宮西尚生「佑ちゃんじゃないと判らない苦労はあったと思う」引退表明の斎藤佑樹に贈る言葉

球界のセットアッパー・宮西尚生が語る! ©STVラジオ

北海道日本ハムファイターズの宮西尚生投手が、真剣勝負の試合の舞台裏やチームメイトのこと、リスナーからのお便りにも答える番組・STVラジオ『宮西尚生のなんとかなるさ』。現役のNPBプロ野球選手がシーズン中もレギュラーで出演する貴重な番組です。2021年のシーズンも大詰め。7日の放送では、14年連続の50試合登板の記録を目指す心境や、引退を表明した斎藤佑樹投手へのメッセージなどを語りました。宮西投手のお相手は、パーソナリティの草野あずみです。

草野:斎籐投手の引退表明、宮西さんはどう受け止めてますか?

宮西:率直に言って「ホンマようやったな、お疲れさん」って。ちょうどきょう(収録日の2日)朝に電話して、同じことを言ったんよ、ホンマようやったと。やっぱりね、斎籐にしかわからんプレッシャーもあったと思うし、いろんなもどかしさとかもあったと思うけど、それを表に出さずに、よう最後までやりきったと思うし、本人も意外に納得しているような口調だったんでね。(中略)まずは休みはゆっくり家族と過ごして欲しいなと思います。

草野:記憶に残っているエピソードはありますか?

宮西:佑ちゃんとのプライベートは、こういう放送ではしゃべれないということも多いけど(笑)。

草野:話せる範囲で…
 
宮西:(中略)佑ちゃんの(先発した)試合で「勝ち」を消してしまったことがすぐに頭に蘇るよね。佑ちゃんの通算成績を見た時に「もう1勝、増えてたのにな」っていうような申し訳なさを感じるよね。

リリーフ投手としての責任感が滲み出る、宮西投手ならではの言葉ですね。そして、NPB記録の「15年連続50試合登板」を目指す宮西投手、14年目となる今シーズンは、収録した10月2日現在で43試合登板(10月7日現在では44試合)。記録継続が見えて来ています。

草野:記録が見えて来ましたね。

宮西:う~ん、前半戦が終わったときは100(%)ムリやなって諦めてましたし…

草野:そうだったんですか

宮西:覚悟はしてたし、こんな内容で50(試合登板)を達成したところで…という思いもあったから、何気ない感じで後半は「自分のためにやろう」ってスタートして、怒濤の登板だったよね。この1か月半、2試合に1回くらいのペースで投げ続けたから。(記録継続は)予想だにしてなかったよね。このペースで行けば、普通に行けると思うし。

宮西:でも今年、(記録のことを聞かれても)行きたいとも思わない。だけど、監督やコーチに「次、行け」と言われたら、行くのが仕事だから行くけど、それで50(試合登板)達成しても、恐らく僕は何も応えないと思います。

草野:いちファンとしては、すぐそこに14年連続の記録がかかっているとなると「がんばれー」って応援しちゃうんですけど。

宮西:個人的には(記録は)今年で終わったと思ってるし、続いたとしてもね。だけど、いま言ってくれたように、ひとりでも「50試合連続」を目指して欲しいと思って応援してくれる人がいるなら、やり続けなけないとアカンっていう思いもあります。その葛藤は、今年はかなりあるよね。

元中日ドラゴンズの岩瀬投手が達成した「15年連続50試合登板」というリリーフ投手としての金字塔を目指す宮西投手。その大記録にリーチをかける14年連続が現実的になっても、その内容に満足できないとストイックな心境を語る一方で、ファンのためにも記録に挑戦を続けるという強い気持ちも聞かせてくれました。

現役選手ならではの、リアリティに満ちたトークを毎週、ざっくばらんに語ってくれる宮西投手。来週は、兼任コーチとしてチームを陰でも引っ張る鶴岡捕手とのエピソードなどを披露してくれます。

STVラジオ『宮西尚生のなんとかなるさ』(毎週木曜 17:30~17:40 『吉川のりおスーパーライブ』内)
 

宮西尚生のなんとかなるさ
放送局:STVラジオ
放送日時:毎週木曜 17時30分~24時00分
出演者:宮西尚生(北海道日本ハムファイターズ投手)、草野あずみ
番組ホームページ

Twitterハッシュタグ:#宮西尚生なんとかなるさ
メール:live@stv.jp

プロ野球・北海道日本ハムファイターズの宮西尚生投手がレギュラー出演。シーズン中も現役の選手が毎週、トークを繰り広げる貴重な番組です。日本プロ野球界の中継ぎ投手のトップランナーでもある宮西投手の、現役ならではの苦労や楽しさなど、試合を見るだけでは判らない選手としての生の声が聴かれます。ファンからのメールにも優しく楽しく答えてくれる宮西投手の魅力が満載です。

※該当回の聴取期間は終了しました。

熊本らしさを全身で感じられる建物「オモケンパーク」とは?

上通にあるオモケンパーク ©RKBラジオ

北部九州・山口災害情報パートナーシップを結ぶコミュニティFM各局とRKBによるコラボ番組『ローカる!』。地域密着のコミュニティFM局のパーソナリティにとっておきの街ネタを紹介してもらう。4月は熊本県熊本市にある「熊本シティエフエム」とのコラボでお送りする。20日の放送では、熊本市中心部のアーケード・上通にある建物「オモケンパーク」を紹介した。(報告:『ローカる!』ディレクター荒木風花)

Facebook

ページトップへ