キャンプ初心者からの質問にじゅんいちダビッドソンが答えました!『最初に何を用意すべき?』

毎月第2日曜、SBSラジオのスタジオから生放送でお送りしている番組『じゅんダビの遊火メシっ!』。
本田圭佑のものまねでおなじみ、そしてキャンプ芸人としてもおなじみのじゅんいちダビッドソンが、
キャンプのことを話したり、それ以外のことも話したりする1時間です。
じゅんいちダビッドソンのYouTube制作に関わっているディレクターのアミーガ、ざわPも参加してお話しています!

今回は、5月12日(日)放送の一部をご紹介。
キャンプに興味あり!?のリスナーさんから質問が届きました!

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※以下、じゅんいちダビッドソン=「じゅんダビ」

アミーガ「こんなメールが届いてますよ。ラジオネーム『アンカー』さん。『僕は最近この番組を聴いてキャンプに興味を持ち始めました』」

3人「お〜!!!影響力!!!」

アミーガ「ちょっとドキドキしますね〜(笑)」

じゅんダビ「変なこと言われへんな〜」

アミーガ「質問ですが…『初心者はまず何から買って揃えていけばいいでしょうか?いろいろ種類やメーカーがあって分からないので教えていただけないでしょうか?』とのことです。これ、私も聞きたいくらい!」

じゅんダビ「難しいな〜。難しいけど…キャンプで泊まるなら、テント、寝袋、その下に敷くテントが必要よね。あと、椅子も必要かな〜と思うけど…結構、家のもので代用できることが多いんですよ。キャンプ用のテーブルじゃなくてちゃぶ台持っていけばええし、食器も家にあるものでええし、コンロも鍋とかで使うカセットコンロでええし。一旦、代用できるものは代用してキャンプすればいい!ただ、テントとか寝袋はないでしょ?寝袋の下に敷くマットはパタパタ折れるやつが2,000円くらいで売ってる!寝袋も、これから暖かくなってくるし薄いやつでOK!3,000円くらいで売ってる。あと、寒ければタオルケットとかを持っていけばいいしね。で、問題はテントですよ!!」

アミーガ「何人でキャンプやるかにもよりますよね〜」

じゅんダビ「ソロやと、僕はとりあえず最安値でええんちゃうかなと思います!キャンプ場でテントをレンタルするっていう手もあるんですけど、どのくらいかわからないけど例えば1回3,000円くらいだとして…でもそうすると、もう安いテントが5,000円くらいで買える。まあまあ10回くらいは使えるし…」

アミーガ「テントってそのくらいで買えるものもあるんですね!」

じゅんダビ「そう。だから、一旦最安値のテント買ってみて、キャンプ場行ってみると。そうすると、いろんなベテランがいろんなテント張ってるのよ。それを吟味して見て回ってください。それで気に入ったものがあればそこで写真撮って、あとで調べて買うと!これが一番お安くすむんじゃないかな〜」

アミーガ「なんか…本当に有益な情報!!」

じゅんダビ「これ、俺の失敗談から来てるから!最初バイきんぐの西村にテント借りて、ヒロシと3人でキャンプ行って『楽しい〜!』ってなって、その場でAmazonでポチッと買ったのよ。その場のノリと勢いで」

アミーガ「じゃあ結構お高めな…?」

じゅんダビ「お高めというか、勢いで『これでええわ〜!』って買ってて。それこそその時はバイク乗ってキャンプに行きたいっていうのがあって、前室にバイクを置けるテントを選んだ。…でも結局その時バイクは買わんかった(笑)。ただの広い前室に…(笑)ほんでそのテントに合わせてテーブルとかいろいろ選んで、でも途中で『あれ?このテント好みじゃない』ってなって全く違う新しいテントを買った。そしたら前買ったテーブルとか道具とかの色味が新しいテントに合わんくてもう1周買って…」

アミーガ「うわー!本当に失敗談だ…!」

じゅんダビ「まあ僕は1周どころか3周くらいしちゃったのよね(笑)…もう、道具沼にハマってしまって。」

アミーガ「『道具沼』っていうのがあるんですね!?」

じゅんダビ「キャンプはじめたばっかりの頃、インターネットでキャンプギア調べまくってて、いわゆる買い物カゴに7つ8つ入れてるんですよ(笑)それでお酒飲んだタイミングで買っちゃうんですよね〜」

アミーガ・ざわP「(笑)せっかく冷静になって買えるように買い物カゴ入れたのに…!」

じゅんダビ「変な発想になるんですよ。キャンプのこと考えながら酔っ払ってて買い物カゴ見て、どうしよっかな〜ってなって。それで、『最終的に買うのに何を無駄な時間を過ごしてるんや!』って変に自分を説得するようになるんですよね〜(笑)ということで、ラジオネーム・アンカーさんは最安値のテントを買って、Welcome to 道具沼へ〜!!お待ちしてますよ〜!!」

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キャンプ初心者必聴なアドバイスが今後も聴けるかもしれない!?

初心者から上級者まで、誰でも楽しめる『じゅんダビの遊火メシっ!』静岡からお送りしています!
次回の放送は、6月9日(日)よる7時から生放送です♪
メッセージは「#あそびめし」をつけてポストしてくださいね!

