長澤まさみさんの「ガーン」ときた瞬間 ▼『真田丸』三谷幸喜さんの台本は教科書 ▼主演映画『MOTHER マザー』の老けメイクに感激!

TBSラジオ「山形純菜 プレシャスサンデー」(日曜日・午前6時~生放送)
「日曜日の朝を楽しくする」ワイド番組。


朝9時台の「プレシャスエンターテイメント」は、毎週ステキなゲストにたっぷりお話を伺っています。

6月28日のゲストは、女優の長澤まさみさん

主演映画『MOTHER マザー』の公開を控えた長澤まさみさんに「朝の習慣」や「おうち時間」などについて伺いました!

★長澤まさみさんの「おうち時間」

(長澤さん)
自粛期間中は朝起きたらすぐクイックルワイパーをするっていうのが日課でした。
寝てる間、床に落ちた埃をちゃんと朝取ってしまわないと…みたいな気持ちにかられまして。(笑)
運動は腹筋とかプランクとか体幹を鍛えたり。
昼ぐらいにやってる某局のテレビ体操もやっていました。
立ってやっている人バージョンで。(笑)
あとここ数年、陶器を集めてるですけど…
実は最近、買った花瓶を割っちゃったんですよ。
ショック過ぎて「ガーン」と1分位止まりましたね。
でも、陶器作家さんが「仕事だから定期的に割ってくれると嬉しい」と仰っているのを聞いて前向きにとらえることにしました。(笑)

★最近、感銘を受けた作品、今も大切にしている台本は?

(長澤さん)
最近、感銘を受けたのは「日本のいちばん長い日」という映画ですね。
終戦の話ですね、ポツダム宣言の一日を描いたお話です。
あと、自粛期間中は井上陽水さんの音楽を聴いていました。
ライブ映像とかを見ていると、CDと全然歌い方が違うんですよ。
その場の生の雰囲気を大事にされているんでしょうね。
あと、今でもとってあるのは「真田丸」の台本ですね。
三谷幸喜さんの台本は教科書みたいなものなので。

インタビュー後編では、最新主演映画『MOTHER マザー』(7/3公開)について伺いました。
映画『MOTHER マザー』は実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」をベースに、身内からも絶縁され、社会から孤立していく母と息子の絆を描く感動の衝撃作。
長澤まさみさんが演じたのは、男たちとゆきずりの関係をもち、その場しのぎで生きる母親・秋子。
秋子の息子・周平の役を、16歳の新人、奥平大兼さん。
秋子の内縁の夫で、ホストの遼の役を、阿部サダヲさんが演じました。

★シングルマザー秋子の役について

(長澤さん)
自分勝手な女性ですよね。(笑)
いつか母親になるかもしれない立場としては、認めることはできないなと思います。
演じてみて不思議な感覚でした、自分はそう思いたくないなって感情ばかりでしたから。
ヒドいし、人として非道なことをしてますから。
ただ、子供からの愛はあるんですよね。
それが救いの一つでもあり、見所な気がします。
あと今回、白髪混じりのメイクもしたんですけど、すごく嬉しかったですね。
メイクさんすごーい!みたいな。感動でした。
仕事を始めた子供の頃、そうやって老けメイクをしている先輩たちを見て「カッコいいな」と思っていました。
大人っぽいことにすごく憧れていて、早く大人になりたいっていうタイプだったんです。

★注目の新人・奥平大兼さん、阿部サダヲさん、夏帆さんとの共演について

(長澤さん)
親子役を演じた奥平大兼くんは16歳で、まだ子供らしい所があって、可愛いなあなんて思いましたね。(笑)。
初心と言うか自分の若い頃を思い出しました。
私は高校生時代、TBSドラマ「ドラゴン桜」で緑山スタジオに通ってましたね。
「眠たーい」って思いながら、楽しく仕事していた記憶が強いです。
阿部サダヲさんとはずっと共演してみたくて、今作で願いが叶って本当に幸せで「よっしゃー!」って感じでしたね。
あと映画『海街diary』で姉妹役を演じた夏帆さんとまたご一緒できて嬉しかったです。
夏帆さんのことは女優さんとして本当に尊敬しますし、とても心強かったですね。
長澤さん曰く映画『MOTHER マザー』は「大人の人に見て欲しい」とのことでした。
その他、長澤さんの朝ごはん、今後の野望など、詳しくお伺いしました。

