平井堅「キムタクを意識してます」新アルバムの曲に秘めた"やんちゃ心"
シンガーソングライターで、偉大なメロディメーカー・KANが、音楽シーンをウィットたっぷりに語り通すSTVラジオ『KANのロックボンソワ』。今夜は、5月12日にニューアルバム「あなたになりたかった」をリリースした平井堅がスタジオゲストで登場!。新アルバムの中から3曲をKANがセレクトしてお届けします。最初に紹介する曲から、軽妙な2人のトークが全開します。
KAN:本当に色んな堅さんが(詰まったアルバム)。おセンチ堅さん、ナイーブ堅さん、ちょっとイカれちゃった堅さん、怖がらせ堅さんがジグザグ攻撃で。これ曲順を決めるの難しかったよね?
平井堅:本当に悩みまして。曲順って答えが無いですよね。最終的にはコレだなって。他にもいろいろあるけど、コレに決めようって感じで決めました。
KAN:そんな中から3曲、選びました。まず1曲目は…聞きたいこといっぱいあるんですけど、ある意味、普段の素顔の平井堅さんが、とても自然な形で出ているなって思いました。
平井堅:え、どの曲だろう? わからないな、まだ。
KAN:「ナインティーン・ナイティファイブ(1995)」ですね。
平井堅:ホーゥ!。「イチ・キュー・キュー・ゴ」と読みます。
KAN:「イチ・キュー・キュー・ゴ」ですか!そうですか…はい。
平井堅:ああ、確かに"素"っぽいかも知れないですね。
KAN:いちばん「これ、普段の堅さんだな」って思ったのは、(曲の冒頭に入っている)「はぁ?」「でぇ?」。
平井堅:そうですね。あれは一応"キムタク"を意識してるんです。
KAN:あ!。あの「はぁ?」?
平井堅:95年って、今ももちろんご活躍ですが、キムタク(木村拓哉)ってスゴかったんですね。で、キムタクって「はぁ?」「で?」ってよく言ってたなって思って、ちょっと「キムタク・オマージュ」って言うか…。
KAN:あ、そうなんだ。
平井堅:でも、僕もよく言ってますね。
KAN:よく言うよね。
平井堅:本当ですか。いや僕、KANさんにそんな失礼なことは…
KAN:いや、お酒飲んだ時によく言われたイメージ、「はぁ?」って。
平井堅:ああ~、飲酒時はよく言ってるかも知れないですね。
ぜひ、キムタクをイメージしながら「1995」を聴いて見て下さい。そして、KANの深掘りは続きます。
KAN:(歌詞に出てくる)「ウソみたいなシンセにせかされる」って言うのは?
平井堅:(爆笑しながら)どういうことか?。説明すると、95年を自分なりに、どんな年だったのかと言うのを歌ったんですけど、「ウソみたいなシンセ」って言うのは、「1995」って曲もストリングスのシンセというか、シンセっぽい音がいっぱい入ってるし、当時の95年で言うと「TKサウンド」(小室哲哉サウンド)とかが街に溢れて、ウソみたいに派手なシンセサイザーの音が「オワリをせかす」っていうのは、95年という世紀末に向かってワーッて走り抜けるような時代だったのかなと思って。そんな意味で…。
以上の「キムタク」「TKサウンド」「世紀末」というキーワードを念頭に、平井堅の「1995」を聴いてみると、曲の魅力がいっそう際立ちます。
STVラジオ『KANのロックボンソワ』(毎週土曜 24:00~25:00)
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