元ドラゴンズの山﨑武司氏「現役を長く続けるためには」
2024.02.26 up
TOKAI RADIO『Live Dragons!』(月18:00~19:00 火~金17:15~19:00 DJ平松伴康)水・木の『HOMERUN GARAGE』(ホームラン ガレージ)のコーナーでは、プロ野球通算403本のホームランを記録し、ドラゴンズなどで活躍したプロ野球解説者・山﨑武司氏が、野球人生での思い出ばなしなどを語っている。時には、趣味(クルマなど)の話も交えて、自身の大きな「GARAGE」に詰まった話を披露している。
ベテラン選手のオープン戦の時期について
2月22日の放送では、開幕前の、オープン戦の時期のベテラン選手について話した。山﨑「ベテランになってからは、自分の体が動いてくれるか、その1点だった。『反応、悪いんじゃないの? 衰えが来てないか? 去年より、全力疾走して足の具合がよくないなあ』とか、そんなことばかり考えていた」
「体力のグラフで言えば、ベテランになったら、もう上がることないから、30代も半ばを超えたら下り坂になっていく。下りのラインをどれだけ緩くできるかが勝負」
体力より知識と考え方で
「30代半ば以降に結果を出すには、野球の技術というより、体力もパワーも必ず下がってくるので、知識と考え方で、いろいろと考えていく上で、僕には伸びしろがあったのでは。ということは、選手みんなにチャンスがあるということ。プロ野球の長い歴史の中で、自分で言うのもなんだが、30代後半から上がる人って、過去にも数えるぐらいしかいない。その中に、たまたま自分が入ることができたので、言うことができるのだが、気の持ちようが大きいと思う」
メンタルを大事にして一日でも長く
「ベテランになると、オープン戦で打ち過ぎても不安になることがある。でも、調子がいいなら『よし、行けるぜ!』と思えばいい話。オープン戦で打ち過ぎてしまって不安になる性分の選手もいる。メンタルの強化は大事。今はメンタルトレーナーがいるが、我々の頃はいなかった」
「今、全体に選手寿命は長くなってきている。40歳を過ぎてもやれる選手が増えてきていることは喜ばしいこと。プロなんで、18才だろうが、40才だろうが、結果を出せば、ベテランだろうが若手に譲るような遠慮はしなくていいと思う。息の長い現役生活を選手全員にしてほしい」
※該当回の聴取期間は終了しました。
Mrs. GREEN APPLE大森元貴「この曲は終わりがないというか、地続きにつながっていくやるせなさを歌っているから…」新曲『天国』の歌詞を語る
2025.05.17 up
3人組ロックバンドMrs. GREEN APPLE(大森元貴(Vo/Gt)、藤澤涼架(Key)、若井滉斗(Gt))がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! ミセスLOCKS!」(毎週月曜 23:08頃〜)。
5月12日(月)の放送では、「天国 感想チェック」と題して、生徒(リスナー)から寄せられた新曲「天国」の感想メッセージを紹介していきました。
Mrs. GREEN APPLE大森元貴
<リスナーからのメッセージ>
ミセス先生こんばんは! 「天国」リリース日に何回も何回も聴きました。いつも以上に、生きること死ぬこと、笑うこと悲しむこと、さまざまな感情がわいてきて、ついついずっと聴いてしまいます。この曲は「僕」「わたし」「あなた」など登場人物がいっぱいいて、それぞれについて映画と照らし合わせながら考えるのは楽しいです!
ここでミセス先生に質問です。「天国」のなかで一番印象的な歌詞や、こだわりの歌詞はありますか?(15歳)
<ミセスからのメッセージ>
(写真左から)Mrs. GREEN APPLE藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗
若井:どこだろう……。
藤澤:個人的にずっとぐるぐるするのは……「どうすればいい? を どうすればいい?」が、なんかすごくずっと残る! でもこれって、ハチャメチャな言葉に聞こえるんだけど、めちゃくちゃわかるっていうか。「もうどうしたらいいんだ!」って、自分のなかで回収しきれないことすらに対して「もうこの感情もどうしたらいいんだよ!」みたいな、収拾つかない気持ちをよく表したなと思って。その1フレーズで、感情の爆発みたいなものをめちゃくちゃ物語っているなっていう。藤澤はそう思います。
大森:ありがとうございます。
藤澤:作家としてのこだわりの歌詞はあります?
若井:全部こだわりだと思うけども!
大森:例えば「この期に及んで尚 朝日に心動いている」とか、「そうだ 家に帰ってキスしよう」とか。けっこう同じ属性というか、作用を持つ言葉かな、と思って。見苦しいし、許せないし、やるせないし、捨てきれないんだけども、そんな落胆してる、諦めてしまってる世の中だけども、朝日が登ることに対して綺麗だと思う自分の心があるとか、そういうのって非常に馬鹿馬鹿しいというか。
若井:「この期に及んで」ってね。
大森:「なら、どうすればいい? いっそ忘れちゃえばいい? そうだ 家に帰ってキスしよう」とか。舞台挨拶でもこのコメントに触れたんだけど。いい言葉っていうか、僕はこれは皮肉の歌詞(として書いたわけ)で。いろんな人の状況とか、環境とか、世界のことに対する憤りとか、自分に対する憤りとか、いろいろあるけど「もういいや」みたいな。「もう自分の幸せだけ考えてればいいや」みたいな、もうそんなんで自分のわだかまりとか、世界のぐつぐつしたものっていうのが、さらっと気まぐれに流れていくっていうことの皮肉というか、風刺歌詞なんだよね、ここは。だから歌番組とかでも、ここだけ僕は楽しそうに歌いたいな、と思って。
藤澤:そっか。そういう部分が、なんか人間味があって。
大森:怖いんだろうね。
藤澤:おお、ってなるポイントだよね。
大森:この曲って終わりがないというか、ずっと地続きにつながっていくやるせなさを歌ってるから、「だから生きよう」とか「だから頑張れ」とかまで全然歌ってないっていうか。でもそれがすごく多くの人に聴いてもらって、なぜか心地いいと思う人もいて。その気持ちはすごくわかるんだけど。不思議な曲を作ったな、と我ながら思いますね。
VIDEO
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5月12日(月)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 5月20日(火)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/