プロ野球解説者・山﨑武司「代打の切り札」の難しさについて語る

東海ラジオ『ドラゴンズステーション』7月31日のコメンテーター山﨑武司氏が「代打の切り札」について話した。自身も代打専門で1シーズン過ごしたことがあるということだが、その難しさについて触れた。

今シーズンのドラゴンズ(7月30日現在)で、代打に起用された回数が一番多いのが井領で13打数3安打1打点1四球。次いでA.マルチネスが8打数3安打3打点。以下、遠藤6打数2安打。溝脇4打数2安打。木下2打数1安打と続く。

代打の切り札という専門職がいない現状について山﨑氏は「調子がよかったらスタメンで使う。井領も開幕前は代打の切り札になるんじゃないかとみていたが、思いのほか調子がいいからスタメンに回った。A.マルチネスもバッティングがいいからスタメンで使いたい。今年のドラゴンズについては、今のカタチで1年間続けていけるんじゃないかな。無理に代打の切り札をつくる必要はない」と話した。

また、代打の一番手を作っておいたほうがいいのではという質問には「自分も代打の切り札という立場で1年間やったが、なかなか難しい。スタメンで4打席あったら、3打数1安打1四球で3割3分3厘。しかし、代打は10割求められる。非常に難しい。本当に精神面が強くないと(代打の切り札として)成功しない」と答えた。

そして「今のドラゴンズのメンバーを見ると、切り札というところまで風格が備わった選手はいない。それは、まだ若いから。そういう意味では、今のようなカタチでやるしかないと思う」と、現状容認の立場を示した。

注目の新人・石川昴弥を代打要員として1軍に置いておいてはどうかという意見については「使わなかったら2軍に行かせるべき。代打で使う選手ではない。1軍でベンチに置いておいて、たまに起用するというのであれば、今、1秒1秒進化している、成長している選手の成長を止めてしまうことになる。2軍でバリバリやらせたほうがいい」さらに「ファンとしては見たいだろうが、今は、不動の3塁手になるための第1歩。今回の起用は高橋の怪我のため。今の時点では高橋のほうが上」と話した。

東海ラジオのプロ野球解説者がコメンテーターを務める『ドラゴンズステーション』(月~金16:00~)。山﨑氏のほか、ドラゴンズステーション東海ラジオのプロ野球解説者は、権藤博氏、鈴木孝政氏、鹿島忠氏、山本昌氏、谷繁元信氏、大西崇之氏、井端弘和氏、森野将彦氏、など。東海ラジオでは『ドラゴンズステーション』に続いて、プロ野球実況生中継『ガッツナイター』でドラゴンズの試合をメインに熱い戦いを伝える。

ドラゴンズステーション
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 16時00分~17時58分

※該当回の聴取期間は終了しました。

タグ

日笠陽子、佐倉綾音 バンドリ!Afterglowイベントを振り返る


 

Facebook

ページトップへ