日は不世出のギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの52回目の命日ということで、特別にジミヘン特集をプログラム。

スタジオに日本・世界でも指折りのジミヘンフリークである黄金忠博さんを迎えてあまり知られていないジミヘンの演奏方法の考察や曲に込めた思想まで、さまざまな方向から伝説のギタリスト・ジミヘンドリックスの魅力を紹介・解説！　濃過ぎるトークはロックファン必聴です。

ジミヘンサウンドの謎を分析・解明。

gacha：お届けしたのはジミ・ヘンドリックスで「Blue Suede Shoes」でした。この曲には何があるのでしょうか？

黄金：実はこのテイクにはジミヘンのギター奏法の謎が隠されているんです。

gacha:謎ですか。

黄金：ジミヘンが使っているギターの弦はすごく細い。普通の6弦のところに4弦ぐらい、3弦は2弦に近い細さのものを張ってるんです。なんでかという理由はこのテイクを聴いたらわかる。6弦がすごい揺れてるの。この「揺れ方」がジミヘン独特のリズムの深さを生んでるですね。で3弦も2弦の細さにすることでペローンと軽く音域が広がってふくよかに聴こえると。

gacha:弦のサイズのイメージからすると音域を狭めている感じがするけどね。

黄金：しかもジミヘンは柔らかいピックを使っている。彼にはギターをぶっ叩くように弾くイメージがあるけど、それは違う。細い弦と柔らかいピックを使ってサウンドがしならせてるのね。このしなっている感じがジミヘンの一番の特徴なんじゃないかとそれが「Blue Suede Shoes」を聴くとわかるんです。

gacha:なるほど。マニアックですね（笑）。

番組ではこの他にもジミヘンの曲に秘められた思想やメッセージ、そして黄金さんが主宰するジミヘン・トリビュートバンド「3rd Stone From Sun」の貴重な音源も放送しました。ジミヘンファンならずとも必聴です。ぜひお聴きください。

※該当回の聴取期間は終了しました。