中小貴族「昭和の自転車の車輪によく付いていたカラフルなリング」に食いつく

左が「紅雅ハブ毛」様です。 ©STVラジオ

独特な世界観を醸しだし、ハマると抜け出せないSTVラジオの"沼番組"『貴族の時間』。中小貴族を名乗る札幌の劇団「シークレット歌劇團0931」の銀河祐と紅雅みすず、娘役・音羽美雨がクセの強いお戯れトークを繰り広げます。リスナーからのメールやお便り(番組では「献上文」と言います)が、番組の頼りです。(リスナーのことも、番組では「ラジオ平民」と言います)

今週もラジオ平民から届いた献上文が、中小貴族のノスタルジーに火を付けました。

音羽:(献上文)貴族の皆様は幼少時から馬車移動だとは存じますが、平民の大半は人生最初の移動手段は自転車でございます。昭和の時代、今では見られなくなった自転車部品がありました。それは、車輪のハブやリムが、走るだけで掃除できるブラシです。

紅雅:ちょっと難しいコメントがいっぱい出てきたな。ハブやリム。

ここで、献上文に添付された写真を見る貴族たち。

銀河:なんか、タワシみたいなやつ?

紅雅:そうそう、知らないの?みんな。車輪の真ん中にさ、タワシみたいなリング状のモノで、水色だったり黄色だったりオレンジだったりして、自転車を走らせるとクルクル回って、見た目もキレイだけど、真ん中の油汚れとか泥汚れをきれいに落としてくれるって言う…

音羽:そういうブラシ…

銀河:あ、そういうために付けてるの? あれ、飾りなんじゃないの?

紅雅:飾りであり、汚れ取りという一石二鳥のブツなんだ。

銀河:あれさ、何ていうものなの?

紅雅:これね~、私も子どもの頃から使っていたんだ…

銀河:自転車タワシ?

紅雅:違うね。これ、自転車屋さんがプレゼントしてくれたものだと思いきや…

音羽:売ってたんですか?

紅雅:これ、売ってます。先ほど、ちょっと調べました、何というモノか。

銀河:うん、ナニナニ?

紅雅:ネットで調べましたら、これはね、なんとね、「ハブ毛」と言います。

銀河:うそだぁ~!?ハハハハハ!

紅雅:ハブ毛!

銀河:なにそれ。お前、いま作ったんじゃないの? (中略)

紅雅:このハブの部分に付ける毛だから…

紅雅・銀河:ハブ毛!(ハモる) (そのまま爆笑)

紅雅:「ハブ毛って言うんだ~!」と思って。

銀河:へえ~~。なんかさぁ、なんかスゴい、博学!

紅雅:ちょっと私、知らなかったから、きょうからみんな「ハブ毛」で調べてみたらどうだ?

銀河:じゃあ、紅雅のことも「おい、ハブ毛!」って呼べばいいの?

紅雅:なんで?!

銀河:ハブ毛を調べてきた人だから。

紅雅:ああ、そうだね。みんな、私を「紅雅ハブ毛」と呼んで下さい。(一同、爆笑)

銀河:ハブ毛先生だね。これから「ハブ毛先生」って呼ぶわ。

音羽:(小声で)ハブ毛先生…。

ネット上には「ハブ毛」「ハブブラシ」などの名前が出ていて、通販もされています。大きなホームセンターに行けば売ってるところもあるかも知れません。でも確かに、令和のいま「ハブ毛」を付けてる自転車は見ることありませんね…。もし見かけたら、写真を添えて『貴族の時間』まで「献上文」としてお送り下さい。もし紹介されれば、あなたも「ラジオ平民」の仲間入りです。

STVラジオ『貴族の時間』(毎週土曜 21:00~21:30)

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貴族の時間
放送局:STVラジオ
放送日時:毎週土曜 21時00分~21時30分
出演者:銀河祐(ぎんがゆう)、紅雅みすず(こうがみすず)、音羽美雨(おとは・みう)/「シークレット歌劇團0931」
番組ホームページ

メール:kizoku@stv.jp
twitterハッシュタグ:#貴族の時間

出演する銀河祐と紅雅みすずは、札幌を拠点に北海道各地で活動する「シークレット歌劇團0931(ゼロキュウサンイチ・オークサイ)」の夢組の2トップ。音羽美雨は娘役です。
 「シークレット歌劇團0931」は2020年に結成され、クセとアクが強烈ながらも、うなじを綿毛でくすぐるような唯一無二の高貴な世界観でじわじわと人気が広まり、いまでは公演チケットはプラチナチケット。「公演を東京で」との誘いにも流されず、ひたすら北海道の「平民」「ラジオ平民」のためにエンターテイメントを届け続ける、平和を愛する心優しき"中小貴族"です。
 番組で言う「平民」とは「平素より大変お世話になっている民」「平和を愛する民」のことを言います。

※該当回の聴取期間は終了しました。

デビュー35周年! ジュンスカ宮田和弥「デビューした頃の気持ちをまた…」新曲『そばにいるから』制作裏話

アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FMのラジオ番組「坂本美雨のディアフレンズ」(毎週月曜~木曜11:00~11:30)。今回の放送は、ロックバンド・JUN SKY WALKER(S)の宮田和弥さんがゲストに登場。メジャーデビュー35周年記念シングル「そばにいるから」の制作エピソードについて語ってくれました。

