TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』毎週月曜日~木曜日 朝8時30分から放送中!
ふらっと こども電話相談室
2023年9月13日放送
TBSラジオで長年親しまれた名物企画「全国こども電話相談室」(1964年~2008年)のコンセプトを受け継いだコーナーです。パンサーの向井慧が「電話のおにいさん」となって、毎回、様々な質問に合わせた頼もしい先生をお呼びしています。今回の質問は・・・
Q. 月にソーラーパネルを置いて電気を地球に届けることは本当にできますか?(東京都 はるまくん 6歳 小学1年生)
(回答した先生)荒井大作さん/株式会社アストロコネクト・代表
向井お兄さん:はるまくん、小学校は楽しいですか。
― 楽しいです。
向井おにいさん:何がいちばん楽しいですか?
― 音楽の授業です。
向井おにいさん:はるまくんは歌ったりするのが好きなの?
― はい、そうです。
向井おにいさん:そうなんだ。今、何の歌を授業で歌ってますか?
― 「君をのせて」とか。
向井おにいさん:今ちょっと歌声を聞かせてって言ったら、聞かせてくれる?
― ♪あの地平線~ 輝くのは~
向井おにいさん:うまいねえ(笑)。ああ、かわいい。ずっと聞いてたい・・・。すごい、はるまくん、お歌上手だね。
― うん。
向井おにいさん:歌を聞かせてって言ってから歌ってくれるまでのスピードが速くてすごいよ。嬉しい、ありがとうね。
― うん。
向井おにいさん:はるまくんの質問、なんで疑問に思ったの?
― 家族で旅行してたときソーラーパネルをたくさん見て、でも夜は発電できないよねって思って、じゃあ月にソーラーパネルを置いたら地球が夜のときでも発電できていいかもと思って、でもそれをどうやって地球に届けようかなって考えて、ビーム? 電線? 電波? 本当に送れる? と思って、じゃあ先生に聞いてみようとなりました。
向井おにいさん:天才じゃない(笑)。すごいね、ソーラーパネルを見たときに、これ月に置いたらすごくいっぱい電気作れるんじゃないかなってぱっと思ったんだ。
― うん。
荒井先生:今お話を聞いて、何がすごいって、はるまくんが思いついたこのアイデアをアメリカにある大学がまさに今、実験をしているそうです。だからはるまくんのアイデアって、大学で研究をしている人たちと同じようなことを思いついたんです。すごくない?
― うん。
荒井先生:ソーラーパネルを月に置こうとした理由って何かありますか?
― なんか、本当に月に置いたらほかの生き物たちにとっても良いことだと思うからです。
荒井先生:そうですね。そこまで考えて月を選んだはるまくんは本当にすごいと思います。そうですね、月っていろんな国の人たちから見ることができますから、月で発電したら地球にいるいろんな人がその電力を使えるようになるかもしれません。あと、月には空気もなければ、雨も降らない、曇ったりもしないから、ソーラーパネルを置いたら長い間そこで電気を作ることができます。そして、月から電気を地球に送ることができるかというのは、アメリカの大学とか日本でも実験をしているところだそうです。どんな方法かというと、さっきはるまくんがちょっとおっしゃっていた電波とかレーザーとか、とにかくいろんな方法を今、試してるそうです。
向井おにいさん:実現の可能性とか、今現在どれぐらいまで進んでいるかというのはどうなんですか?
荒井先生:実は今年(2023年)1月に宇宙空間にある人工衛星の中で、太陽光パネルで作った電気を離れたところに送るという実験をしたそうです。そしてこれは成功したそうです。だから、今は人工衛星の中でやったんですけど、今度は人工衛星から別の人工衛星に電気を送るという実験をして、さらにそれをどんどん離れていってもできるかどうかという実験をどんどん繰り返していくと、もしかしたら遠い月から、あるいは宇宙に浮かんでる太陽光パネルから、地球とかほかの人工衛星とか宇宙ステーションに電気を送ることができるようになるかもしれません。
向井おにいさん:はるまくんどうですか、今のお話を聞いてわかりましたか?
― わかりました。
荒井先生:こういうのって、アイデアがあってそれができるかどうかを実験するというのはいろんな方法が世の中にあるんですけど、最初のアイデアを生み出すというのは大人でもとても難しいことなんですね。ですから、はるまくんがこのアイデアを思いついたということは、本当に大人と同じ場所に立って、同じ目線で「こんなことできないかな」って思っているって自信を持っていいと思います。
向井おにいさん:はるまくんが思ったこと、見たり感じたりすることをこのまんまぜひ大事にして大人になっていってもらいたいと思います。
― はーい!
(回答者プロフィール)荒井大作さん。星の観察会や星空ツアーなどを開催している株式会社アストロコネクトの代表で、子どもたちに星や宇宙の魅力を伝えています。ユーチューブを使ったオンライン・プラネタリウムの配信や、星空を活かした地方創生なども行っています。