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10年間で5兆円投資“国産旅客機”再挑戦 「技術におぼれるな。いいものが売れるのではなく、売れるものがいいものだ」石川和男が指摘

政策アナリストの石川和男が4月20日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。経済産業省が3月27日、次世代の国産旅客機について、今後10年間で官民あわせて約5兆円規模の投資を行うと公表したことについて「いいものが売れるのではなく、売れるものがいいものだ」という認識が必要だと指摘した。

スペースジェットの開発状況を視察した際の赤羽国交大臣(当時)令和2年1月19日  ~国土交通省HPより https://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_007313.html

経済産業省は3月27日、大臣の諮問機関である産業構造審議会の会合で航空機産業戦略の改定案を示した。そのなかで、次世代の国産旅客機について、2035年以降の事業化を目指し、今後10年間で官民あわせて約5兆円規模の投資を行うと明らかにした。国産旅客機の開発をめぐっては2023年2月、約15年かけて国産小型ジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ/旧三菱リージョナルジェットMRJ)」の事業化を進めていた三菱重工業が事業からの撤退を表明している。

MSJの事業撤退表明から約1年、一部では「唐突」との声もあがるタイミングで政府が官民あげての国産旅客機事業化を掲げたことについて、ゲスト出演した元桜美大学客員教授で航空経営研究所主席研究員の橋本安男氏は「私は唐突とは思わない。(MSJの開発は)8合目まで行ったと言われているが、開発費を使い過ぎて事業性のめどが立たなくなって、撤退を余儀なくされた。ただ、それまでに獲得したノウハウや技術を無駄にするのはもったいない。放っておくと無くなってしまうので、残っているうちに糧にして次のステップに進むべきだ」と、今回の政府の戦略案を評価。一方で、世界では脱炭素を目指し、水素燃料電池を使った航空機の試験飛行が始まっているとして「日本にはスピード感が足りない。国が支援してでも、早くローンチ(販売や提供の開始)しないといけない」と指摘した。

また、約15年かけて事業化を進めたMSJが撤退を余儀なくされた背景について橋本氏は「市場の見極めに疎かった。ものづくりはすごいが、インテグレーション能力=事業を可能にする能力が足りなかったのだろう」と述べ、原因のひとつとして「最初に作った『M90(旧MRJ90)』が、アメリカのパイロット組合が設ける重さ39トン、座席数76席という“スコープ・クローズ”(航空会社とパイロット組合の契約の一部で、リージョナル航空機の機体重量や座席数などの制限値を定めたもの)の条項を見誤った」と言及。「製造過程で、この問題が解消されたと勘違いしていたことが大きかった。新たにこの条項に適合した『M100』を設計しなおしたが、『M90』の製造にかかった5000~6000億円と同等のコストが再度かかるという負担が重く、頓挫した」と経緯を詳細に述べた。

石川がアメリカの型式証明取得をめぐって、当局に「いじわるされたのでは?」との見方を指摘すると、橋本氏は「それはうがちすぎだし、負け惜しみ。謙虚になるべき」ときっぱり。「ブラジルやカナダのメーカーは、アメリカのボーイング社と競合するような機体でも、ちゃんとアメリカの型式証明を取っている」と指摘した。

石川は、今後の国産旅客機開発の再挑戦について「日本は技術的に素晴らしいものがたくさんある。航空機以外にも、携帯電話やスマートフォンも本当は技術的にはすごいのに、技術におぼれてしまってコストをかけすぎてしまって、“こんな高いもの、高いレベルの機能はいらない”となってしまう。いいものが売れるのではなくて、売れるものがいいものだ」と持論を述べた。

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