横山剣「殴られるかと思った」デビューライブのエピソード

東海ラジオ『源石和輝!抽斗!』(月~金15:00~17:00)8月8日(月)の放送に、クレイジーケンバンドの横山剣がゲスト出演した。来年でデビュー25年。8月3日にニューアルバム「樹影(じゅえい)」をリリースしたばかりだ。

横山のデビューは21歳のとき。バンドでのステージデビューは「ファンの年齢層が自分より上だったので、すごくプレッシャーがかかった」とのこと。そのステージは大阪で「最初はビビッていた。でも、舐められちゃいけないというのもあって、怖かったが、眉間にしわを寄せて頑張った」そうだ。

すると「客席からステージにお客さんがどっと上がってきたので『殴られるのかな』と思ったら、そうではなく、みんなツイストを踊り出した。歓迎してくれた。すごく温かく迎えてくれた」とエピソードを明かした。

クレージーケンバンドは、これまで20枚以上のアルバムを出してきた。しかし、最初から順調だったわけではなく「レコード会社に持って行っても、全然、門前払いみたいな時代もあったが、今は、こんな感じで世の中に受け入れられて幸せ。感謝しなきゃいけないし、その分、頑張らなきゃいけないなと思う」と話した。

そして、音楽活動の中で、手応えを感じたときを訊かれると「ホールツアーができるようになってから。何かいい感じ、予感がしたので『よしっ!武道館でやっちゃえ!』と、2004年、2005年、そして2020年に武道館コンサートをやった」

「武道館は、音楽の会場ではないので、やりにくいのかなと思ったが、実際にやってみたら、何で矢沢永吉さんがあんなにたくさんやるのかがわかった。不思議な渦のようなエネルギーがあって、実際以上のパワーが出ちゃう。不思議な会場」

「すり鉢状だから、意外に上の方のお客さんの表情もわかるぐらい近い距離感なので、興奮度が半端じゃない。初めて武道館でできたときに、ついにここまで来たかという気持ちになった」と話した。

8月3日にリリースされた22枚目のアルバム「樹影(じゅえい)」については「脳内をそのままブレなく出せた感じがする」と答えた。

そして「樹影というタイトルは、10代の頃に働いたガソリンスタンドの休憩時間によく行った喫茶店の名前。いい名前だな、いい響きだな、文字の雰囲気もいいなと思っていたが、まさか、アルバムタイトルにするとは思っていなかった」そうだ。

また「アルバムタイトルを決めて、それがそのままコンセプトになった。樹影感がある楽曲が集まったなあと思う」とも。

ライブツアー、名古屋は11月22日に日本特殊陶業市民会館ヴィレッジホールで行われる。また、来年3月11日はアイプラザ豊橋で開催。豊橋では「主催者をイメージして作った曲をやる。その曲で主催者がステージに出てきて、泣きながらツイストを踊る」という、この日ならではの企画も。

ライブについて、横山は「新しいアルバムから10曲前後はやろうと思っている。おなじみの曲はもちろん、これまでのアルバムからどれを持ってこようか、カヴァー曲もやりたい。2時間半を目標にしているが、納まりきらないんじゃないか。曲を決めるのは大変」

「多少あいまいなコーナーを残しておいて、会場の空気感とか、当日の自分たちのコンディションとか、天気とか、いろんなことを考えてやりたい。同じ曲順でやっても会場によって全く雰囲気が変わってくるからライブはおもしろい」と、ライブへの抱負を語った。

源石和輝!抽斗!
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 15時00分~17時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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経済ジャーナリスト・町田徹が毎週注目すべき国内外のニュースを徹底解剖。日本経済が抱える問題の本質、激動の国際情勢の行方について、時に冷徹に、時に熱く、語ります。

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