ジュディ・オング、ダイアナ・ロスのドレスに「魅せられて」

TBSラジオ「コシノジュンコ MASACA」毎週日曜夕方5時から放送中!

2021年3月28日(日)放送

ジュディ・オングさん(part 1)
台湾生まれ。3歳の時に父親の仕事の関係で来日し、9歳で劇団ひまわりに入団。1979年に「魅せられて」が大ヒットとなり、一躍脚光を浴びます。その後も歌手、女優、木版画として活躍しています。

JK:来てくださってありがとう!

ジュディ:この番組6年なさってるんですって? なんで私知らなかったんだろう? あんなによく会ってたのに。

JK:そうなんですよ! 気にはしてたんだけど、コロナでわけわかんなくなっちゃって。

出水:ジュンコさんとの出会いはどういった場所で?

JK:もう何年かわからないんですけど・・・一番近々って言っても1年ぐらい前。ミス・インターナショナルと一緒にディナーをしようってことでね。

ジュディ:ミス・インターナショナルのみなさまが美人なのにすごくカジュアルにお話しなさるの。全然ツンとしてなくて、素敵でしたね。天は二物を与えてますよ!

JK:あなたもそうじゃない! よく言いますよ。いつになっても美しくて、声もすごいじゃない? 長年やってるとブレるときもあるけど、さっき見せていただいた動画も初々しかった。

ジュディ:YouTubeにあげるあげないっていう話をしていて、とりあえず歌ってみるか、ってカラオケで歌ったものを、うちのマネージャーが撮ってたんです。食堂で!

JK:でも今の時代、すごく心が通じる。だって大ステージで見るのはわかるけど、自宅で、消毒液もあって、紅茶を飲みながら(笑)背景がわかるっていうのは新鮮。声は本気だし。

ジュディ:じゃあYouTubeにアップします。

出水:ジュディ・オングさんは台湾生まれで、3歳の時にお父様の仕事の関係で日本にいらっしゃったんですよね。

ジュディ:そうです。GHQの仕事で台湾から日本に呼ばれて、それに我々もくっついてきました。あまり話したことはなかったんですが、もともと台湾のBBCラジオ局でやっていて、英語が達者だったものですからGHQに派遣されて・・・心理作戦部にいました。

JK:心理作戦部って?

ジュディ:ようするに、全部中国語でドラマとか今でいうバラエティ番組とかを作っていて、「自由は素敵だよ」と放送していたんだと思います。

出水:9歳のときに劇団ひまわりに入団していますよね・・・きっかけは?

ジュディ:友達が入ってました。その友達はバレエクラスで一緒だったんですけど、「入るとスターに会えるわよ」って言われたんです。なんだかわかんないけど、でもすごいなと思ってついて行ったら、英語とか中国語とかしゃべるちっちゃいのが来たので珍しがられて、そう。もう全然テストもなにもなしで入団!って言われたんです。

JK:それは珍しいですね!

ジュディ:そうみたいですね。それで「お父さんお母さんは知ってるの?」って言われたんです。「知らない」って言ったら、「だめです、ちゃんと許可をもらっていっしょに来てください」って言われて(笑) 家に帰って父に報告したら、大反対。ラジオ局やってたでしょ、だから芸能界に娘は入れたくないって思ったんですね。

JK:いろいろ知りすぎてたから。

ジュディ:彼のイメージの中では、娘が大学を卒業したら自分の友達の息子に嫁に行かせて・・・って、全部頭の中で固まっていたみたいなんですよ。でもうちの母は冒険家で、誰よりも早く乗馬したり、「お母様いまからお花に行ってきます」とか言ってダンスホール行っちゃったり(笑)そういう女性なの! 私より先に革パン履いてましたから!

JK:まあ子供に革パンはねぇ・・・一番おしゃれしたい年頃のお母様ね。

ジュディ:それで母が「ちゃんとできるかどうか、やってみないとわかんないわよ」って。それで、普通の女の子であることを忘れないっていう条件つきで、ひまわりに。

JK:お母様っていう力強い味方がいたのが良かったわね!

ジュディ:父は母に惚れて惚れて。最後まで「何あれ!」って言うくらい、父が母を好きだったんです。母が車いすになったとき、父が後ろから車いすを押してお食事に座ると、父が母の手を取りにいくの。それで食事の間2人でずーっと手を取って。信じられます? 90歳!