坂本美雨、宮田和弥さん



今年5月21日に、メジャーデビュー35周年を迎えたJUN SKY WALKER(S)(以下、ジュンスカ)。1988年5月21日、レコードレーベル「TOY'S FACTORY(トイズファクトリー)」よりミニアルバム『全部このままで』でメジャーデビュー。 翌年には日本武道館でライブをおこない、当時、デビューから武道館までの史上最短記録となりました。カリスマ的人気を誇りつつも1997年に解散。2007年に期間限定で再結成し、2012年からは完全復活! デビュー35周年となるアニバーサリー・イヤーに、ニューシングル「そばにいるから」を6月10日(土)にCDリリースします(※先行配信中)。


◆レーベル社長が35周年シングルをプロデュース!?

坂本:JUN SKY WALKER(S)は5月21日でメジャーデビュー35周年ということで、おめでとうございます!

宮田:ありがとうございます。

坂本:大事な年ですね。お会いしていない間に(元メンバーの)寺岡呼人さんが卒業され、今は3人体制(宮田さん(Vo)、森純太さん(Gt)、小林雅之さん(Dr))になりました。

宮田:そうなんですよ。今は、ROCK'N'ROLL GYPSIESのベース・市川勝也くんが(参加してくれています)。(ドラムの)小林雅之が、ジュンスカとは別にPOTSHOTというバンドをやっていて、(市川勝也くんは)そこのベーシストでもあるんですよ。非常にリズム隊の気が合うということで、今はサポートしてくれています。

坂本:新生ジュンスカということですね。今回、メモリアルイヤーの大事なメッセージが詰まっている新曲「そばにいるから」は、ファンの方々に捧げた曲なのでしょうか?

宮田:はい。歌というか心というか、魂はそばにいるからと。自分的には親の立場でもあるので、子どもに向けてっていう部分もあります。あとは、自分と親との関係であったりとか。

坂本:そうですよね。

宮田:ファンの存在はもちろん大きいのですが、歌詞には自分の日常も織り交ぜています。なので、今回は「そばにいるから」というタイトルになりました。

坂本:ストレートですね。

宮田:そうですね。実は、JUN SKY WALKER(S)は、「TOY'S FACTORY」というレーベルの第1弾アーティストなんですよ。35年前、TOY'S FACTORYとジュンスカが一緒にレーベルを立ち上げたんです。その後、筋肉少女隊、Mr.Children、ゆず、BUMP OF CHICKENといった、そうそうたるメンバーがいるレコード会社になりました。今回、社長である稲葉(貢一)さんにディレクションとプロデュースをしてもらいました。

坂本:どうしてそういうお話になったのでしょうか?

宮田:35周年はジュンスカもですが、TOY'S FACTORYもなんですよね。「お互い35周年だし、何かやってみよう!」と去年、話が盛り上がったんです。歌詞も稲葉さんといろいろディスカッションして何度も直しました。「そばにいるから」のメロディーは、もともとバラードだったんです。ジュンスカの「歩いていこう」とか「全部このままで」といった8ビートの早いパンクっぽい曲と、「白いクリスマス」とか「声がなくなるまで」といったバラードの曲、それから今までやったことのないぶっ飛んだ曲の3本柱でいこうって話が去年からあったんです。

そのときの「そばにいるから」はスローで、「白いクリスマス」とか「声がなくなるまで」みたいな感じで(ジュンスカのリーダーでギターの)森純太がメロディーを書いてきたんです。そして、僕が「そばにいるから」という言葉を入れながらサビを作っていったんですけど、稲葉さんから「最初バラードで始まるけど、テンポを上げたらいいんじゃない?」と。

ジュンスカには「すてきな夜空」とか「明日が来なくても」という曲があるのですが、それがスローから速くなるナンバーなんですね。稲葉さんのプロデュースの感覚が混ざって、非常に良い曲ができました。

坂本:途中でリズムが入ってきてテンポが上がるのは、私のジュンスカのイメージでは王道です。稲葉さんとそこまでコミュニケーションを取られて作ったんですね。

宮田:そうですね。久しぶりに人に言われて歌詞を直しましたね。この年になると誰も言ってくれないし、言われても100倍ぐらいで返しますからね。

坂本:(笑)。

宮田:人の話を聞かなくなってくるでしょう? だけど、稲葉さんだからなのか、22歳のデビューした頃の気持ちをまた(取り戻した)。あとは、僕のコントロールの仕方も稲葉さんはわかっていると思うから。決して怒らない人なんですよ。うまく導いてもらえて、いい曲
ができたなと思いますね。

宮田和弥さん



*  

6月10日(土)に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)にて、JUN SKY WALKER(S)のメジャーデビュー35周年記念ライブ「「35th Anniversary Live」を開催します。詳細は公式Webサイトまで。

次回6月12日(月)~15日(木)の放送も、スペシャルゲストをお迎えしてお届けします。お楽しみに!

<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週月曜~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dear/

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