山本昌氏 ドラゴンズの沖縄キャンプ これまでを振り返って
TOKAI RADIO『Live Dragons!』(月17:15~18:00 火~金17:15~19:00 DJ平松伴康)2月11日(火)のコメンテーターは、ドラゴンズOBでプロ野球解説者の山本昌氏。ドラゴンズ沖縄キャンプが11日に第3クールに入った。第2クールまで終わったところで、そこまでを振り返った。
第1クール第2クールの印象は?
「寒い中、明るく元気に、大きなけが人も出ず、頑張っているのは評価できる。井上監督のコメントにも『これから暖かくなって、一番心配な、けが人が出る可能性が減ってくれると…』というのが本心だろうから、キャンプを全員で、けがなく乗り切れたら、ある程度いけるんじゃないかと期待している」
けが人を出さないことが重要
「シーズンは、けが人とか負傷者の有無で、全然、変わってくる。けが人がいないことが非常に大事。あとは、絶不調者を出さないこと。まだまだ、キャンプは半分も終わっていないが、ブルペンでも、みんな元気に投げているし、あとは、ルーキーや去年のドラフト1位がどこまで仕上げてくるか。焦ってもらっちゃ困るけれども、本人たちは『急がず、焦る』だろうから、そのあたりをオープン戦で判断したいと思っている」
井上監督について
「選手に接しようとしている。どちらかというと、野手出身の監督は、野手のほうを見る傾向があるが、ブルペンにも、しっかり足を運んで、ひとりひとりに声をかけて、投げ終わりだったり、投げている途中だったり。ピッチャーにノックを打ったり。コミュニケーションがしっかり取れているのはいいこと。よく動いているなという印象」と話した。
※該当回の聴取期間は終了しました。
コメの値上がりと“消えた21万トン“を石戸諭が解説
野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時)2月12日の放送は、ノンフィクションライターの石戸諭氏が出演し、米の値上がりと“消えた21万トン”のニュースについて、自身の意見を述べた。
野村邦丸(パーソナリティ)「米の問題です。政府備蓄米を早期に放出すれば、米の価格も安定するんじゃないかと言われてます。その備蓄米をどれだけ出すのかという話もある。一方、消えた21万トンの話もある。石戸さん、米の流れから教えてください」
石戸諭「農家が作った米をJAなどの集荷業者が集める。そこから卸売にいくという流れなんですけど、去年の8月、9月の店頭から米がなくなった米不足の時に新しい販路ができました。個人や中小の業者が、これまでの集荷業者よりも高く買いますよということで、農家から直接取引をするという流れができたんです。農家からすると、高く買ってもらえるからうれしい。実際のところ、米の適正価格がいくらなのかわからない?というのが僕の考えです。どのくらいの量を作るかは国が主導して決めてきた。マーケットが機能していると、みんなが欲しいと思う需要があり、供給量が安定しているときにだんだんと決まってくるわけです」
邦丸「市場のルールですよね」
石戸「ところが、去年は米が18万トン多く取れている。これ、本来なら価格が下がる動きになりますよね。でも、みんなが欲しいと言って、量もできている時に価格がとんでもなく上がっている。米不足の時、政府は新米が出回ったら価格は安定すると見ていたはずです。ところが実際、何が起きてるのかというと、米は取れているし、米は日本のどこかにあるけど出てこない」
邦丸「消えた21万トンですよね」
石戸「米を買い取った人たちは去年の動きを知っているから8月くらいまで手放さないでおけば、同じような状況が起きるかもしれないという考えが働くわけです。もっと高くなるからその時に売ろうと考えるのが自然です。そうなると、手放さないですよね。つまり、米が投機商品のようになってるということです」
邦丸「では、米が下がりにくい状況をどうしたらいいですか?」
石戸「これまで農水省のやり方がうまくいってなかったところが大きいと思うんです。お米はある所にはあるのに、市場に放出されない。いいタイミングで売りたいから売らない人がいる。この人たちに対してメッセージを発して、働きかけないといけない。“こうなったらお米を放出しますよ、持っていても意味ないですよ”と農水省がメッセージを発信しなければいけなかったけど、タイミングが遅くなっている」