「車いす専用駐車場のカラーコーンは逆に不便」~パンサー向井「まず知ることから」

TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』毎週月曜日~木曜日 朝8時30分から放送中!

5日31日(水)10時からは『ふらっと向井くんち』!スタジオを『向井さんの家』に見立てて、お隣の三田寛子さんと“お客様”をお迎えし、お土産話を伺います! 本日のお客様は、チェアスキーという競技で2018平昌、2022北京冬季パラリンピックの金メダリストに輝き、東京2020夏季パラリンピックでは陸上で出場された二刀流パラアスリート村岡桃佳さん!

チェアスキー5種目でメダルを獲得した村岡桃佳選手とは?

向井:村岡さんは1997年3月3日生まれ埼玉県ご出身の現在26歳で、今、トヨタ自動車所属のアスリートでございます。そして、冬季パラリンピック日本勢最多の金メダルを持ってらっしゃる方という事で。チェアスキーということですよね?

村岡:そうですね。チェアスキーをやっていて、現在はチェアスキーと、あとパラ陸上との二刀流という形で取り組ませていただいてます。

向井:チェアスキーっていうものの中にもいくつか種目があるんですよね?

村岡:そうですね。アルペンスキーという競技自体に五つ種目がありまして、時速100キロを超えるスピードが出る種目から、より繊細な技術を求められるような種目まで幅広くありますね。

向井:5種目全部やられるんですか?

村岡:はい。私は5種目全てに取り組んでます。

向井:選手によっては、1個の種目だけに集中してとかっていう事だと思いますが、村岡さんが全部やるのは何でなんですか?

村岡:それぞれの種目の中でもそれぞれの良さというか面白さがあったりとか「高速系」と言われるスピードが出る種目から「技術系」と言われるより繊細な種目までそれぞれに対して、やっぱり得られるものがあるというか。どっちにも生きてくる部分が私の中ではあるなと思っているので、全てやっている、というか。楽しいなと思いながら、いろいろと取り組んでる感じです。

平昌パラリンピックでの名言「本大会は私に始まり、私に終わる」の真意

向井:平昌パラリンピックのときなんか本当にたくさんメダルを日本選手最多の1大会5個、メダルを取っていらっしゃいまして、すごい言葉があるんですが、1種目目の「滑降」で日本勢メダル第1号で銀メダルを取った後にですね。「本大会は私に始まり、私に終わる」とおっしゃって実際にそれを有言事故をされたということですが、この言葉はどういう気持ちで出たお言葉ですか?

村岡:日程的に私が一番最初に滑り始めて、平昌パラリンピックの日本の出場する選手、日本勢で一番最後だったんですよ。一番最初から最後まで私が競技日程があって、その意味で、始まりと終わりを締め括れたらな、と思ってたらすごい事に(笑)

向井:ビッグマウスみたいな感じの自分を鼓舞してるのかなと思いきや、物理的にそうだったって話なんですね。

村岡:物理的にそうで。でも実際あの言葉がやっぱり先行して出ていっちゃったので、「やばい、やらなきゃ」みたいな。

三田:逆に言葉に後押しされてね。なるほど、そんな秘話が。

村岡桃佳選手が語る「チェアスキー」の魅力

向井:「チェアスキー」って皆さんもわからないというか、見たことない方ももちろんいると思うんですが。

村岡:どんな競技って言うのをいまさら聞くのも失礼かもしれないんですけどね。

向井:改めてチェアスキーの醍醐味とか魅力とかそういうところを教えていただきたいと思います。

村岡:チェアスキーっていう部分でいうと、すごくメカニックなんですよね。サスペンション(路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置)だったりスキーのフレームだったり、座るシートの部分だったりっていうのがいろいろとあって、このメカニックで体も固定されてる、どうしても足が動かない、歩けない選手たちが乗るスポーツというか、使うマシンになるので、その選手たちが、すごくメカニックがマシンを使いながら、時速100キロを超えるようなスピードで山を駆け下りていく。その姿っていうのは競技をしている私が見てもすごくかっこいいなと思いますし、競技をしてる側から言うとそのスピード感は非日常すぎるので、すごく魅力というか、私自身面白いなと思っている部分ですね。

冬季競技のチェアスキーで金メダルを獲得した後、夏季競技の陸上も始めた理由とは?

向井:さらにこの夏季オリンピックの「陸上」もやってらっしゃるという、二刀流という形ですけど、陸上の方もやろうっていうのは、どういったきっかけだったんでしょうか?"

