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9月5日(火)放送後記
私たちにも馴染みのある「バナナ」の話題です。
8月、青果大手の「ドール」が「グリーンバナナ」を発売しました。「熟成させる前の青いバナナ」ですが、いったいなぜ売り出したのか?ドール マーケティング部・木沢健太さんに伺いました。
ドール マーケティング部 木沢健太さん
フィリピンでは約年間2万トン、形が悪かったり傷があることで廃棄されているバナナがあります。「グリーンバナナプロジェクト」は産地で色や形が悪く、日本のマーケットで販売基準に満たない、廃棄されるはずだったバナナを活用できないかと考え、ドールグリーンバナナの開発に着手しました。グリーンバナナは黄色いバナナと違って、日本に到着してから追熟する過程を経ず、青いまま販売している商品です。バナナ特有の甘味であったり香りはほぼなく、癖がない味わいとなってます。8月末から全国のスーパーなどの量販店、ドール公式ECサイトでも販売を開始しています。食品ロス削減にもつながりますので、みなさまがサステナブルな未来を考える一環としてもドールグリーンバナナをおすすめしています。
普段私たちが食べる黄色いバナナは、フィリピンなどの産地から、皮が緑の熟していない「未熟」の状態で日本に届いて、そこから「追熟加工」という熟成加工をおよそ1週間ほどかけて行なっています。その加工によって綺麗に黄色く、甘くなったバナナが店頭に並ぶという流れなんです。グリーンバナナは、この加工を行う前の状態のもので、中身は問題ないものの、皮に傷があったりサイズが合わなかったりしてこれまで廃棄されていたものを、今回活用しようということなんです。廃棄バナナを救おう、という取り組み自体は、2021年からやっていて、これまでは、熟成させて、ジュースに使ったりしていたそうですが、それだけでは追いつかない事もあり、今回の新しい取り組みになったようです。
ただ、グリーンバナナは黄色いバナナと違って生で食べることはできません。では、どのように食べたらいいのか、再びドールの木沢さんに聞いてみました。
ドール マーケティング部 木沢健太さん
グリーンバナナはジャガイモだったり栗のようにホクホクした新食感で、野菜の代替え、特にジャガイモの代替えとしておすすめしている商品ですね。まずバナナの両端を包丁でカットして、少し水にさらして、ラップで包みます。そのまま電子レンジで約2分~3分加熱していただくと、皮が剥きやすくなり、調理が完成です。そのままでも美味しいですし、塩コショウなど簡単な味付けでも美味しく召し上がることができます。電子レンジで調理した後には、そのままいつもジャガイモで調理するような形で、グリーンバナナを使用していただければ、美味しく召し上がれるかと思います。グリーンバナナカレー、グリーンバナナ味噌汁、そのまま揚げていただくグリーンバナナフライというものをおすすめしています。
バナナというよりは新しい食材、野菜に近い感覚ですね。
私も1本、教えてもらった方法で、実際にグリーンバナナを電子レンジで温めて食べてみたんですが、まさにジャガイモ!塩コショウと合うと聞いて、え?と思ったんですが、塩コショウで試してみると確かに美味しかった。ポテトサラダのイメージです。あとは少し粘り気があったので、里芋にも近いかなという味わいでした。
店頭でも野菜のキュウリなどと同じように1本売りで並んでいて、価格はドールの黄色いバナナとほぼ同じで1本60円~70円。
ただ、果たしてこれは受け入れられるのか?バナナではないし、ジャガイモ味なら、最初からジャガイモを使えば良い・・この食べ方に馴染んでもらえるかどうかがポイントになりそうです。
そんな中で、この青いバナナにもいい面がありそうという話もありました。時間栄養学の専門家で愛国学園短期大学 准教授の古谷彰子さんのお話です。
愛国学園短期大学 准教授 古谷彰子さん
青いバナナに「レジスタントスターチ」と呼ばれる食物繊維に似たものも多いと言われていて、腸内環境をよくしてくれるメリットがあるんですね。青バナナをとることで、腸の働きがすごくよくなるっていうのもあります。あとは食物繊維と同じ状態なので、血糖値を下げてくれる、食事の前に青バナナを食べていただけると、血糖値がぎゅっと上がりづらくなるし、満腹感も出ると思うので、食事の一番最初に青バナナをとる習慣も大事なのかもしれないと思っています。
黄色く熟す前の方が、この成分が多いとされていて、腸内環境や血糖値が気になる時はグリーンバナナ、エネルギーが必要な時は黄色いバナナ、と目的に応じて食べ分けるのもいいかもしれないと、古谷さんは話していました。日常生活で受け入れられ、どれくらい廃棄ロス削減に繋がるのか、注目です。