加藤浩次「違和感って大事だよね」山口一郎「取り扱い注意が混じったんですよ」

”春の天ぷら”も大団円 ©STVラジオ

極楽とんぼ・加藤浩次とサカナクション・山口一郎。ともに北海道・小樽出身の2人の”ラジオらしくない”素の会話を耳にするような感覚。それが、STVラジオ『加藤さんと山口くん』です。

「春の天ぷら」は、終盤になって「せんべい」「お菓子」「アイス」など、普通では””あり得ない”ものを次々と衣を付けて油に入れるカオスな展開となります。そんな天ぷら会も何となく終わって、加藤と山口、そしてササカナクションメンバーの岩寺は、何となく冬の小樽ロケのことや、この番組について振り返る流れとなりました。
 
山口:オレ的には『加藤さんと山口くん』が評判がいいっていうのがスゴい嬉しくて。これって本当に、別に仕事じゃないじゃないですか、緩いし。

加藤:う~ん。

山口:これがちゃんと評価されるって言うのが、ありがたいなぁって。だって音楽にも関係ないし、加藤さんの仕事にも関係ないことやってるじゃないですか、お互いに。

加藤:不思議だよね。

山口:ホント、不思議っすよね。

加藤:ん~。地元の人は、地元で何かやってるものって見るんだろうな。

山口:でも、そんな感じ、ありました?、自分に…。『どさんこワイド』くらいかな、オレは…。

岩寺:『どうでしょう』は見てたよ。

加藤:あ~、なるほどね。大泉(洋)とか、そうか。

山口:組み合わせがまた面白いのかも知れないですけどね。

加藤:あ~、違和感あるんだろうね。

山口:ん~。

加藤:違和感って言うのは、大事だよねぇ。

山口:いやぁ、超大ですよ。だから、混ざっちゃいけない、取り扱い注意が混ざったんです、オレ等。

岩寺:(笑い)

加藤:違和感って…

山口:だって、あのコインロッカー騒動あったじゃないですか、スキーの時。あんなんで、ゲラゲラ笑ってるわけですよ、オレ等。(編註:小樽の天狗山スキー場のコインロッカーで、入れ忘れのものを入れようとロッカーを開けたら料金の400円が返却されないことに加藤が異を唱えた一件)

加藤:「楽しそう」ってのもあるんだろう、たぶん。

山口:たぶん、あると思う。ああいうのがやっぱ、伝わるんだなと思って。

こういう「本音」「素」の話をサラッと聴くことが出来るのが『加藤さんと山口くん』の魅力そのものだと思います。加藤さん、山口くんには、これからも”このまま”で続けて欲しいものです。

「春の天ぷら会」は今回で終了。次回からは、どんな“違和感”ある企画が始まるか…お楽しみに!

STVラジオ『加藤さんと山口くん』(毎週日曜 ひる12:00~12:30)
RAB(月)20:30~、ABS(土)12:30~、TBC(土)16:30~、KNB(日)16:30~、ABCラジオ(月)21:15~、RNC(月)20:00~、RKC(水)12:00~、JRT(木)23:00~
 

再放送『加藤さんと山口くん』土曜深夜0:30~放送中

土曜の深夜も『加藤さんと山口くん』 ©STVラジオ

『加藤さんと山口くん』は、STVラジオで土曜日の深夜0:30から再放送をしています。リアル放送のほぼ1年前、加藤さんと山口くんの”ちょっと前の素顔”を聞くことが出来ます。

 今回(4月2日・土 24:30~25:00)は、2021年3月28日OA回の再放送。山口一郎の提案で、加藤浩次と「マキャベリ」というトランプゲームに興じます。ラジオなのにトランプなんて、果たして何が伝わるのか…?!。この回も、サカナクションのメンバーの寺島基晴(ギター)と江島啓一(ドラム)が参加して、4人でトランプ。

STVラジオ『加藤さんと山口くん 再放送』(毎週土曜 24:30~25:00)

