マイクロファイバーがスニーカーを優しく包みこむ!『靴の洗濯ネット』を試してみた

靴を洗いたいけど、「ブラシで手洗いするのは面倒くさい! 」「洗濯機で洗うとダメージが気になる」という方は多いかと思います。そんな人のためにと、ネットで話題になっていたのが「ズックリーンネット」という商品。

こちら、ROSY LILY(ロジーリリー)という会社が開発・販売。ホームページの説明によると、

「洗濯機で靴を洗うための専用ネットです。使い方はとても簡単。靴紐などを外し、ネットに入れて洗濯機で洗うだけ。
肉厚なネットは洗濯機と靴をダメージから守りつつ、マイクロファイバーの裏起毛が細かい靴の汚れを掻き出し、綺麗に洗い上げます。」

とのこと。洗濯機で洗う場合に一番心配なのは、「摩擦によるダメージ」。合皮がひび割れてしまったり、はがれてしまったり。それを防いでくれるのが、肉厚なネット。「マイクロファイバーの裏起毛」が優しく洗ってくれるようです。

あらためて「ズックリーンネット」を使った洗い方ですが、靴紐を外して、ネットの中に靴と靴紐を入れてチャックを閉める。通常コース、または つけ置きコースを選ぶ。水は多めが良いそうです。洗剤は、衣類用の通常のものでOK。洗濯機から出して、干す。と、本当に手間いらずに洗えるようです。ちなみに、「柔軟剤は使用しないでください」とあります。

お値段は、2枚1セットで税込み3,300円。片足ずつ入れてそれぞれ洗うために2枚で1セットとなっています。ということで、どのぐらいキレイにできるのか。杉山アナとスタッフが実際に洗ってみました。

作家・新谷の「アディダス・スーパースター」を洗ってみたところ…
洗濯直後の第一印象は「あまりきれいになっていない」だったのですが、並べてみると明らかにワントーン明るくなっていました。今回の靴はかなり汚れたものを使用。なので、そこまで汚れてしまう前にこまめに洗うことで綺麗さが維持できそうです。

↑左が未洗濯、右がズックリーンネットで洗濯↑

八島ディレクターのGUのスニーカー。色はグレー。スウェード風味の素材。
目に見える大きな汚れはしっかりとれました。全体の黒ずみのような汚れもとれました。手洗いや洗濯機にそのまま入れて洗った場合に出ることがある“ヒビ割れ”は起こらず。ソールにこびりついたところは一部とれず。やはりこうなる前にこまめに洗うとよい、と感じました。

↑ビフォー(向かって右のみ洗濯)↑

↓アフター(向かって右のみ洗濯)↓

横からみると・・・

↑ビフォー(右のみ洗濯)↑

↓アフター(右のみ洗濯)↓

杉山アナが洗った靴は、正直あまり変わらずでした。

このズックリーンネットを使って洗えるものと、洗えないものがありまして・・・
洗える靴のタイプ
・キャンバス生地の靴(上履きや、コンバースなど)
・メッシュ生地の靴(ランニングシューズ等)
・合皮素材の靴、サイズは、およそ30センチ程度まで

洗うのに適さない靴
・本革製品の靴
・スウェード素材の靴
・エナメル素材の靴

→「洗うのに適さないものは、ロジーリリーのシューズシャンプーで洗うのをお勧めします。」とのこと。

公式ホームページには「足元を変えると心が変わる」のコンセプトのもと、女性のためのシューケア用品を企画開発するブランド。2019年に発足し、はじめて泡で靴を洗う「シューズシャンプー 」というカテゴリーと言葉をを創り出した、とあります。

シャンプーには、数種類の香りがついていて、こちらもこだわりの商品のようです。

改めて、ROSY LILYの「ズックリーンネット」ぜひ使ってみてくださいね。

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【衝撃】ジェネリック医薬品の4割で製造過程に不備……その要因と改善策は?

政策アナリストの石川和男が12月14日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。11月21日、業界団体の調査でジェネリック医薬品の約4割で製造販売承認書と異なる製造があったとの結果が明らかになったことについて専門家と議論した。

医薬品

日本製薬団体連合会(日薬連)は11月21日までに、ジェネリック医薬品を扱う全172社が実施した製造実態に関する自主点検の結果を公表。8734品目中、4割を超える3796品目で製造販売承認書と異なる製造があったことが判明した。日薬連は厚生労働省の会議で速報値として報告し「品質や安全性に影響はない」としたが、会議構成員からは「衝撃的な数字だ」として再発防止を強く求める声が上がった。

処方薬全体の約8割(金額ベース)を占めるジェネリック医薬品を巡っては品質不正が相次いで発覚し、2021年以降、小林化工(福井県)や日医工(富山県)など21社が業務停止などの行政処分を受けており、医薬品の供給不足の一因ともなっている。

これらの背景について番組にゲスト出演した神奈川県立保健福祉大学シニアフォローで一般社団法人医薬政策企画 P-Cubed代表理事の坂巻弘之氏は「理由は色々あるが、一例として国がジェネリック医薬品の使用促進を訴えてきた背景がある。(ジェネリック医薬品を)今まで年間10万錠作っていた会社が、1000万錠作らなきゃいけないとスケールアップする時に、(製造販売承認書に従った)今までと作り方を変えてしまう会社があった」と指摘。

一方で「日本の基準は厳しすぎる部分がある」とも述べ、「例えば薬を製造するタンクに原料を入れていく際、一度にまとめて入れるのか、少しずつ分けて入れるのかが製造販売承認書には書かれている。今回の調査結果でも、そういった部分で誤りがあった事例が見られたが、薬の専門家から見れば薬の有効性には影響しないよねということがある」と言及。「(原材料を)どのくらい分けて入れるのかなどは、アメリカやヨーロッパでは基準に入れていない」として、日本の製薬基準が厳しすぎる点を明かした。また、「日本の規制が厳しすぎて、外資系企業のなかには実質的に日本から撤退する会社も結構出てきている」とも語った。

その上で、直近でも医療現場が必要とする薬の約2割が供給されていない問題の解決策として「いろんな要因が絡んでいるが、例えば海外の状況を見ると人体に対する影響がどのくらいあるのか。元々届け出た手順書(製造販売承認書)と実際には異なった工程で作っていたとしても、人体に対する影響を評価した上で安定供給の方を優先するというような意思決定の仕方もある」と指摘。

さらに「現実に供給不足を起こしている多くの薬は値段が安いもの。そのあたりのデータもきちんと見て、安いものに関しては採算が取れるように、あるいは増産するインセンティブになるような価格政策を国がとっていくべき」とも述べた。

石川は「国には価格と供給安定、両方のバランスが取れた政策をやってもらいたい。規制の合理化や、ルールの見直しなどを進めてもらいたい」と注文をつけた。

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