演出家・宮本亞門!最新著書から『上を向いて生きる』ための言葉・考え方。「空から注がれる幸せ」

TBSラジオ「山形純菜 プレシャスサンデー」(日曜日・午前6時~生放送)
「日曜日の朝を楽しくする」ワイド番組。


朝8時頃からの「プレシャスカルチャー」は、休日と暮らしを楽しくする知識や情報をその道のスペシャリストに伺います。

10月18日(日)は、先週に引き続き、演出家・宮本亞門さんが電話出演!


宮本亞門さんは、1958年生まれ、東京都出身。日本を代表する演出家として、国境を越え、ジャンルをこえて、ご活躍中。現在、演出を務める ミュージカル「生きる」が、日生劇場で、10月28日(水)まで、上演中。
先週に引き続き、宮本亞門さんがご登場!今回は、お電話でのご出演。著書から言葉をピックアップして「上を向いて生きるための考え方」について、お話を伺いました。

★未曾有の時こそ、今までの固定概念を変える巨大なブレーキ

(亞門さん)
現状、お金を稼いでいる人が正しくて、稼いでいない人は正しくない…というような価値観がどんどん止まらなくなってしまった。でもこれは本当に間違っていることだと思っていて…、そのために忙しくなりすぎてしまった中で、新型コロナという未曽有な出来事が起こった。これは、見方を変えれば、巨大なブレーキをかけてもらって、「今の仕事は楽しい?」「何が楽しくてクタクタになっているんだろう…と思ったりしませんか?」と問いかけられているわけで。この機会に身近な人と語り合ったり、一人でいることの大切さを知ったり…。そうして考えることで、新たなきっかけが作られるんじゃないかと思う。病気としては悪い出来事だし、先が見えずに不安にはなるけど、悲観的に感じすぎず、今生きていることを大事にして、つい忘れかけていたものを敢えて教えてくれた…、次に向かうためのと良いブレーキと捉えてみてもいいのでは…?

★不安と恐怖は、あなたの心が暴走して作った虚の世界

(亞門さん)
去年、ガンを患いましたが、そうなると毎日不安なんですよね。「失敗したらどうしよう?」「周りの人に何か言われたらどうしよう?」と人は勝手にどんどん悪い想像が膨らんでいく。でも、先のことなんて本当にわからないんですよ。誰も酷いことが起こるなんて言ってるわけではないのに、つい、自分の中でいろいろな想像が働いてしまって、勝手に世界を作ってしまうことこそがもったいないと思うんです。
僕はそういう場合、自分を元気づける言葉を書いていつも筆箱に入れたり、メモに書き付けていたり、目に見えるところに置いていました。あとは、「あの時、辛かったはずのことが、結果的に乗り越えて良かった」って思えた経験を思い出したり…。いわゆる「心の筋肉」を作ることなんだと言い聞かせて、その痛みもそのうち傷つかなくなるはずだと捉えて過ごすこともありました。あとは、気分を変えて、敢えて笑ってみるとか、いろんな方法を、本の中にも書いています。
それに、お休みは停滞じゃない。人生を最高のものにする心の積み立てだと、僕は思っています。休むことも素晴らしいんですよ。

★空から注がれる幸せ

(亞門さん)
「上を向いて歩こう」の歌もそのようなことを言ってますが、沖縄の友人に「幸せって本当にいくらでもあるんだよ。幸せがあると悪いことが起こるんじゃないかと思うけど、この地球は幸せに満ちていて、不安に思うのは自分の勘違いなんだよ」と言ってくれた人がいて。僕はいつも空を見ているんです。空を見と巨大な宇宙と無限の星があるじゃないですか。自分たちがどれほどちっぽけなものかと分かるんですよね…。そして、幸せは必ず上から降り注いでいるというのを感じられるんですよね。辛い時ってなぜか「神様~!」なんて空を見たりしちゃうじゃないですか。なので、空には大きく見守ってくれている何かがあると僕は信じています。静かな時間を作って深呼吸してみると、本当に気分って、少しずつかもしれませんが、変わっていくんです。あ…、でも、空ばっかり見て歩いて、人にぶつかったりしないようにしてくださいね。(笑)

その他、昨年、改名されたお話なども伺いました。そして、亞門さんの最新著書「上を向いて生きる」は、幻冬舎から販売中です。上を向いて生きるためのメッセージがたくさん詰まった一冊となっています。亜門さんからは「辛い時に力になると思うのでトイレにでも置いておいてもらえれば…」なんていうお話も(笑)。宮本亞門さん、2週連続のご出演、ありがとうございました!

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