JK:素敵! うらやましいわ~!

出水:ジュディ・オングさんがその名を日本にとどろかせたのが、1972年のヒット曲「魅せられて」ですよね。200万枚の大ヒットだったそうですよ!

JK:印税もすごいでしょ(笑)でも歌ってずっと残るからいいですよね。

ジュディ:ありがたいですよね。今でも歌えって言われますものね。去年筒美先生もお亡くなりになられたので、ますますきちっと歌っていかなくちゃ、と思っています。

出水:この曲を最初に聞いたとき、どんな印象をもったか覚えていますか?

ジュディ:歌うの大変! そう思いました。美しいとかそんなこと考えてる暇もなく。地声と裏声を行ったり来たりで、歌詞ひとつひとつが16分音符で全部ハマってるので、外したら乗り遅れちゃう。酔いしれたら音痴になっちゃう。そういう歌なので、いまだに歌う時は1週間前から1人リハーサルしてます。

JK:そんなに難しいんですか!

ジュディ:あの歌って、なんともないわよって顔で歌わなきゃいけないんですけど、本当に大変なんです! やっぱり足を踏ん張って歌いますね。

出水:でも衣装も優雅で!

ジュディ:ジュンコさんの前でいうのもアレなんですけど、実はスクリーンドレスにしたかったの。手を広げたときに、エーゲ海を映して。だけど本番に間に合わなくて!

JK:今だとプロジェクトマッピングとかできるわよ(笑)今からでも大丈夫じゃない? やりましょうよ!

ジュディ:ハハハ! でも最初にスクリーンドレスって名づけるにあたって、前の年にダイアナ・ロスのショウを見に行ったんですね。彼女は白いドレスを着てて、右手はノンスリーブで、左はドレープになったお袖のドレス。そしたら突然ダンサーが2人出てきて、袖を引っ張ったの! そしたら真四角になったんです! 大の字をやったときに、左の手と足のところをぐっとダンサーが引っ張たら真四角になって、そこにプロジェクション。日本に着いたときの映像、リハーサルの映像・・・ビックリ! でも素敵!と思っちゃったの。

JK:いいわね、そういうの大好き!

ジュディ:ダイアナ・ロスに触発されて、自分が歌う時にもテーマは白で、ドレスを広げたときに一番大きくなるようにって。でもその時ハプニングがあって、後ろからライトを当てたの。そしたらセミの羽のようになって。けがの功名。じゃあこれでいこうってことになって。

JK:あらそうなの! でも逆にまねじゃなくて、オリジナルになったからよかったじゃない! やっぱりやったほうがいいのよね。学ぶってまねることからなのよ。

ジュディ:そう! そこでハプニングがあったりして、自分のものになっていく。だから失敗を恐れないでやっていこう、っていうのが私の人生ですから!

JK:マサカな出来事もいーっぱいあると思うんですけど、ショックなマサカって何?

ジュディ:「魅せられて」が売れたのはマサカでしたね。全然予期しなかったです。当初、東京音楽祭というのがあって、バニー・マニロウさんとかフリオ・イグレシアスさんとかが出た同じ舞台で「魅せられて」をエントリーしたんです。それで武道館に呼ばれて、「ジュディ・オング! 参加曲『魅せられて』」って言った時に武道館がグォーッと音がしたの! みんながワアアアッと言って、つぶれるんじゃないかと思った。その時に、「魅せられて」って売れてるんだって思ったの! 5月の出来事です。

JK:そういう情報って先に知ってるんじゃないの?

ジュディ:知ってるんだけど、実感がないじゃないですか。男の人も女の人も、ガアーッ!って。それで武道館が揺れるっていうか、舞台がウ~ンってなって。それで実感しましたね。あれは幸せな体験でしたね!

出水;レコード大賞受賞など、この曲でいろんな経験をされましたよね。

ジュディ:本当に。ギリシャにも行きましたし。ギリシャのパルテノン宮殿でこの曲を歌った時は、あそこ丘の上だから風がすごく強くて・・・風で凧になりそうでしたよ! もう前傾姿勢をとってるんだけど、もうバァァァッて!

JK:飛ばされそうになっちゃうのね! あの柱の前で?