2022年4月2日(土)『加藤さんと山口くん』再放送分のradikonews記事

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加藤さんと山口くん
放送局:STVラジオ 他8局ネット
放送日時:毎週日曜 12時00分~12時30分
※放送局によって日時が異なる場合があります。
出演者:加藤浩次(極楽とんぼ)、山口一郎(サカナクション)
番組ホームページ
公式Instagram

「極楽とんぼ」の加藤浩次 と ロックバンド「サカナクション」の山口一郎。ともに北海道・小樽市出身の2人が「ラジオっぽくない」ことをしながら、本音のトークを繰り広げる"ゆる~い"ラジオ番組。全く違うジャンルで、それぞれ第一線で活躍する2人が、ラジオだから出来る芸能界や音楽業界のウラ話や、北海道愛・小樽愛に満ちあふれたローカルネタで話まくります。テレビや他の番組では決して聴けない、素顔の加藤と山口に出会えます。全国9局ネット(放送日時は各局のHP等でご確認ください)。

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。

村上春樹「すごく面白い映画です。もし機会があったら、ぜひ」と語るおすすめの映画は?

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」(毎月最終日曜 19:00~19:55)。3月26日(日)の放送は「村上RADIO ~今夜は、落ち穂拾い~」をオンエアしました。今回のテーマは「今夜は、落ち穂拾い」。「落ち穂拾い」といえば、ミレーの名画が思い浮かびますが、村上DJは、これまで放送した番組の編集で、時間の関係でこぼれ落ちた曲を丁寧に拾い上げ、おすすめの“落穂曲”にまつわるエピソードを披露しました。この記事では、オープニングトークと、前半1曲を紹介した内容をお届けします。



こんばんは、村上春樹です。村上RADIO、今夜は「落ち穂拾い」の特集です。
これまでの番組でかけようとして録音もしたんだけど、時間の関係でかけられなかった曲を中心に集めてみました。少し余分に録音しておいて、それをあとで編集することが多いので、その結果どうしても1曲か2曲はこぼれ落ちてしまうんです。
そういう気の毒な音楽たちにセカンド・チャンスを与えてあげようじゃないかという趣旨でやりました。というわけで、今回はかなりばらばらな選曲になりますが、なにとぞよろしく。

<オープニング曲>
Donald Fagen「Madison Time」

「落ち穂拾い」といえば、アニエス・ヴァルダの監督した同名の映画がありましたね。ミレーの名画「落穂拾い」に着想を得て、ヴァルダさんがカメラを手に、フランスの国中で「ものを拾う人」たちを撮りまくったドキュメンタリーです。フランスには収穫を終えた畑で、こぼれ落ちた作物を誰でも自由に拾い集めていいという古い法律があるんですね。その時期は他人の私有農地に入っても罰せられない。貧しい人が食べていけるように、作物を無駄にしないように。
これ、すごく面白い映画です。もし機会があったら是非ご覧になってください。

◆William Warfield「Ol' Man River」
まず、2022年4月放送分「和田誠レコード・コレクション」からの落ち穂曲です。
早稲田大学の国際文学館(村上春樹ライブラリー)に設置されたスタジオで初めて公開録音をおこなったときのものです。亡くなった和田誠さんのご家族からライブラリーに寄贈されたアナログ・レコード・コレクションのなかから、和田さん好みの音楽を選曲しました。

「ショウボート」というミュージカルが上演されたのは1927年のことで、かなり古いです。作曲したのはジェローム・カーン、作詞はオスカー・ハマーシュタインです。ミシシッピ川を行き来するショウボートを舞台にしたドラマで、この「Ol' Man River(オールマン・リヴァー)」は黒人の荷物担ぎの労働者ジョーによって歌われます。バス歌手が朗々と歌い上げる見せ場になります。黒人歌手ポール・ロブソンの歌唱が有名ですけど、このレコードではウィリアム・ウォーフィールドという人が歌っています。

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聴取期限:2023年4月3日(月)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:村上RADIO ~今夜は、落ち穂拾い~
放送日時:3月26日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

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