村岡:私自身がですね、4歳から車いすで生活をしているんですけれども、小学校2年生のときに初めてパラスポーツに出会ったんですよ。そのときに一番最初の出会いっていうのが実は陸上競技で。なので、ずっと遊びの延長というか、今まで趣味程度で陸上競技に取り組んで、それを陸上競技を始めたことをきっかけで友達が車椅子の同じような境遇の友達ができたりとか、いろんな方と知り合えたりとかっていう中で、スポーツとずっと親しんでいたんですけど、チェアスキーと出会って少しずつ、スキーの方にシフトしていったことで陸上競技からは逆に自然とフェードアウトしてしまったので、平昌でメダルを、自分が思っていた以上に良い成績を残すことができたときに、今の自分の目標は何にしようかな?って思ったときにそのとき
2年後ですかね、東京オリンピック・パラリンピックの開催っていうのが決まっていたので、もう1回陸上競技やりたいな、本気でパラっていう、高い目標を持って取り組んでみたいなと思って始めたのがきっかけですね。

競技における「スキー」と「陸上」の共通点と、全く違うところって?

向井:チェアスキーと陸上の共通するところと全く違うところってそれぞれありますか?"

村岡:私は基本的には全く違うモノだと考えているというか思っていて、スキーって自分が何をしなくっても、斜面を滑ればスピードって出てくるじゃないですか。それをいかに減速させずにコントロールしながら、ターンをして進めていって、スタートからゴールまでのタイムを競うっていう。いかに自分がそれをコントロールするか、スピードをコントロールするか、なんですけど。陸上競技ってスピード感ゼロの状態から、自分で力を生み出していって、スタートからゴールまで駆け抜けなきゃいけないので、その自分で勝手にってスピードが出てくれるスキーと、自分で力を生み出さなきゃスピードを生みださなければいけない陸上競技の違いっていうのはものすごく大きいなっていうのは感じている部分ですね。

日常生活で気づかれていない、車いすユーザーが感じる過ごしづらいところとは?

向井:車いすを使いながら練習、トレーニングをするっていうのも非常に大変だと思いますが、日常生活とかでも我々が気づかないような。例えば、以前SNSとかでも車椅子の方がエレベーターに全然乗れなくてっていうところが話題になったりもありましたけど、我々が細かく気づけない部分とか大変な部分とかっていうのはありますか?
村岡:私も今、車椅子で生活をしていって、日々運転して、車でどこかに行って、車いすの乗り降りをしてるっていうようなことが結構多いんですけれども、出かけた先で駐車場があって、車椅子マークのある駐車場。ありますよね。

三田:増えてはきましたけど、でも何かあそこでポールとか立ってると、1人で運転のときに、あのポールをどかす警備の方とかいなかった場合とかどうなさるんだろう?って思うことありますけど。

村岡:そうなんですよ。

三田:やっぱり困ってらっしゃるんですね。

村岡:カラーコーンとかがね、一般の方がなるべく駐車されないようにっていうお気遣いで置いておいてくださるんですけど、逆に自分で運転をしている車いすユーザーからすると、それを1回車いすを降ろして、自分が降りて、どかして、さらにもう1回自分が車いすを積んで、乗って、っていう風に多くの手間があるので、それってすごく大変だったりとか、逆にちょっと不便だな、って思ってしまうことがあったりします。あとは、ゼブラゾーンが空いていなかったりとすると困ったりしますね。

向井:所属先のトヨタさんでもそうした普及キャンペーンやってらっしゃるんですよね?

村岡:「#まだまだマナー」というみんなでマナーを守っていきましょうという取り組みが行われています。

向井:やっぱり知るっていうことが大切ですね。これが車いすユーザーの方にいいだろうと思ってやっていることが逆に不便になっているというのがあるんですね。

1つ1つの大会が重要と話す村岡選手ですが、先日の国際大会の陸上100mでは、自身の持つ日本記録を更新。
今月10日、11日のジャパンパラ陸上競技大会、7月のパリ世界選手権での活躍が期待されています。
この世界選手権で4位までに入ればパリパラの出場権獲得となります。

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(監修者:東京・池袋占い館セレーネ所属 小林みなみさん)





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■監修者プロフィール:小林みなみ(こばやし・みなみ)
編集・ライター。出版社、大手占いコンテンツ会社勤務を経て、フリーランスに。会社員時代に占いに初めてふれ、その世界にはまる。現在は、雑誌・Webで占い記事をメインに執筆している。

■協力:東京・池袋占い館セレーネ
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