ジュディ:そう、あそこの前に立って。サビに行く前はなんともないんですけど、あそこで手を広げるじゃない? その時にすごい風だったの! 飛んでっちゃうんじゃないかと思った(^^)

出水:映像としては美しそうですけどね。

ジュディ:ディレクターは儲けものだったと思います(笑)本当、ニケみたいになって。

JK:ハプニング大賞だわね!

=OA楽曲=
M1. 魅せられて / ジュディ・オング
M2. ほほえみをありがとう / ジュディ・オング

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小川菜摘「吉本もちょっと演劇に力を入れ出してきているので…」劇団「熟年団」結成までの経緯を語る

山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)今回の放送は、タレントの小川菜摘さんが登場!ここでは、小川さんが立ち上げた劇団「熟年団」についてや、3月11日(水)~15日(日)に東京都・新宿シアタートップスで上演される舞台『熟年団 第2弾公演「いやですわ」』について伺いました。


(左から)パーソナリティの山崎怜奈、小川菜摘さん


◆「熟年団」誕生のきっかけ

れなち:小川さんが出演されます『熟年団 第2弾公演「いやですわ」』が、3月11日~15日に新宿シアタートップスで上演されます。

小川:はい。

れなち:この熟年団というのは、どういう集まりなのですか?

小川:昨年発足したんですけれども、アサヌマ理紗ちゃんという女優さんがいるんですけど、前に明治座で上演された村上大樹さんの舞台で一緒になりまして。そこで本当に意気投合して、ご飯を食べながら「この先も面白いことをやりたいね」ってしゃべっているときに、「じゃあ、村上さんに話してみようか?」って言って話したら、「いいよ!」ってすぐにOKを出してくれて。

れなち:へえ〜!

小川:それから、私が吉本(興業)に「うちの会社で制作して演劇やらない?」って打診しました。最近、吉本もちょっと演劇に力を入れ出してきているので。

れなち:おお、そうですか。

小川:やっぱり、芸人さんでもお芝居が上手な方ってたくさんいらっしゃるし、うちもちゃんと俳優班っていうのがあって、お芝居が好きな若手の子たちもたくさんいるので、そういう子たちの(経験の)場が作れたら、という思いもあって発足しました。熟年団というのは、そもそも私が還暦を超えていますし、ちょっと調べたら、45歳から熟年って言うんですよ。

れなち:そうなんですか!「熟年」っていう言葉ができたときは、45歳くらいで「いい年ですね」って言われるくらいだったかもしれないけど、今の方々はみんなピンピンとしているから(笑)。

小川:そうかもしれない! 熟年団というネーミングは、村上大樹さんがつけてくれたんですけど、熟年世代の俳優さんと、あとは中年、若年と織り交ざって、その化学反応が面白いんじゃないかっていうことで立ち上げました。

◆老人3人のドタバタコメディ

れなち:今回の「いやですわ」は、どんな内容でしょうか?

小川:村上さんの新作書き下ろしです。村上さんは、ナンセンスコメディとかを書いたら天才的に面白いんですね。だから、ぜひそういうのを書いてほしいっていうリクエストをしました。

内容は、余命いくばくもない老女……まあ私なんですけどね。それと、千葉雅子さんも老女で、あと70歳の古希を迎えられた陰山泰さん。この老人3人が引き起こす暴走ドタバタコメディで、3人に周りの中年だったり、若年だったりが巻き込まれて、奇想天外なことが起こっていくという。

れなち:“老人3人のドタバタコメディ”ってなかなか聞かないです(笑)。

小川:聞かないでしょ? 私も最初、村上さんから「老人コメディをやります」って言われて「老人!? それって、もう私と千葉さんと陰山さんしかいないじゃん!」と思って(笑)。まあ老人なんですけど、この3人は誰よりも声がデカいです!

れなち:ハハハ(笑)!

小川:やっぱり、小劇場出身の役者って声がデカいんですよ。それがまたとっても面白いですね。若者が巻き込まれていく感じも。

れなち:気になる〜!

小川:だから、1時間半ぐらいのお芝居なんですけど、見終わった後に「何を見せられたんだろう(笑)?」っていう感想になればいいなと思っています。

れなち:なるほど(笑)。でも「なんだかよく分からないけど、笑いすぎてお腹がいっぱい」みたいな感覚って一番幸せですものね。

小川:そうだよね? だから「くだらないな~」って思っているあいだに終わるっていう。「バカだな〜、この人たち」って思ってもらえたら、すごく幸せだなと思っています。

<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
番組公式X:@darehanaTFM

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