巨大船からロケットを発射! JAXAとともに挑む新たな挑戦とは?

メインパーソナリティ・パンサー向井の周りには、個性豊かなパートナーが勢ぞろい。さらに、お笑い芸人やタレント、アーティストなど、愉快 なゲストが毎日やってきます。

ヤーレンズがお送りした3月27日(木)の放送は、やる気とアイデアで誰も考えていなかったことの実現に挑戦する“チャレンジさん”のお話を伺う特別企画「チャレンジさんいらっしゃ~い」を放送。日本郵船の寿賀大輔さんにお話を伺いました。

上海で刺激を受けた寿賀さんの野望とは?

出井:寿賀さんは39歳。我々と同世代ですね。

楢原:嬉しいですね。

出井:寿賀さんも我々と同じようにMDを聴いて育ってきたんですよね。

寿賀:そうですね。MDど真ん中です。

出井:オレンジレンジとか聴いてね。

楢原:いいんだよ、懐メロ話す機会じゃないでしょ。

出井:そもそもどういうきっかけで新たな事業を思い立ったんですか?

寿賀:日本郵船って海運の会社なんですけど、新しい事業を生み出していくために、中堅社員を対象に新たな事業を生み出す研修するプログラムが生まれたんですね。

出井:どんな事業でもいいんですよね。

寿賀:ただ軸にするのは船の会社なので、船を使った方がいいと思いまして。

出井:そこで新規事業に挑戦しようと気持ちになったと。

寿賀:実はその時上海に駐在してまして。

出井:あら!上海ハニーですか?

楢原:オレンジレンジの回収!

出井:回収って言わないですよこんなの。

寿賀:中国で自動車物流をしてたんですけど、当時中国って電気自動車がいっぱい出てきてまして。その勢いを感じて、日本もこのままだとまずいんじゃないかと。私も日本発で新しいことやりたいなと。

出井:上海での刺激があったんですね。

楢原:「刺激が欲しけりゃバカになれ」ですね。

出井:あら!今日すごくオレンジレンジですね!

楢原:オレンジレンジの回じゃないんですよ。

船の会社が「宇宙」に挑む!「洋上発射船」とは?

出井:では正解の方を寿賀さんお願いします!

寿賀:正解は「宇宙」です!

楢原:でか!!

出井:これはどういう事業なんですか?

寿賀:船からロケットを打ち上げる「洋上発射船」というの思いつきまして。通常は陸から打ち上げるんですけど。

楢原:種子島宇宙センターとか。

出井:これ、海から打ち上げることにメリットとかあるんですか?

寿賀:日本だと国土がすごく狭いので。ロケットって危険物なので、一定程度、安全距離を取らないといけないので打ち上げられる場所が限られちゃうんですよ。

出井:そらそうでしょ、家の隣でやられたら困りますもん。

楢原:家建てんな、打ち上げ場の近くに。

寿賀:それを船で海の遠いところに持って行ったら便利じゃないかと。

出井:確かに。

楢原:船だと下が不安定なイメージありますけど、すごいでかい船の上からってことですか?

寿賀:そうですね。日本郵船が持ってる船にはいろんな船がありまして、全長200mの船もありますので。

出井:そんなのがあるからそれも可能なんじゃないかと。

寿賀:そうですね。

出井:でも海を専門でやってきて、しかも歴史もあるわけじゃないですか。そんな会社が宇宙事業っていうのはかなりぶっ飛んでると思うんですけど。

寿賀:たまたまその時にJAXAが民間企業と一緒に共同研究するテーマを公募してたんですけど。その中に「洋上回収」ってテーマがありまして。やりたいですと手を挙げましたら、採用されまして。そこから急激に会社もサポートしてくれルようになりました。

出井:寿賀さんにとってはまさに「渡りに船」ですね!

ワクワクできることをやって、元気のサイクルを作りたい!

楢原:ロケットはどのくらいの大きさなんですか?

寿賀:大型のものですと、全長で言うと50m~60mのロケットになります。

楢原:それを載せれる船ってなるとそれの倍以上になるよな~。

出井:そりゃでかいやつだよな。

楢原:あと力持ちもいるしね。よいしょ!って。

出井:そこは手動じゃないだろ。最後にお伺いしますけど、日本で誰もやってないことを実現させようとするモチベーションはなんなんでしょうか。

寿賀:今の日本って元気ないかなって思うところがありまして。そこで私たちみたいな中堅社員がワクワクできることをやって、それをみた若い世代が「面白そうなことやってるな」と思ってくれて、元気になるサイクルができたらいいなと思って仕事してます。

(TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』より抜粋)

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