坂本冬美、YouTubeチャンネルについてトークを展開!「少々の失敗はそのままのせちゃう」

坂本冬美が東海ラジオ『タクマ・神野のどーゆーふー』に生電話出演した(5月23日・月11:00~)。最初の話題は、坂本のYouTubeチャンネルについて。フォロワー数が10万人を突破した。坂本は「方向性が何だか変わってきちゃった」と言うが…

自身のYouTubeチャンネルについて坂本は「ホームビデオで撮っているんで、それでボヤけてちょうどいいみたい。編集はスタッフとやっているが、とにかく少ないスタッフで、本当に手作りでやっている。少々の失敗はそのままのせちゃう」とのこと。番組パーソナリティのタクマから「中には、外に飛び出しての撮影もあったが、みんなにビックリされただろう」と訊かれると「おかげさまで、誰にも気づかれなかった」と答えていた。

また「歌い手なので、ちゃんと歌を届けたいと思っているが、歌ではない方向を期待されていることが多い。何かやってくれるんじゃないか。コスプレ、自撮り、外に飛び出す、いろいろやっているが、逆にどんなことをやってほしいか教えてほしい」と問いかけていた。

同じく番組パーソナリティの神野三枝は「迷場面集で、おきゃんなところが出ていて面白い」とか「ベランダで酒を飲みながら『酒と泪と男と女』を歌っている自撮り。近所に大丈夫なのかなと思った。衣装も変えて成りきって、せき込んだところも編集せずにそのまま使っている。そこがいい。普段のままの雰囲気が出ている」と好評。タクマも「歌いながらの自撮りはよくあるが、自撮りしながら歌っているところを他の人が撮ってアップしているので、けったいな絵になっている」と高評価。

YouTubeチャンネルが話題の坂本だが、5月25日に新曲「酔中花」が発売される。新曲について坂本は「酔うということは、ちょっと大人の歌だなと、お分かりいただけると思う。愛してはいけない人を愛してしまう。帰らないでと言ってしまいそうになる弱い自分がいる。それを言っちゃいけない大人の粋な仲だから、自分の中ではさみしくなんかない、大丈夫って強がっている自分がいる。強がっている自分と弱い心が揺れ動く。そんな女心」と思いを語った。

タクマが「36年目に入った今だからこそ、味が出る歌なのかも」と言うと「前作の『ブッダのように私は死んだ』で、自分自身が、それまでの殻を破れたと思っている。あの歌を歌う前だったら、今回の『酔中花』という、このような歌詞の内容は来なかったと思う。この歌の主人公の女性を演じる、歌えるようになったのかなあと自分では思っている」と話した。

名古屋では、9月4日(日)に、日本特殊陶業市民会館フォレストホールでコンサートを行う。「2年前、コロナ禍の中で、お客さん半分にしてコンサートを行った。あれから2年。9月4日、会場でお会いしましょう。そして、3年ぶりの演歌『酔中花』是非応援してください。」と、リスナーに呼びかけていた。

また、坂本は、東京・明治座で、9月22日から10月18日まで特別公演を行う。特別出演は中村雅俊。中村と夫婦役を演じる。坂本は「中村さんは、無口で酒も飲めないような優しい旦那さん。私は、ガミガミと旦那に文句ばっかり言う大酒呑みの女将さん。今まで演じたことのない役なので、今から楽しみ」と期待を込めた。

タクマ・神野のどーゆーふー
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 9時00分~12時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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10年間で5兆円投資“国産旅客機”再挑戦 「技術におぼれるな。いいものが売れるのではなく、売れるものがいいものだ」石川和男が指摘

政策アナリストの石川和男が4月20日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。経済産業省が3月27日、次世代の国産旅客機について、今後10年間で官民あわせて約5兆円規模の投資を行うと公表したことについて「いいものが売れるのではなく、売れるものがいいものだ」という認識が必要だと指摘した。

スペースジェットの開発状況を視察した際の赤羽国交大臣(当時)令和2年1月19日  ~国土交通省HPより https://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_007313.html

経済産業省は3月27日、大臣の諮問機関である産業構造審議会の会合で航空機産業戦略の改定案を示した。そのなかで、次世代の国産旅客機について、2035年以降の事業化を目指し、今後10年間で官民あわせて約5兆円規模の投資を行うと明らかにした。国産旅客機の開発をめぐっては2023年2月、約15年かけて国産小型ジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ/旧三菱リージョナルジェットMRJ)」の事業化を進めていた三菱重工業が事業からの撤退を表明している。

MSJの事業撤退表明から約1年、一部では「唐突」との声もあがるタイミングで政府が官民あげての国産旅客機事業化を掲げたことについて、ゲスト出演した元桜美大学客員教授で航空経営研究所主席研究員の橋本安男氏は「私は唐突とは思わない。(MSJの開発は)8合目まで行ったと言われているが、開発費を使い過ぎて事業性のめどが立たなくなって、撤退を余儀なくされた。ただ、それまでに獲得したノウハウや技術を無駄にするのはもったいない。放っておくと無くなってしまうので、残っているうちに糧にして次のステップに進むべきだ」と、今回の政府の戦略案を評価。一方で、世界では脱炭素を目指し、水素燃料電池を使った航空機の試験飛行が始まっているとして「日本にはスピード感が足りない。国が支援してでも、早くローンチ(販売や提供の開始)しないといけない」と指摘した。

また、約15年かけて事業化を進めたMSJが撤退を余儀なくされた背景について橋本氏は「市場の見極めに疎かった。ものづくりはすごいが、インテグレーション能力=事業を可能にする能力が足りなかったのだろう」と述べ、原因のひとつとして「最初に作った『M90(旧MRJ90)』が、アメリカのパイロット組合が設ける重さ39トン、座席数76席という“スコープ・クローズ”(航空会社とパイロット組合の契約の一部で、リージョナル航空機の機体重量や座席数などの制限値を定めたもの)の条項を見誤った」と言及。「製造過程で、この問題が解消されたと勘違いしていたことが大きかった。新たにこの条項に適合した『M100』を設計しなおしたが、『M90』の製造にかかった5000~6000億円と同等のコストが再度かかるという負担が重く、頓挫した」と経緯を詳細に述べた。

石川がアメリカの型式証明取得をめぐって、当局に「いじわるされたのでは?」との見方を指摘すると、橋本氏は「それはうがちすぎだし、負け惜しみ。謙虚になるべき」ときっぱり。「ブラジルやカナダのメーカーは、アメリカのボーイング社と競合するような機体でも、ちゃんとアメリカの型式証明を取っている」と指摘した。

石川は、今後の国産旅客機開発の再挑戦について「日本は技術的に素晴らしいものがたくさんある。航空機以外にも、携帯電話やスマートフォンも本当は技術的にはすごいのに、技術におぼれてしまってコストをかけすぎてしまって、“こんな高いもの、高いレベルの機能はいらない”となってしまう。いいものが売れるのではなくて、売れるものがいいものだ」と持論を述べた。

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