 

じゅんダビの遊火メシっ!
放送局:SBSラジオ
放送日時:2024年5月12日 日曜日 19時00分~20時00分
出演者:じゅんいちダビッドソン

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。

亡き親友との約束胸に「スタジアムを応援フラッグでいっぱいにしたい」

プロ野球をはじめ、先日のメジャーリーグ開幕戦、そしてサッカーのJリーグでもよく目立つのが、巨大なフラッグによる応援です。今回は、このスポーツ応援に欠かせないビッグフラッグを染め上げている男性のお話です。

影山洋さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

日本一小さな市・埼玉県蕨市に、一軒の工房があります。有限会社染太郎、スポーツの試合で現れる大きな旗を作る会社です。トップは、影山洋さん、昭和30年生まれの69歳です。

蕨出身の影山さんは、小さい頃は空き地で友達とサッカーボールを蹴ったり、お小遣いがたまると後楽園球場へ行って、王さん・長嶋さんの野球を見て育ちました。そして、百貨店で催事のお知らせをする巨大な垂れ幕を作る会社に勤めます。

仕事に脂がのってきた30代のある日、影山さんは小さい頃のサッカー仲間で、当時の読売クラブに在籍していた奥田卓良選手から、こんな話を聞きました。

「今度、日本でもサッカーのプロリーグが始まるんだ。絶対応援してくれよ!」

「だったら、ヨーロッパみたいに、おっきな応援フラッグを作って、応援するよ!」

影山さんがそう答えて迎えた1993年5月15日のJリーグ開幕の日。国立競技場の熱狂の渦のなかに、奥田さんの姿はありませんでした。奥田さんは不慮の交通事故で、Jリーグを見ることなくこの世を去っていたのです。

『奥田との約束を守るためにも、日本のスタジアムを応援フラッグでいっぱいにしたい!』

そう思った影山さんは、会社勤めを辞め、自ら応援フラッグを作る会社を興します。地元・埼玉の浦和レッズの熱いサポーターたちとつながると、話が盛り上がって、今までにない幅50メートルのビッグフラッグを作るプロジェクトが始まりました。

影山さんが手掛けたビッグフラッグの数々

参考になったのはもちろん、影山さんが長年培ってきたデパートの垂れ幕のノウハウ。パソコンもあまり普及していない時代、設計図を元に1枚1枚刷毛で塗る手作業でした。ただ、ビッグフラッグを作っても、出来栄えを確かめられる広いスペースもなければ、対応してもらえる競技場もありませんでした。

ようやく人前で披露できる環境が整ったのは、2001年のJリーグ・レッズ対マリノス戦。埼玉スタジアム2002のこけら落としの試合でした。影山さんたちがドキドキ見守る中、ピッチに大きく真っ赤なフラッグが広げられると、スタンドからは「オーッ!」と地鳴りのような歓声が沸き上がりました。

翌日から、影山さんの会社の電話は、様々なチームからの問い合わせで鳴りやまなくなりました。

「私たちもレッズみたいな、熱い応援をしたいんです!」

数ある問い合わせの中に、情熱のこもったメッセージを届けてくれた人がいました。それは、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの応援団の方々でした。影山さんは、競技の違いを乗り越えて、新しい応援スタイルが広まっていくことに、喜びを感じながら、さらに大きい幅75メートルものビッグフラッグを作り上げました。

このフラッグが、千葉・幕張のスタジアムの応援席に広げられると、今度はプロ野球チームの関係者からの問い合わせが相次ぎました。こうしてサッカーではレッズ、野球はマリーンズから始まったビッグフラッグによる応援は、今や多くのスポーツに広まって、当たり前の存在になりました。

蕨市の盛り上げにも活躍する影山洋さん

そしてこの春、影山さんは、東京ドームで行われたメジャーリーグのカブス対ドジャースの開幕戦でも、大役を任されることになりました。それは、初めての国旗。試合開始前のセレモニーで使われる、幅30メートルの日の丸と星条旗の製作でした。

国のシンボル・国旗に汚れを付けたり、穴を開けたりすることは決して許されません。3月10日に納品した後も、影山さんは毎日毎日東京ドームに通って、抜かりのないように、細心の準備をしました。そして、メジャーリーグ機構の厳しいチェックもクリアして、開幕当日を迎えます。

ベーブ・ルースから大谷翔平まで、日米の野球・90年の歴史の映像が流れて、無事に大きな日の丸と星条旗が現れると、影山さんも胸が熱くなりました。

『あの王さん・長嶋さんが躍動した後楽園球場を継いだ東京ドームで行われる、かつてない野球の試合で、自分の本業で関わることが出来ているんだ!』

そして、このメジャーリーグ開幕戦の興奮も冷めやらぬなか、今度はサッカーの日本代表が、8大会連続のFIFAワールドカップ出場を決めました。実は影山さんには、まだまだ大きな夢があります。

「いつか、サッカー日本代表がワールドカップの決勝戦を迎えた日の朝、富士山の近くで、おっきな富士山をバックにおっきな日の丸を掲げて、選手にエールを送りたいんです!」

亡き親友への思いを胸に生まれた、日本におけるビッグフラッグによるスポーツ応援。その応援文化のパイオニア・影山さんの夢は、きっと叶う日が来ると信じて、さらに大きく膨らみ続けます。

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